Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

22.1 Calendar Server 6.3 ソフトウェアのデバッグ情報の有効化

ここでは、Calendar Server 配備でログおよびデバッグを使用して問題解決するうえでの概念情報を提供し、その手順について説明します。

システム全体を「デバッグモード」にする ics.conf パラメータはありませんが、ここでは有用なデバッグ情報を取得する方法について説明します。


注 –

パフォーマンスにマイナスの影響を与えるため、必要でない場合は、必ず、過度なログ記録および監視は無効にしてください。


22.1.1 ログレベルを上げる

次の表に示すパラメータを使用して、ログの詳細度を上げます。

パラメータ 

説明とデフォルト値 

logfile.loglevel

DEBUG に設定して、CRITICALALERTERRORWARNINGNOTICE、および INFORMATION を含む、すべてのレベルがログ記録されるようにします。この設定はすべてのログに適用されます。

22.1.2 LDAP キャッシュへのアクセスログの有効化

LDAP データキャッシュのすべてのアクセスをログに記録し、そのログ (レポート) を出力するには、次の表に示すics.conf パラメータを設定します。

パラメータ 

説明とデフォルト値 

local.ldap.cache.stat.enable

LDAP データキャッシュへのアクセスをログに記録し、ログファイルに統計情報を出力するかどうかを指定します。デフォルトは “no” です (統計情報はログ記録されない)。統計情報のログを有効にするには、“yes” に設定します。

パフォーマンス向上のために、このパラメータはデバッグモードでのみ使用してください。 

local.ldap.cache.stat.interval

統計情報レポートをログファイルに書き込む間隔を秒単位で指定します。デフォルトは “1800” 秒 (30 分) です。

これは、ログが有効になっている場合にのみアクティブになります。間隔を短くすると、問題を特定するのに役立ちます。間隔を長くすると、システムロードが減少します。 

22.1.3 LDAP キャッシュのクリア

現在、Calendar Server には LDAP キャッシュデータを失効させるためのロジックは存在しません。ldap_cache ディレクトリの内容を手動で削除し、Calendar Server を再起動する必要があります。

ProcedureLDAP キャッシュをクリアするには

  1. Calendar Server を停止します。

  2. /var/opt/SUNWics5/csdb/ldap_cache ディレクトリ内のファイルをすべて削除します。ただし、ldap_cache ディレクトリ自体は削除しないでください。

  3. Calendar Server を再起動します。

22.1.4 WCAP コマンドと HTTP アクセスログ

デバッグを簡便化する 2 つの構成パラメータにより、受信コマンドおよび HTTP アクセスのロギングが可能になります。ics.conf ファイルに、いずれかのパラメータ、または両方のパラメータを追加し、ロギングを有効にします。


注意 – 注意 –

ログファイルの容量はすぐに大きくなり、空きディスク領域が少なくなることがあります。問題を回避するため、ログファイルを注意深く監視する必要があります。これらのコマンドが有効になった状態で実行するには、システムの稼動レベルが低いときを選びます。ピーク時に実行すると、パフォーマンスが大幅に劣化します。トラブルシューティングが終了したら、これらのコマンドを必ず無効化してください。


22.1.5 Calendar Server 6.3 の csstats ユーティリティーを使用したシステム監視

counter.conf ファイルに定義されているカウンタオブジェクトからの統計情報を表示するには、csstats list コマンドを使用します。

cssats ユーティリティーについては、付録 D 「Calendar Server のコマンド行ユーティリティーのリファレンス」を参照してください。