Instant Messenger は、限られた量の自動ログイン関連情報を、エンドユーザーのシステム上にキャッシュします。この情報は次の場所に格納されます。
home-directory/.sunmsgr
home-directory は、エンドユーザーのホームディレクトリです。エンドユーザーのホームディレクトリは、Java システムプロパティー内の user.home パラメータから取得できます。
表 15–13 に、キャッシュデータが格納されるディレクトリおよびファイルを示します。また、この表には、それらのファイルおよびディレクトリの説明も含まれています。
表 15–13 キャッシュデータのディレクトリとファイル
ファイル名/ディレクトリ名 |
種類 |
説明 |
---|---|---|
.sunmsgr/messenger.properties |
ファイル |
自動ログインプロパティーが格納されるファイルです。 |
.sunmsgr/user-domain |
ディレクトリ |
特定の {ログイン名, ドメイン名} の組み合わせに関するデータが格納されるディレクトリです。 |
home-directory/.sunmsgr/ user-domain/messenger.properties |
ファイル |
このファイルには、特定の user-domain に関する自動ログインオプションが格納されます。このファイルは使用されません。 |
home-directory/.sunmsgr/user-domain /messages/ |
ディレクトリ |
このディレクトリには、キャッシュメッセージが格納されます。このディレクトリは使用されません。 |
表 15–14 に、Instant Messaging の自動ログインプロパティーを示します。また、この表には、これらのプロパティーの説明とデフォルト値も含まれています。
表 15–14 自動ログインプロパティー
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|
client.password.encoded |
false |
ユーザーパスワードを符号化するかどうかを決定します (SSO 使用時)。このパラメータの値が true の場合、符号化されたパスワードは net.password パラメータの値として格納されます。 |
net.nms |
127.0.0.1 |
Instant Messaging サーバーのホスト名とポートです。 |
net.nmsn (後ろの数字 n は、複数のエントリを区別するために使用される) |
|
セカンダリサーバーのホスト名とポート番号です。 |
net.user |
|
デフォルトのユーザー ID です。 |
net.password |
|
自動ログインを可能にする符号化されたユーザーパスワードです。 |