Sun Java System Calendar Server 6.3 管理ガイド

D.9.3.2 icsExtendedDomainPrefs 属性: csdomain ユーティリティー

次の表は、csdomain ユーティリティーで設定できる icsExtendedDomainPrefs 属性とプロパティーを示しています。各プロパティーには、ics.conf ファイル内に対応するパラメータがあります。プロパティーが設定されていない場合 (たとえば、value = 0service.virtualdomain.support= “no”) または指定されていない場合、Calendar Server はデフォルト値として ics.conf ファイル内の対応するパラメータの設定を適用します。

表 D–16 LDAP ディレクトリ属性 icsExtendedDomainPrefs

プロパティー名 

説明 

allowProxyLogin

プロキシログインの可否を yes または no で指定します。

ics.conf の対応するパラメータ:

service.http.allowadminproxy (default = "yes")

calmasterAccessOverride

Calendar Server 管理者がアクセス制御の適用に反してアクセスできるかどうかを yes または no で指定します。

ics.conf の対応するパラメータ:

service.admin.calmaster.overrides.accesscontrol (デフォルトは no)

calmasterCred

Calendar Server のドメイン管理者として指定されたユーザーのパスワードが記録された ASCII テキストを指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ:

service.siteadmin.cred (デフォルトなし)

calmasterUid

Calendar Server のドメイン管理者として指定されたユーザーのユーザー ID が記録された ASCII テキストを指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ:

service.siteadmin.userid (デフォルトなし)

createLowercase

新規カレンダの作成時、またはカレンダの検索時に、Calendar Server がカレンダ ID (calid) を小文字に変換するかどうかを yes または no で指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ:

calstore.calendar.create.lowercase (デフォルトは no)

domainAccess

ドメインの ACL (アクセス制御リスト) を指定します。ACL については、「1.8.3 Calendar Server バージョン 6.3 のアクセス制御リスト (ACL)」を参照してください。

この ACL は、ドメイン間検索で使用されます。詳細は、「11.2 Calendar Server 6.3 システムでのドメイン間の検索」を参照してください。


注意 – 注意 –

domainAccess の単一のインスタンスのみが許可されます。ただし、重複していてもシステムは警告しません。値を変更する場合は、必ず 1 しかないことを確認する必要があります。


fbIncludeDefCal

ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの空き/予定ありカレンダリストに含めるかどうかを yes または no で指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ:

calstore.freebusy.include.defaultcalendar (デフォルトは yes)

filterPrivateEvents

Calendar Server が、非公開の、および時刻と日付のみが公開される (極秘の) 予定と作業をフィルタリング (認識) できるかどうかを yes または no で指定します。no を指定した場合、Calendar Server はこれを 公開予定または作業として扱います。

ics.conf の対応するパラメータ:

calstore.filterprivateevents (デフォルトは yes)

groupMaxSize

出席依頼のために拡張される LDAP グループの最大サイズを指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ:

calstore.group.attendee.maxsize (デフォルトは0: サイズに関係なくグループを拡張)

language

ドメインの言語を指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ:

local.domain.language

resourceDefaultAcl

リソースカレンダの作成時にデフォルトのアクセス制御として適用される ACL (アクセス制御リスト) を指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ:

resource.default.acl (デフォルトは

"@@o^a^r^g;@@o^c^wdeic^g;@^a^rsf^g")

setPublicRead

ユーザーのデフォルトカレンダの初期設定を、公開読み取り/非公開書き込み (yes) または非公開読み取り/非公開書き込み (no) に指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ:

service.wcap.login.calendar.publicread (デフォルトは no)

searchFilter

ユーザー検索用のデフォルトのフィルタを指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ:

local.userSearchFilter

ssoCookieDomain

指定ドメイン内のサーバーだけに cookie を送信するようにブラウザに指定します。この値は、ピリオド (.) から開始する必要があります。次に例を示します。.sesta.com 

ics.conf の対応するパラメータ:

sso.cookiedomain (デフォルトは現在のドメイン)

ssoUserDomain

ユーザーの SSO 認証の一部として使用されるドメインを指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ:

sso.userdomain (デフォルトなし)

subIncludeDefCal

ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの登録済みカレンダリストに含めるかどうかを yes または no で指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ:

calstore.subscribed.include.defaultcalendar (デフォルトは yes)

uiAllowAnyone

ユーザーインタフェースが、「全員」ACL (アクセス制御リスト) を表示および使用するかどうかを yes または no で指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ:

ui.allow.anyone (デフォルトは yes)

uiAllowDomain

ユーザーインタフェースが、このドメインの ACL (アクセス制御リスト) を表示および使用するかどうかを yes または no で指定します。 

ics.conf の対応するパラメータ:

ui.allow.domain (デフォルトは no)

uiBaseUrl

ベースサーバーアドレスの URL を指定します。次に例を示します。"https://proxyserver"

ics.conf の対応するパラメータ: 

ui.base.url (デフォルトなし)

uiConfigFile

ユーザーインタフェースの一部を非表示にするために、Calendar Server が起動時に読み込む xml ベースのオプション設定ファイルを指定します。

ics.conf の対応するパラメータ:

ui.config.file (デフォルトなし)

uiProxyURL

HTML UI JavaScript ファイル内で先頭に追加されるプロキシサーバーアドレスの URL を指定します。次に例を示します。"https://web_portal.sesta.com/"

ics.conf の対応するパラメータ:

ui.proxyaddress.url (デフォルトなし)