Sun Java System Instant Messaging 7.2 管理ガイド

アーカイブプロバイダの配備シナリオ例

この配備シナリオ例では、関連する Instant Messaging データをまとめてアーカイブする方法を説明します。


例 18–1 関連する Instant Messaging データをまとめてアーカイブする

データの種類ごとにカテゴリを作成します。たとえば、すべての Instant Messaging アーカイブデータが格納される Archive カテゴリ内に、チャットメッセージ格納用のサブカテゴリ「Chat」を作成します。また、データを日時に基づいてアーカイブするようなサブカテゴリを作成することもできます。たとえば、2002 年 12 月のチャットデータをアーカイブするには、次のようなサブカテゴリを作成します。

Archive:Chat:2002:12


Procedureすべての Instant Messaging チャットデータを日時に基づいてアーカイブする

  1. im-cfg-base ディレクトリに移動します。

    im-cfg-base の場所については、「Instant Messaging サーバーのディレクトリ構造」を参照してください。

  2. iim.conf を開きます。

    iim.conf の場所、およびこのファイルに変更を加える手順については、iim.conf ファイルの構文」を参照してください。

  3. パラメータ iim_arch.chat.categoryname に対し、次の値を追加します。

    iim_arch.chat.categoryname = Archive:Chat:%Y:%M

    アーカイブプロバイダは、現在の年を %Y に、現在の月を %M に、それぞれ自動的に割り当てます。これらの値は、システム日付とシステム時刻から取得されます。

Procedure2005 年 12 月分の Instant Messaging チャットデータをサブカテゴリにアーカイブおよびバックアップする

  1. 次のように入力します。


    rdmgr -Q "classification=Archive:Chat:2005:12" > archive.soif
    
  2. archive.soif ファイルをバックアップシステムにコピーします。

Procedure2005 年 12 月分のアーカイブされた Instant Messaging チャットデータを Portal Server 検索データベースから削除する

  1. コマンド行で次のように入力します。


    rdmgr -d "classification=Archive:Chat:2005:12"