この章では、Instant Messenger のカスタマイズ方法と管理方法について次の各節で説明します。
Instant Messenger の起動方法と実行方法には、次の 2 つがあります。
Java Web Start を使用する方法 - この設定では、Instant Messenger は、Java Web Start からアプリケーションとして起動されます。Instant Messenger の起動後には、ブラウザは不要です。
Java プラグインを使用する方法 - この設定では、Instant Messenger は Java アプレットとして実行されます。Instant Messenger のセッションを有効に保つには、アプレットが起動したブラウザウィンドウを開いたままにしておく必要があります。このウィンドウを使ってほかの URL に移動することはできません。また、Java プラグインでは、デスクトップ統合は許可されないため、「設定」ダイアログボックスから「デスクトップ統合設定」オプションは使用できません。
Instant Messenger を利用可能にする Java ソフトウェアの設定方法の詳細については、第 2 章「Instant Messenger のセットアップと起動」を参照してください。
Instant Messenger は、複数の場所から起動できます。
index.html ファイル。このファイルには、Instant Messenger の Java Web Start 版を起動するオプションと Java プラグイン版を起動するオプションの両方が含まれます。また、Instant Messenger マニュアルへのリンクも含まれます。
Instant Messenger へのリンクを含む、ユーザー自身が設計した Web ページ。
im.html、im.jnlp のいずれかのファイルを直接参照する URL。
コマンド行から。
デスクトップのショートカットを使用。
Instant Messenger の起動については、次の各節で説明します。
Instant Messenger を起動するには、Web ブラウザに次の URL を入力します。
http://webserver:webserverport/path/filename |
この URL の構成要素は、次のとおりです。
Instant Messenger リソースがインストールされている Web コンテナの名前を指定します。
(省略可能) Web コンテナのポートを指定します。デフォルト値は 80 です。
(省略可能) クライアントファイルのインストール先ディレクトリを指定します。インストール時にデフォルト値を選択した場合、クライアントファイルの格納先サブディレクトリを指定する必要はありません。
使用する Instant Messenger ファイルを指定します。指定できるのは、次のいずれかです。
index.html - このファイルは製品に付属しています。このファイルには、Instant Messenger の Java Web Start 版と Java プラグイン版それぞれを起動する im.jnlp と im.html へのリンクが含まれています。
im.jnlp - Instant Messenger の Java Web Start 版のみを起動する .jnlp ファイルです。
im.html - Instant Messenger の Java プラグイン版のみを起動する Web ページです。
コマンド行で次のように入力します。
javaws URL
URL の構築の詳細については、「直接参照する URL を使用して Instant Messenger を起動する」を参照してください。
デスクトップのショートカットを作成し、それを使用して Instant Messenger を起動します。
Java Web Start を使用してショートカットを作成します。
手動でショートカットを作成し、次のようにターゲット値を設定します。
javaws jnlp-URL
jnlp-URL は im.jnlp ファイルの URL です。
コードベースは、Instant Messanger がリソースにアクセスするための URL です。Instant Messaging クライアントの初期ダウンロードの開始ページも含まれます。この URL は、インストール後の設定で configure ユーティリティーを使用してリソースファイルを配備するときに定義されます。Web コンテナのポート番号を含む Instant Messenger リソースへのアクセスに使用する URL のいずれかの部分を変更する場合は、コードベースを変更する必要があります。
リソースファイルの配備後にコードベースを変更する場合は、次の内容を実行する必要があります。
新しい URL を指し示すテンプレートファイルを修正します。「リソーステンプレートのコードベースを変更する」を参照してください。
configure ユーティリティーを再実行し、設定するコンポーネントを指定するように要求があった場合のみ「Messenger リソース」コンポーネントを選択します。その方法については、「インストール後またはアップグレード後の Instant Messaging の設定」を参照してください。
リソースファイルを再配備します。その方法については、「リソースファイルの再配備」を参照してください。
im-svr-base/html ディレクトリ内の各テンプレートファイルを新しい URL で編集します。
テンプレートファイルの名前は *.template です。すべてのテンプレートファイルの一覧については、「Instant Messenger のリソースファイル」を参照してください。
Web コンテナのポート番号を含む Instant Messenger リソースへのアクセスに使用する URL のいずれかの部分を変更する場合は、コードベースを変更する必要があります。その方法については、「コードベースの変更」を参照してください。
Instant Messenger は、カスタマイズ可能です。個々の組織の要求に応じて、HTML ファイルや JNLP ファイルをカスタマイズできます。リソースファイルの配備をカスタマイズする場合は、configure ユーティリティーを実行し (インストール後に実行していない場合)、ファイルのカスタマイズをしてから、再度リソースファイルを配備してください。configure によって、カスタマイズ可能なファイルの一部が作成されるので、最初に configure ユーティリティーを実行する必要があります。再配備の方法については、「リソースファイルの再配備」を参照してください。
ユーザー要件に応じて Instant Messenger をカスタマイズする方法としては、次のものがあります。
この節では、Instant Messenger のカスタマイズのために変更可能な Instant Messaging サーバーファイルについて説明します。カスタマイズ可能なファイルはすべて、リソースディレクトリである im-svr-base/html ディレクトリに格納されています。デフォルトのディレクトリの場所については、表 3–1 を参照してください。
Instant Messenger リソースファイルは、リソースディレクトリ (im-svr-base/html) と呼ばれるディレクトリ内に格納されます。
表 15–1 に、リソースディレクトリ (im-svr-base/html) 内の Instant Messenger ファイルの一覧を示します。この表には、これらのファイルの説明とカスタマイズ情報も含まれています。リソースディレクトリ内には、ディレクトリパス内で一般的に「lang」と表現される /locale サブディレクトリが存在しています。実際には、en_US、ja、fr_FR といった、各言語の略語として表現されます。
表 15–1 im-svr-base/html 内の Instant Messenger リソースファイル
ファイル |
説明 |
カスタマイズ可能か |
---|---|---|
lang/im.html |
Java プラグイン版の Instant Messenger を起動するための初期ページです。 |
可能 |
im.html.template |
im.html のテンプレート版です。 |
不可能。 このファイルは、インストールプログラムによる im.html ファイル生成時に使用されます。 |
imdesktop.jar |
im.html ファイルまたは im.jnlp ファイルによってダウンロードされるクライアント .jar ファイルです。 |
不可能 |
lang/im.jnlp |
Java Web Start 版の Instant Messenger を起動するために使用される .jnlp ファイルです。 |
可能 |
im.jnlp.template |
im.jnlp のテンプレート版です。 |
不可能 |
imjni.jar |
im.html ファイルまたは im.jnlp ファイルによってダウンロードされるクライアント .jar ファイルです。 |
不可能 |
messenger.jar |
im.html ファイルまたは im.jnlp ファイルによってダウンロードされるメインクライアント .jar ファイルです。 |
不可能 |
icalendar.jar |
カレンダリマインダの処理時に使用される icalendar パーサーです。 |
不可能 |
imnet.jar |
im.html ファイルまたは im.jnlp ファイルによってダウンロードされるクライアント .jar ファイルです。 |
不可能 |
lang/imbrand.jar |
このファイルには、カスタマイズ可能なプロパティー、スタイルシート、イメージ、背景、音声の各ファイルが含まれています。 |
可能 |
lang/imssl.html |
Java プラグイン版の Instant Messenger を起動するための初期ページです。クライアントとマルチプレクサ間で従来の SSL を実行する場合に使用されます。このファイルは、TLS を介したクライアントとサーバー間の安全な通信には使用しないでください。 |
可能 |
lang/imssl.jnlp |
Java Web Start 版の Instant Messenger を起動するためのファイルです。このファイルは、クライアントとマルチプレクサ間で SSL を実行する場合に使用されます。 |
可能 |
jnlpLaunch.jsp |
このファイルを使うと、Sun JavaTM System Access Manager にすでにログインしているエンドユーザーが、シングルサインオンと Java Web Start による Instant Messenger の起動を行うことができます。 |
可能 |
pluginLaunch.jsp |
このファイルを使うと、Sun Java System Access Manager にすでにログインしているエンドユーザーが、シングルサインオンと Java プラグインによる Instant Messenger の起動を行うことができます。 |
可能 |
index.html |
LDAP 配備用のスプラッシュ (初期) ページです。im.html と im.jnlp へのリンクが含まれているほか、windows.htm、solaris.htm、および quickref.htm へのマニュアルリンクも含まれています。このページはサイトの要件に応じてカスタマイズ可能です。 |
可能 |
index.html.template |
index.html のテンプレート版です。 |
不可能 |
lang/imhelp/SunONE.jpg |
quickref.htm、solaris.htm、および windows.htm によって使用されるイメージです。 |
置換可能。ただし変更は不可能 |
quickref.html solaris.html windows.html |
lang/imhelp/ 内に格納されたこれらのファイルには、Instant Messenger の入門レベルのマニュアルが含まれています。 |
可能 |
lang/imhelp |
Instant Messenger のオンラインヘルプディレクトリです。 |
不可能 |
imwebex.jar |
|
|
msgrinstall.jar |
|
|
Sun Java System Access Manager なしの配備で Instant Messenger を使用している場合、index.html ファイルと im.html ファイルの「静的な」部分を変更することで、完全にカスタマイズされたユーザーインタフェースを実現できます。これらの HTML ファイルには、テキストと、それらのテキストの書式や処理方法を記述したマークアップの両方が含まれています。マークアップは一連のタグを使って実装されており、それらのタグは、ヘッダ、インデント、フォントサイズ、およびフォントスタイルに対する書式を指定しています。
変更可能なページ要素のいくつかを、次に示します。
イメージ
バナー
画面上のテキスト (タイトルやフィールドラベルなど)
背景のスキーム
index.html から、Instant Messenger のアプレットと Java Web Start アプリケーションを起動できます。Instant Messenger アプレットを実行する場合は、im.html ファイルを変更してください。im.html ファイルは、index.html から呼び出され、Instant Messenger のアプレットを起動します。im.html ファイルは、configure ユーティリティーの実行時に生成されます。また、このファイルには、マルチプレクサを指し示すアプレット引数が含まれています。
im.html ファイル内の引数「<PARAM NAME="server" VALUE="servername"> 」は、Instant Messaging のマルチプレクサとそのポートを表しています。iim_mux.listenport パラメータのデフォルト値を変更した場合、値 servername を host.domain :port に変更する必要があります。
Instant Messenger クライアントを Sun Java System Access Manager によるシングルサインオン (SSO) を使って起動するには、IMLaunch.jsp を使用します。このファイルは、リソースディレクトリ内に格納されています。
Sun Java System Access Manager および Instant Messenger を同じ Web コンテナを使用するように設定して SSO を有効にする必要があります。
Instant Messenger を起動するには、ブラウザに次のように入力します。
codebase/IMLaunch.jsp?server=multiplexor-hostname:muliplexor-port |
または
codebase/IMLaunch.jsp?server=www.example.com:5222 |
ここで、
codebase は、Instant Messenger リソースのダウンロード元のコードベースです。たとえば、http://www.example.com などです。
multiplexor-hostname は、マルチプレクサのホスト名です。たとえば、http://www.company22.com などです。
muliplexor-port は、マルチプレクサがクライアントから受信する要求を待機するポートの番号です。たとえば、5222 などです。
IMLaunch.jsp は、Java Web Start または Java プラグインを使って Instant Messenger を起動するときに使用されます。
Java Web Start を使って Instant Messenger を実行する場合、im.jnlp、imres.jnlp、imres.jar の各ファイルを変更することで、ユーザーインタフェースをカスタマイズできます。これらのファイルに対して行うことができる変更を次に示します。
imbrand.jar - このファイルには、カスタマイズ可能なイメージファイル、音声ファイル、およびプロパティーが含まれています。imres.jar ファイルを jar コマンドを使って解凍するには、Java Developers Kit 1.3 (JDK) が必要となります。imbrand.jar ファイルの内容の詳細については、「imbrand.jar の内容」を参照してください。
imbrand.jar を解凍するには、次のコマンドを使用します。
jar xvf imbrand.jar |
このコマンドを実行すると、ディレクトリツリーが作成され、そこにリソースファイルがコピーされます。.jar ファイル内の個々のファイルを変更する場合、このディレクトリ構造を保持する必要があります。
独自に変更した .gif ファイルや .wav ファイルで置き換えるには、ファイル名を変更せずに次の jar コマンドを使用してディレクトリに戻します。
jar -uf imbrand.jar com/Sun/im/client/images/*.gif |
このコマンドを実行すると、変更された .gif ファイルが、imbrand.jar ファイルに反映されます。同様のことが、音声ファイル (.wav ファイル) についても可能です。
im.jnlp - このファイルは、Java Web Start 版の Instant Messenger アプリケーションを起動します。このファイル内のコードベース、タイトル、ベンダー、および説明を変更できます。
例 15–1 に、im.jnlp ファイルのサンプルコードを示します。カスタマイズ可能な HTML コードは太字で示してあります。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <!-- Instant Messenger --> <jnlp spec="1.0+" codebase="http://im.i-zed.com:80/im" href="en/im.jnlp"> <information> <title>Instant Messaging</title> <vendor>I-Zed.com</vendor> <homepage href="http://www.I-zed.com/"/> <description>I-Zed’s Sun Java System Instant Messenger</description> <description kind="short">Instant Messenger</description> <icon href="CompanyLogo.gif"/> <offline-allowed/> </information> <security> <all-permissions/> </security> <resources> <j2se version="1.3+"> <resources> <jar href="en/imres.jar"/> <jar href="en/imbrand.jar"/> </resources> </j2se> <jar href="messenger.jar"/> <jar href="imdesktop.jar"/> <jar href="imnet.jar"/> <jar href="icalendar.jar"/> <nativelib href="imjni.jar"/> </resources> <application-desc main-class="com.iplanet.im.client.iIM"> <argument>server=im.i-zed.com:45222</argument> <argument>help_codebase=http://im.i-zed.com:80/im/en</argument> </application-desc> </jnlp> |
im.jnlp ファイル内の引数 <argument> servername</argument> は、Instant Messaging マルチプレクサのホストとポートを表しています。iim_mux.listenport パラメータのデフォルト値を変更した場合、値 servername を host.domain :port に変更する必要があります。
この節に記載されている表は、imbrand.jar ファイル内のファイルを一覧に示し、各ファイルの説明を可能なかぎりまとめたものです。imbrand.jar ファイル内に含まれるイメージファイルと音声ファイルを使えば、Instant Messenger の外観をカスタマイズすることもできます。この節には、次の表が記載されています。
表 15–2 – Instant Messenger の設定に使用される設定ファイル。
表 15–3 – チャットセッション時に使用できる絵文字。
表 15–4 – Windows でアプリケーションによって使用されるアイコン。
表 15–5 – すべてのプラットフォームでアプリケーションによって使用されるアイコン。
表 15–6 – ツールバーで使用されるアイコン。
表 15–7 – 連絡先一覧で使用されるアイコン。
表 15–8 – 連絡先一覧で、Presence 情報の説明に使用されるアイコン。
表 15–9 – ステータスバーで、Presence 情報の説明に使用されるアイコン。
表 15–10 – 使用できる背景。
表 15–11 – アラートやステータス、または設定の変更を示すために使用されるサウンド。
ファイル |
説明 |
---|---|
brand.properties | |
chat-styles.css | |
bgstyles.properties |
背景セットの拡張に使用する背景設定ファイルです。 |
表 15–3 絵文字
ファイル名 |
説明 |
---|---|
emo_alarm.png |
警戒の感情を視覚的に表現します |
emo_angel.png |
天使のような感情を視覚的に表現します |
emo_angry.png |
怒りの感情を視覚的に表現します |
emo_balloons.png |
風船の束を視覚的に表現します |
emo_beermug.png |
ビアマグを視覚的に表現します |
emo_cake.png |
バースデーケーキを視覚的に表現します |
emo_calendar.png |
カレンダを視覚的に表現します |
emo_canworms.png |
厄介な表情を視覚的に表現します |
emo_clown.png |
ピエロの顔を視覚的に表現します |
emo_cool.png |
クールな感情を視覚的に表現します |
emo_dead.png |
まいった表情を視覚的に表現します |
emo_devil.png |
悪魔のような感情を視覚的に表現します |
emo_dont-tell.png |
秘密にしてもらいたい感情を視覚的に表現します |
emo_embarrassed.png |
恥ずかしい感情を視覚的に表現します |
emo_exclamation.png |
感嘆符を視覚的に表現します |
emo_flower.png |
花を視覚的に表現します |
emo_ghost.png |
幽霊を視覚的に表現します |
emo_goldstar.png |
ゴールドスターを視覚的に表現します |
emo_grin.png |
ニヤッとした感情を視覚的に表現します |
emo_kiss.png |
キスを視覚的に表現します |
emo_laughing.png |
笑いの感情を視覚的に表現します |
emo_lifepreserver.png |
救助を視覚的に表現します |
emo_lightning.png |
雷雲と稲妻を視覚的に表現します |
emo_lovestruck.png |
愛情を視覚的に表現します |
emo_martini.png |
マティーニのグラスを視覚的に表現します |
emo_money.png |
山積みのコインを視覚的に表現します |
emo_musicnote.png |
音符を視覚的に表現します |
emo_nerd.png |
おたくを視覚的に表現します |
emo_nottalking.png |
そっぽを向いた様子を視覚的に表現します |
emo_phone.png |
受話器を視覚的に表現します |
emo_present.png |
贈り物を視覚的に表現します |
emo_psychoknife.png |
ナイフを視覚的に表現します |
emo_rathole.png |
怪しい様子を視覚的に表現します |
emo_sad.png |
悲しい感情を視覚的に表現します |
emo_sick.png |
病気を視覚的に表現します |
emo_sleep.png |
眠たい様子を視覚的に表現します |
emo_smiley.png |
スマイルを視覚的に表現します |
emo_straightfaced.png |
無表情な人物を視覚的に表現します |
emo_sunshining.png |
太陽を視覚的に表現します |
emo_surprised.png |
驚いた様子を視覚的に表現します |
emo_tongue-out.png |
舌を出している人物を視覚的に表現します |
emo_violin.png |
バイオリンを視覚的に表現します |
emo_whatever.png |
無関心や軽視の様子を視覚的に表現します |
表 15–4 アプリケーションアイコン – Microsoft Windows
ファイル名 |
説明 |
---|---|
im_app_icon_16.png |
Microsoft Windows タイトルバーのアイコンです |
im_app_icon_24.png |
Microsoft Windows タイトルバーのアイコンです |
tray_icon.ico |
Microsoft Windows システムトレイのアイコンです |
表 15–5 アプリケーションアイコン – すべてのプラットフォーム
ファイル名 |
説明 |
---|---|
logo_login_footer.png |
「ログイン」ダイアログボックスの最下部に表示されるロゴです |
logo_register.png |
「登録」ダイアログボックスに表示されるロゴです |
logo_sun.png |
「ログイン」ダイアログボックスに表示される Sun のロゴです |
表 15–6 ツールバーアイコン
ファイル名 |
説明 |
---|---|
tb_addcontacts.png |
「連絡先を追加」ボタンのグラフィックです |
tb_alert.png |
「アラートを送信」ボタンのグラフィックです |
tb_chat.png |
「チャット」ボタンのグラフィックです |
tb_conf.png |
「会議室を追加」ボタンのグラフィックです |
表 15–7 連絡先一覧アイコン
ファイル名 |
説明 |
---|---|
cl_folder_closed.png |
閉じられているフォルダを視覚的に表現します |
cl_folder_open.png |
開かれているフォルダを視覚的に表現します |
表 15–8 Presence アイコン: 連絡先一覧
ファイル名 |
説明 |
---|---|
cl_activeconf.png |
連絡先一覧の会議室で利用中のものを示すアイコンです |
cl_away.png |
連絡先一覧で不在ステータスを示すアイコンです |
cl_dnd.png | |
cl_idle.png |
連絡先一覧でアイドルステータスを示すアイコンです |
cl_inactiveconf.png |
連絡先一覧の会議室で未使用のものを示すアイコンです |
cl_offline.png |
連絡先一覧でオフラインステータスを示すアイコンです |
cl_online.png |
連絡先一覧でオンラインステータスを示すアイコンです |
cl_pending.png |
連絡先一覧で保留中ステータスを示すアイコンです |
表 15–9 Presence アイコン: ステータスバー
ファイル名 |
説明 |
---|---|
sb_away.png |
ステータスバーで不在ステータスを示すアイコンです |
sb_dnd.png | |
sb_idle.png |
ステータスバーでアイドルステータスを示すアイコンです |
sb_offline.png |
ステータスバーでオフラインステータスを示すアイコンです |
sb_online.png |
ステータスバーでオンラインステータスを示すアイコンです |
表 15–10 パレットの背景と背景スウォッチ
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表 15–11 サウンド
ファイル名 |
説明 |
---|---|
alert.wav |
アラートサウンドです |
alerttpc.wav |
アラートサウンドです |
away.wav |
ステータスを不在に変更する際のサウンドです |
receive.wav |
メッセージを受信する際のサウンドです |
send.wav |
メッセージを送信する際のサウンドです |
soundoff.wav |
サウンドを無効にする際のサウンドです |
soundon.wav |
サウンドを有効にする際のサウンドです |
imbrand.jar ファイルには、Instant Messenger のルック & フィール (見た目と操作感) を制御するすべてのイメージとプロパティーが含まれています。Instant Messenger の外観をカスタマイズするには、imbrand.jar ファイル内のイメージとプロパティーを変更します。
imbrand.jar ファイルを作業用ディレクトリにコピーします。
たとえば、次のように入力します。
cp im-svr-base/html/lang/imbrand.jar working-directory |
作業用ディレクトリに移動します。
cd working-directory |
imbrand.jar ファイルを解凍します。
jar xf imbrand.jar |
このコマンドを実行すると、ディレクトリツリーが作成され、そこにリソースファイルがコピーされます。imbrand.jar ファイル内の個々のファイルを変更する場合、このディレクトリ構造を保持する必要があります。
また、imbrand.jar 内のファイルを個別に解凍し、指定したディレクトリ構造の中に格納することもできます。たとえば、brand.properties だけを解凍するには、次のコマンドを使用します。
jar xf imbrand.jar com/sun/im/desktop/brand/brand.properties |
変更された .gif、.wav、および .properties の各ファイルを imbrand.jar に反映します。
imbrand.jar 内のすべてのファイルを反映するには、次のコマンドを使用します。
jar cf imbrand.jar .
変更されたファイルを個別に imbrand.jar に反映するには、次のコマンドを使用します。
jar uf imbrand.jar com/sun/im/desktop/brand/filename |
filename は imbrand.jar 内のファイル名です。たとえば、brand.properties などです。
imbrand.jar をリソースディレクトリにコピーします。
たとえば、次のように入力します。
cp imbrand.jar im-svr-base/html/lang/ . |
現在の配備で複数のロケールをサポートしている場合、Instant Messenger の外観のカスタマイズ手順を、それらのロケールごとに実行してください。
連絡先の名前の表示に使用される属性を変更して、Instant Messenger による連絡先の名前およびグループ名の表示方法をカスタマイズできます。デフォルトでは、Instant Messenger は、属性 cn を使用してユーザーの表示名を表します。現在の配備で、cn の代わりに uid またはそのほかの属性を使用することもできます。
連絡先の名前は、First Name、 Last Name として表示されます。たとえば、Frank Smith、Mary Jones のようになります。まったく同じ氏名を持つエンドユーザーが 2 人いた場合、どちらのエンドユーザーを連絡先一覧に追加すればよいか、判断がつきません。連絡先を区別できるように、Instant Messenger のユーザー検索結果内や連絡先ツールヒント内に追加情報が表示されるようにカスタマイズすることが可能です。たとえば、ある連絡先の上にマウスを置いたときに、その連絡先の電話番号が表示されるようにすることができます。
iim.conf を開きます。
iim.conf の場所、およびこのファイルを変更する手順については、「iim.conf ファイルの構文」を参照してください。
ユーザー名の表示に使用する属性を、iim_ldap.userdisplay の値として指定します。
たとえば、nickname 属性を使用するには、iim_ldap.userdisplay 属性を次のように設定します。
iim_ldap.userdisplay=nickname
ファイルを保存して閉じます。
iim.conf を開きます。
iim.conf の場所、およびこのファイルを変更する手順については、「iim.conf ファイルの構文」を参照してください。
グループ名の表示に使用する属性を、iim_ldap.groupdisplay の値として指定します。
たとえば、uid 属性を使用するには、iim_ldap.groupdisplay 属性を次のように設定します。
iim_ldap.groupdisplay=uid
ファイルを保存して閉じます。
imbrand.jar からファイルを解凍します。
imbrand.jar のデフォルトの場所については、表 15–1 を参照してください。
次のディレクトリに移動します。
com/sun/im/client/
brand.properties を開きます。
そのファイル内に dialogs.searchresults.format 属性を追加します。
検索結果に含める属性を次の形式で追加します。
${attr:attribute-name }
attribute-name は LDAP 属性の名前です。
たとえば、title 属性を含めるには、次の行を追加します。
dialogs.searchresults.format=(${attr:title})
変更を保存してファイルを閉じます。
imbrand.jar を再パッケージします。
iim.conf にユーザー属性を追加します。
iim_ldap.userattributes パラメータの値として属性を指定します。複数の属性はコンマで区切ります。たとえば、次のように入力します。
iim_ldap.userattributes=title,department,telephonenumber
iim.conf の場所、およびこのファイルを変更する手順については、「iim.conf ファイルの構文」を参照してください。
imbrand.jar からファイルを解凍します。
imbrand.jar のデフォルトの場所については、表 15–1 を参照してください。
次のディレクトリに移動します。
com/sun/im/client/
brand.properties を開きます。
そのファイル内に contact.tooltip.format.html 属性を追加します。
ツールヒント内に表示する属性を、contact.tooltip.format.html の値として指定します。
たとえば、連絡先の電話番号および電子メールアドレスを表示する場合は、次のように入力します。
contact.tooltip.format.html=mailto: ${attr:mail} tel: ${attr:telephonenumber}
imbrand.jar ファイルのカスタマイズの詳細については、「アプリケーションのカスタマイズ (Java Web Start)」を参照してください。
変更を保存してファイルを閉じます。
imbrand.jar を再パッケージします。
デフォルトでは、LDAP 属性の commonname (cn) が、ユーザーの検索属性として使用されます。ユーザーが属性を追加して検索できるように、Instant Messaging を設定することができます。また、ディレクトリが、ワイルドカードの使用を許可するようにインデックス設定されている場合、連絡先の名前の検索でワイルドカードを許可するように Instant Messaging サーバーを設定できます。
iim.conf を開きます。
iim.conf の場所、およびこのファイルを変更する手順については、「iim.conf ファイルの構文」を参照してください。
iim_ldap.usergroupbynamesearchfilter 属性を変更します。
このパラメータは、ユーザーやグループの検索時に使用される LDAP 検索文字列を指定します。属性値を、標準の LDAP フィルタ構文で指定します。構文を変更すると、より複雑な検索を実行することができます。検索文字列の変更方法の詳細については、Directory Server のマニュアルを参照してください。
ファイルを保存して閉じます。
iim.conf を開きます。
iim.conf の場所、およびこのファイルを変更する手順については、「iim.conf ファイルの構文」を参照してください。
iim_ldap.allowwildcardinuid パラメータを True に設定します。
このパラメータによって、ユーザー ID に対して、検索時にワイルドカードの使用を有効にするかどうかが決まります。大部分のディレクトリでは、ユーザー ID のインデックスはワイルドカードなしの検索専用として設定されているため、デフォルト値は False になっています。
現在のディレクトリで、ユーザー ID のインデックスが部分文字列検索用に設定されていることを確認してください。
現在のディレクトリで、ユーザー ID のインデックスが部分文字列検索用に設定されていない場合、iim_ldap.allowwildcardinuid パラメータを True に設定すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。インデックス設定の手順については、ディレクトリサーバーのマニュアルを参照してください。
管理者は、エンドユーザーの会議室とニュースチャネルを作成できます。エンドユーザーでも、適切な権限を持っていれば、作成可能です。会議室とニュースチャネルの作成権限をエンドユーザーに付与するためのポリシーを追加する方法の詳細については、第 17 章「Instant Messaging ポリシーおよび Presence ポリシーの管理」を参照してください。デフォルトで会議室またはニュースチャネルを作成するエンドユーザーは、会議室またはニュースチャネルの管理を可能にする管理アクセス権限を持っています。
Instant Messenger で実行可能な会議室とニュースチャネルに関する管理作業を次に示します。これらの作業の実行手順の詳細については、オンラインヘルプを参照してください。
会議室の管理
ニュースチャネルの管理
エンドユーザーへの会議室アクセスレベルの割り当て
エンドユーザーへのニュースチャネルアクセスレベルの割り当て
会議室へのエンドユーザーの割り当て
ニュースチャネルへのエンドユーザーの割り当て (登録)
新しい会議室の作成
新しいニュースチャネルの作成
エンドユーザー設定の変更
会議室の削除
ニュースチャネルからのメッセージの削除
ニュースチャネルの削除
ニュースチャネルへのメッセージの投稿
会議室からのエンドユーザーの削除
ニュースチャネルからのエンドユーザーの削除
Instant Messaging のメッセージには、埋め込み URL が含まれることがあります。たとえば、http://stocks.yahoo.com?id=sunw などです。プロキシサーバーを使用する場合、そのような埋め込み URL を解決できるように、Java Web Start 設定内の Instant Messenger のプロキシ設定を変更する必要があります。
この問題が発生する可能性があるのは、組織内にファイアウォールが存在しており、クライアントホストからインターネットへの接続がプロキシサーバー経由で行われるようになっているが、Java Web Start のプロキシ設定が正しくない場合です。
Java Web Start は、システムまたはデフォルトのブラウザに照会することで、プロキシ設定を自動的に行います。ただし、プロキシ設定が JavaScript ファイルによって実行される場合、Java Web Start はそれらの設定を自動的に行えません。
この手順を完了すると、プロキシ設定が、ユーザーの messenger.properties ファイルに保存されます。im.jnlp ファイルもプロキシを使用するように設定していて、そのプロキシがユーザー設定で指定されているものと異なる場合、ユーザー設定で指定されているプロキシが使用されます。
Java Web Start を起動します。
「ファイル」メニューから「設定」を選択します。
「設定」ダイアログボックスで「手動」オプションを選択します。
次の詳細情報を入力します。
HTTP プロキシ: プロキシサーバーの名前または IP アドレスを入力します。
HTTP ポート: プロキシサーバーのポート番号を入力します。
プロキシなし: プロキシサーバーを経由せずに直接接続可能な任意のドメインの名前を入力します。ホスト名が複数ある場合は、コンマで区切ります。
「了解」をクリックしてプロキシ設定を保存します。
im.jnlp で設定しているプロキシが、ユーザー設定ファイル (/usr_home/.sunmsgr/messenger.properties) で指定されているプロキシと異なる場合、ユーザー設定で指定されているプロキシが使用されます。
im.jnlp リソースファイルをテキストエディタで開きます。
次の引数を使用して、プロキシサーバーを指定します。
<argument>proxy=proxy-host:proxy-port</argument> |
proxy-host は、プロキシサーバーの完全指定のドメイン名です。また、proxy-port は、プロキシサーバーが受信要求を待機するポート番号です。たとえば、myproxy.siroe.com:8080 などです。
次の引数を使用して、タイプを指定します。
<argument>proxy_type=type |
type には、http、https、socks のいずれかを指定できます。
アプレット記述子ファイル内の Instant Messaging アプレットパラメータを設定して、Instant Messenger の公開機能セットを制御できます。
表 15–12 に、アプレット記述子ファイル内の Instant Messenger アプレットパラメータを示します。また、この表には、これらのパラメータの説明とデフォルト値も含まれています。
表 15–12 Instant Messenger のアプレットパラメータ
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|
server |
127.0.0.1 |
Instant Messaging サーバーのホストとポートです。 |
debug |
FALSE |
このパラメータが true に設定された場合、アプレットは Java コンソール上で実行されたすべてのタスクを記録します。 |
uid |
このパラメータは SSO 時に使用されます。 |
|
token |
このパラメータには SSO トークンが含まれます。自動ログインに使用されます。 |
|
secure |
FALSE |
SRA モードで実行するように、Instant Messenger に指示します。セキュリティーインジケータを表示します。 |
usessl |
FALSE |
マルチプレクサへの接続時に従来の SSL を使用するように、Instant Messenger に指示します。 |
allow_alert_only |
FALSE |
連絡先一覧とニュースチャネルをエンドユーザーに表示しないように、Instant Messenger に指示します。 このパラメータは、CHAT 様式と POPUP 様式で使用されます。 |
allow_attachments |
TRUE |
ファイルの添付と転送を可能にします。 |
enable_moderator |
TRUE |
true に設定された場合、モデレート会議機能が有効になります。 |
messenger_bean |
このパラメータには、使用するメッセンジャー Bean のリストが含まれます。複数のファクトリクラス名を入力でき、その際、各クラス名の間はコンマで区切ります。 |
|
domain |
Null |
このパラメータはマルチドメインの Sun Java System Access Manager の配備時に使用されます。このパラメータの値は、このエンドユーザーが所属する組織の論理ドメイン名にしてください。 |
gateway_url |
Null |
このパラメータには、ポータル SRA のゲートウェイコンポーネントの URL が含まれます。 |
Instant Messenger は、限られた量の自動ログイン関連情報を、エンドユーザーのシステム上にキャッシュします。この情報は次の場所に格納されます。
home-directory/.sunmsgr
home-directory は、エンドユーザーのホームディレクトリです。エンドユーザーのホームディレクトリは、Java システムプロパティー内の user.home パラメータから取得できます。
表 15–13 に、キャッシュデータが格納されるディレクトリおよびファイルを示します。また、この表には、それらのファイルおよびディレクトリの説明も含まれています。
表 15–13 キャッシュデータのディレクトリとファイル
ファイル名/ディレクトリ名 |
種類 |
説明 |
---|---|---|
.sunmsgr/messenger.properties |
ファイル |
自動ログインプロパティーが格納されるファイルです。 |
.sunmsgr/user-domain |
ディレクトリ |
特定の {ログイン名, ドメイン名} の組み合わせに関するデータが格納されるディレクトリです。 |
home-directory/.sunmsgr/ user-domain/messenger.properties |
ファイル |
このファイルには、特定の user-domain に関する自動ログインオプションが格納されます。このファイルは使用されません。 |
home-directory/.sunmsgr/user-domain /messages/ |
ディレクトリ |
このディレクトリには、キャッシュメッセージが格納されます。このディレクトリは使用されません。 |
表 15–14 に、Instant Messaging の自動ログインプロパティーを示します。また、この表には、これらのプロパティーの説明とデフォルト値も含まれています。
表 15–14 自動ログインプロパティー
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|
client.password.encoded |
false |
ユーザーパスワードを符号化するかどうかを決定します (SSO 使用時)。このパラメータの値が true の場合、符号化されたパスワードは net.password パラメータの値として格納されます。 |
net.nms |
127.0.0.1 |
Instant Messaging サーバーのホスト名とポートです。 |
net.nmsn (後ろの数字 n は、複数のエントリを区別するために使用される) |
|
セカンダリサーバーのホスト名とポート番号です。 |
net.user |
|
デフォルトのユーザー ID です。 |
net.password |
|
自動ログインを可能にする符号化されたユーザーパスワードです。 |
Sun Java System Application Server または Sun Java System Web Server を使用していて、configure ユーティリティーの実行後に、サイトの変更やカスタマイズの結果としてリソースファイルに変更を加えた場合、Web コンテナにファイルを再配備する必要があります。Instant Messaging のアップグレード後も、リソースファイルを再配備する必要がある場合があります。
iwadmin コマンドを実行します。
im-svr-base/html/iwadmin
im-svr-base は Instant Messaging のインストール先ディレクトリです。
iwadmin を実行すると、Instant Messenger .jar ファイルが更新されます。ただし、iwadmin は、Instant Messenger のダウンロードページの更新または再初期化は行いません。
詳細については、Web コンテナのマニュアルを参照してください。追加の設定オプションについては、iwadmin man のページも参照してください。
(省略可能) アップグレード後に、Instant Messenger のダウンロードページを再初期化する場合は、configure ユーティリティーを再度実行します。
ダウンロードページの再初期化により、実行したすべてのカスタマイズが上書きされます。ダウンロードページを再初期化しない場合は、ダウンロードページ上の製品バージョンと Instant Messenger の .jar ファイル内の製品バージョンが異なる可能性があることに注意してください。
詳細は、第 1 章「インストール後の Instant Messaging の設定」を参照してください。