ここでは、ユーザーのカレンダサービスを有効にする方法について説明します。
ユーザーが作成されると、通常はカレンダサービスが有効になっています。ただし、ユーザーを無効にすることは可能です。ユーザーのカレンダサービスを再度有効にするには、この節で示すいずれかの方法を使用する必要があります。
ユーザーの有効化は、Delegated Administrator コンソールとユーティリティーとでは、少しだけ処理方法が異なります。そのため、ユーザーの有効化と無効化に対しては同じツールを使用する必要があります。ユーザーを無効にしたツールとは違うツールを使用して再度有効にしてはなりません。
ここでは、ユーザーを有効にする方法について説明します。
コンソールからユーザーを無効化することはできません。カレンダサービスを削除し、それを再度追加することはできます。サービスを再度追加するには、「ユーザー」一覧ページからユーザーを選択し、「サービスパッケージを割り当て」ウィザードを使用し、ユーザーの LDAP エントリに対してカレンダサービスパッケージを追加します。ユーザーは自動的に有効になります。
この手順は、カレンダサービスの追加と同じです (「14.5.4 ユーザーへのカレンダサービスの追加」)。
Delegated Administrator ユーティリティーは、次のいずれかの方法によってユーザーを有効にできます。
icsStatus を active に変更してユーザーを有効にする。
commadmin user modify -A icsStatus:active でユーザーを有効にします。
ユーザー LDAP エントリにカレンダサービスを追加する。
commadmin user modify -S cal
ユーザーの有効化と無効化には、必ず同じ方法を使用してください。Delegated Administrator ユーティリティーを使用してユーザーを無効にしたあとに、Delegated Administrator コンソールでユーザーを有効にしようとすると (icsStatus のみを変更)、ユーザーはすでにサービスを有しているにもかかわらず無効なってしまうため、システムはサービスを追加できなくなります。
ユーザーのカレンダサービスを再度有効にするには、csuser enable を使用して icsAllowedServiceAccess="http" をユーザーの LDAP レコードから削除します。