Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

2.2 csconfigurator.sh の実行

設定プログラムは、グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) からでも、コマンド行からでも実行できます。

プログラムをリモート実行する場合は、DISPLAY 環境変数を正しく設定し、サーバーからの X-Windows 接続により、使用しているコンピュータ上に表示できるようにする必要があります。たとえば、xhost ユーティリティーを使用するには、使用しているコンピュータで次のコマンドを実行します。

# xhost +

ここでは、次の内容について説明します。

Procedureコマンド行から設定プログラムを実行するには

  1. スーパーユーザー (root) としてログインするか、スーパーユーザーになります。

  2. /opt/SUNWics5/cal/sbin ディレクトリに移動します。

  3. 次の表から選択したオプションを使用してスクリプトを実行します。

    オプション 

    説明 

    -nodisplay

    設定スクリプトをテキストのみモード (非 GUI) で実行します。 

    -noconsole

    テキスト出力を表示しません。設定スクリプトをサイレントモードで実行するには、このオプションに -nodisplay を指定して実行します。

    -novalidate

    入力フィールドのテキストを検証しません。 

    -saveState [statefile]

    設定に関する質問に対して入力した回答を状態ファイル (テキストファイル) に保存します。状態ファイルの完全修飾パスを指定しない場合、ファイルは次のデフォルトディレクトリに保存されます。/opt/SUNWics5/cal/jconfigure

    -state [statefile]

    入力値の設定に状態ファイルを使用します。このオプションは、-novalidate および -noconsole と一緒に使用する必要があります。

    たとえば、コマンド行モードで設定スクリプトを実行するには、次のコマンドを使用します。

    ./csconfigurator.sh -nodisplay

    コマンド行バージョンでは、GUI と同じ情報が同じ順序で尋ねられます。デフォルト値は、角カッコ [] で示されます。デフォルト値をそのまま使用するには、キーボードで Enter キーを押します。


    注 –

    スクリプトによって提示されるさまざまな質問に含まれる情報については、以降の節で示す GUI 画面内のテキストを参照してください。


ProcedureGUI から設定プログラムを実行するには

  1. スーパーユーザー (root) としてログインするか、スーパーユーザーになります。

  2. /opt/SUNWics5/cal/sbin ディレクトリに移動します。

  3. 次のコマンドを実行します。

    ./csconfigurator.sh

    設定プログラムでは、次の画面が表示されます。


    注意 – 注意 –

    設定プログラムはシングルドメインを設定できるだけです。複数のドメインを使用する予定の場合は、Delegated Administrator を使用してドメインを追加する必要があります。



    注 –

    どの画面でもタイトルバーが正しくありません。バージョン番号は、表示された 6.5 ではなく 6.3 です。