この節では、Calendar Server データに関する次の項目について説明します。
Calendar Server のデータ形式は、RFC 2445「Internet Calendaring and Scheduling Core Object Specification (iCalendar)」に準拠しています。
Calendar Server は次の形式をサポートしています。
XML (.xml): Communications Express へのインタフェース。
iCalendar (.ical): デフォルトの形式。
カレンダデータは、iCalendar (.ical) 形式または XML (.xml) 形式でインポートおよびエクスポートできます。Calendar Server の管理者は、Calendar Server の csimport および csexport ユーティリティーを使用してカレンダデータのインポートとエクスポートができます。エンドユーザーは、Communications Express のユーザーインタフェースを使用してカレンダデータをインポートおよびエクスポートできます。
カレンダは、電子メールメッセージと Web ページに埋め込んだリンクとして参照させることができます。カレンダが読み取りアクセスを許可しているかぎり、ユーザーは Calendar Server にログインすることなく、リンクをクリックするだけでカレンダを表示することができます。たとえば、次のリンクは Auditorium というリソース空間を指定しています。
http://calendar.sesta.com:8080/uwc/?calid=Auditorium
カレンダへのリンク方法については、「15.8 カレンダへのリンク設定」を参照してください。
Calendar Server は、受信者リストに送信されるサーバー側の電子メールアラームをサポートしています。電子メールメッセージの形式は設定変更が可能で、ユーザーまたはカレンダの属性としてではなく、サーバーの属性として維持されます。
Calendar Server は、予定のPUBLISH、REQUEST、REPLY、および CANCEL などといった ITIP 方式も含む、ITIP/IMIP 標準 (RFC 2446 およびRFC 2447) をサポートしています。