Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

Procedureカレンダの自動プロビジョニングを無効にするには

ユーザーカレンダ、リソースカレンダ、およびグループカレンダの自動プロビジョニングはデフォルトで有効になっています。つまり、ログインしようとしたユーザーがまだデフォルトカレンダを持っていない場合、デフォルト設定を使用してユーザーカレンダが作成されます。

ユーザー、リソース、またはグループに対し予定への出席依頼が行われたが、デフォルトカレンダがまだ用意されていない場合、デフォルト設定を使用してリソースカレンダまたはグループカレンダが作成されます。

いずれかのカレンダの自動プロビジョニングを無効にするには、次の手順で示すように、ics.conf ファイルの該当するパラメータを変更します。

  1. 設定を変更する権限を持つ管理者としてログインします。

  2. stop-cal を実行して Calendar Server サービスを停止します。

  3. /etc/opt/SUNWics5/cal/config ディレクトリに移動します。

  4. 古い ics.conf ファイルをコピーして名前を変更し、保存します。

  5. 次のパラメータを編集して、ユーザーカレンダ、リソースカレンダ、およびグループカレンダの自動プロビジョニングを無効にします。

    local.autoprovision

    ユーザーカレンダの自動プロビジョニングを有効にするか (“yes”)、無効にするか (“no”) を指定します。デフォルトは “yes” です。

    resource.invite.autoprovision

    リソースカレンダの自動プロビジョニングを有効にするか (“yes”)、無効にするか (“no”) を指定します。デフォルトは “yes” です。

    group.invite.autoprovision

    グループカレンダの自動プロビジョニングを有効にするか (“yes”)、無効にするか (“no”) を指定します。デフォルトは “yes” です。

    autoprovisioning

    ユーザーカレンダの自動出席依頼を有効にするか (“yes”)、無効にするか (“no”) を指定します。デフォルトは “yes” です。

  6. ファイルを ics.conf として保存します。

  7. Calendar Server を再起動します。

    cal-svr-base /SUNWics5/cal/sbin/start-cal