カレンダポップアップが期待どおりに配信されない場合は、この節の説明に従ってその設定のトラブルシューティングを行うことができます。カレンダポップアップの設定手順については、第 16 章「カレンダのポップアップリマインダの使用」を参照してください。
カレンダポップアップ設定でもっともよくあるエラーは、設定ファイル内でパラメータ名が正しく入力されていないことです。これには、タイプミスやパラメータ名のスペルミスが含まれます。iim.conf と ics.conf のすべての設定パラメータとその値が正しく入力されていることを確認してください。ポップアップがすでに設定済みである場合には、表 A–11 に基づいてその必須パラメータと実際のエントリとを比較してください。
Instant Messaging と Calendar Server の設定ファイルが正しいにもかかわらず、ポップアップが依然として期待どおりに届かない場合には、カレンダクライアントと Instant Messenger が正しく設定されていることを確認してください。
カレンダクライアントにログインします。
タイムゾーンの設定が正しいことを確認します。
Calendar Express を使用している場合は、メニューから「ツール」->「オプション」->「設定」を選択します。
電子メールリマインダのスケジュールを作成します。
Calendar Express を使用している場合は、メニューから「ツール」->「オプション」->「設定」を選択します。
設定を保存します。
同じユーザーを使って Instant Messenger にログインします。
「ツール」->「設定」を選択します。
「設定」ダイアログボックスが表示されます。
「アラート」タブを選択します。
「カレンダリマインダーを表示」チェックボックスをオンにし、「了解」をクリックします。
Instant Messenger ユーザーをログインしたままにしておきます。
カレンダクライアントで設定された時刻に、電子メールアラートとポップアップをユーザーが受信したかどうかを確認します。
電子メールアラートを受信しなかった場合、カレンダクライアントは正しく設定されていません。より詳しいトラブルシューティング情報については、カレンダクライアントのマニュアルを参照してください。
電子メールアラートは受信したがカレンダポップアップは受信しなかった場合で、サーバーとクライアントのどちらも正しく設定してある場合は、xmppd.log で詳細をチェックしてください。このログの設定を DEBUG などの、より冗長な設定に変更する必要がある可能性があります。ログレベルの変更手順については、「iim.conf のパラメータを使用して Instant Messaging コンポーネントのログレベルを設定する」を参照してください。