Sun Java System Instant Messaging 7.2 管理ガイド

LDAP およびユーザー登録の設定パラメータ

表 A–2 は、Instant Messaging で、LDAP、ユーザー登録、およびユーザーソースの設定に使用されるパラメータの一覧とその説明です。

表 A–2 LDAP 、ユーザー登録、およびソースの設定パラメータ

パラメータ 

デフォルト値 

説明 

iim_ldap.host

localhost:389

Instant Messaging サーバーがエンドユーザー認証時に使用する、LDAP サーバーの名前とポートです。

iim_ldap.searchbase

o=internet

LDAP サーバー上におけるエンドユーザーおよびグループの検索時に、ベースとして使用する文字列です。 

iim_ldap.usergroupbinddn

なし (サーバーは匿名検索を実行する) 

検索用 LDAP サーバーへのバインド時に使用する DN を指定します。

iim_ldap.usergroupbindcred

なし (サーバーは匿名検索を実行する) 

LDAP 検索時に iim_ldap.usergroupbinddn の DN と組み合わせて使用するパスワードを指定します。

iim_ldap.loginfilter

(&(|(objectclass=inetorgperson)(objectclass=webtopuser))(uid={0}))

エンドユーザーのログイン時に使用する検索フィルタです。フィルタ全体を 1 行で入力します。 

iim_ldap.usergroupbyidsearchfilter

(|(&(objectclass=groupofuniquenames)(uid={0}))(&(|(objectclass=inetorgperson)(objectclass=webtopuser))(uid={0})))

ディレクトリ内で指定された ID でエンドユーザーおよびグループを検索する際に使用される、検索フィルタです。フィルタ全体を 1 行で入力します。 

iim_ldap.usergroupbynamesearchfilter

(|(&(objectclass=groupofuniquenames)(cn={0}))

(&(|(objectclass=inetorgperson)(objectclass=webtopuser))(cn={0})))

ディレクトリ内で指定された名前でエンドユーザーおよびグループを検索する際に使用される、検索フィルタです。 

iim_ldap.allowwildcardinuid

False

検索実行時に UID のワイルドカードを有効にするかどうかを指定すします。大部分のディレクトリでは、UID のインデックスはワイルドカードなしの検索専用として設定されているため、デフォルト値は False になっています。この値を True に設定した場合、UID のインデックスを部分文字列検索用に設定しないかぎり、パフォーマンスが低下する可能性があります。

iim_ldap.userclass

inetOrgPerson,webtopuser

エントリが特定のエンドユーザーに属することを示す LDAP クラスです。

iim_ldap.groupclass

groupOfUniqueNames

エントリが特定のグループに属することを示す LDAP クラスです。

iim_ldap.groupbrowsefilter

(objectclass=groupofuniquenames)

ディレクトリ内の指定された検索ベースですべてのグループをブラウズする際に使用される検索フィルタです。 

iim_ldap.searchlimit

40

検索結果として返すエントリの最大数です。値 -1 は、このサーバー上での検索を無効にすることを意味し、値 0 は、無制限の検索を示します。

iim_ldap.userdisplay

cn

エンドユーザーの表示名として使用する LDAP 属性です。

iim_ldap.groupdisplay

cn

グループの表示名として使用する LDAP 属性です。

im_ldap.useruidattr

uid

エンドユーザーの UID として使用する LDAP 属性です。

im_ldap.groupmemberattr

uniquemember

グループのメンバーリストを提供する LDAP 属性です。

iim_ldap.usermailattr

mail

エンドユーザーのプロビジョニングされた電子メールアドレスを格納するための LDAP 属性です。オフラインエンドユーザーに電子メールメッセージを送信する際に使用されます。

iim_ldap.userattributes

なし 

LDAP ユーザーエントリのカスタム属性リストを格納するための LDAP 属性です。

iim_ldap.groupattributes

なし 

LDAP グループエントリのカスタム属性リストを格納するための LDAP 属性です。

iim_ldap.groupmemberurlattr

なし 

ダイナミックグループのメンバーシップ属性です。LDAP フィルタまたは LDAP URL が格納されます。

iim_ldap.useidentityadmin

configure ユーティリティーを実行したときに、ポリシー用に Access Manager 配備を使用するように選択した場合、デフォルト値は true です。そうでない場合、デフォルト値は false です。

値が true の場合、Directory Server へのバインド時に Access Manager 管理者の資格情報が使用されます。

iim.register.enable

なし 

TRUE の場合、新しい Instant Messaging エンドユーザーが Instant Messenger を使って自身を登録できるようにすること (ディレクトリにユーザー自身を追加) を、サーバーが許可します。

iim_ldap.register.basedn

なし 

自己登録が有効になっている場合、このパラメータの値が、LDAP ディレクトリ内でユーザーエントリが格納される場所の DN になります。たとえば、次のように入力します。

"ou=people,dc=siroe,dc=com"

iim_ldap.register.domain

なし 

新規ユーザーの追加先となるドメイン。たとえば、directory.siroe.com などです。