Instant Messaging のメッセージには、埋め込み URL が含まれることがあります。たとえば、http://stocks.yahoo.com?id=sunw などです。プロキシサーバーを使用する場合、そのような埋め込み URL を解決できるように、Java Web Start 設定内の Instant Messenger のプロキシ設定を変更する必要があります。
この問題が発生する可能性があるのは、組織内にファイアウォールが存在しており、クライアントホストからインターネットへの接続がプロキシサーバー経由で行われるようになっているが、Java Web Start のプロキシ設定が正しくない場合です。
Java Web Start は、システムまたはデフォルトのブラウザに照会することで、プロキシ設定を自動的に行います。ただし、プロキシ設定が JavaScript ファイルによって実行される場合、Java Web Start はそれらの設定を自動的に行えません。
この手順を完了すると、プロキシ設定が、ユーザーの messenger.properties ファイルに保存されます。im.jnlp ファイルもプロキシを使用するように設定していて、そのプロキシがユーザー設定で指定されているものと異なる場合、ユーザー設定で指定されているプロキシが使用されます。
Java Web Start を起動します。
「ファイル」メニューから「設定」を選択します。
「設定」ダイアログボックスで「手動」オプションを選択します。
次の詳細情報を入力します。
HTTP プロキシ: プロキシサーバーの名前または IP アドレスを入力します。
HTTP ポート: プロキシサーバーのポート番号を入力します。
プロキシなし: プロキシサーバーを経由せずに直接接続可能な任意のドメインの名前を入力します。ホスト名が複数ある場合は、コンマで区切ります。
「了解」をクリックしてプロキシ設定を保存します。
im.jnlp で設定しているプロキシが、ユーザー設定ファイル (/usr_home/.sunmsgr/messenger.properties) で指定されているプロキシと異なる場合、ユーザー設定で指定されているプロキシが使用されます。
im.jnlp リソースファイルをテキストエディタで開きます。
次の引数を使用して、プロキシサーバーを指定します。
<argument>proxy=proxy-host:proxy-port</argument> |
proxy-host は、プロキシサーバーの完全指定のドメイン名です。また、proxy-port は、プロキシサーバーが受信要求を待機するポート番号です。たとえば、myproxy.siroe.com:8080 などです。
次の引数を使用して、タイプを指定します。
<argument>proxy_type=type |
type には、http、https、socks のいずれかを指定できます。