Sun Java System Instant Messaging 7.2 管理ガイド

エージェントパラメータ

カレンダエージェントなどのエージェントは、Instant Messaging Server 内で機能が有効になり、ほかの Sun Java System サーバーとの相互運用性を高めます。

表 A–11 は、エージェントの設定パラメータの一覧とその説明です。

表 A–11 エージェント設定パラメータ

パラメータ 

デフォルト値 

説明 

jms.consumers

なし 

カレンダエージェントとともに使用されます。アラームの名前を含みます。このパラメータは、次の値に設定する必要があります。 

cal_reminder

jms.consumer.cal_reminder.destination

なし 

カレンダエージェントとともに使用されます。アラームの宛先。ics.conf ファイル内の caldb.serveralarms.url 設定パラメータと同じ値であることが必要です。たとえば、次のようになります。

enp:///ics/customalarm

jms.consumer.cal_reminder.provider

なし 

カレンダエージェントとともに使用されます。プロバイダの名前です。通常、ens に設定します。このパラメータの値は、jms.providers パラメータと同じ名前にする必要があります。

jms.consumer.cal_reminder.type

なし 

カレンダエージェントとともに使用されます。設定するアラームの種類です。このパラメータは、次の値に設定する必要があります。 

topic

jms.consumer.cal_reminder.param

なし 

カレンダエージェントとともに使用されます。アラームパラメータです。このパラメータの値は、引用符を含めて次のように設定する必要があります。 

"eventtype=calendar.alarm"

jms.consumer.cal_reminder.factory

なし 

カレンダエージェントとともに使用されます。新しいカレンダリマインダーメッセージのリスナーです。自身を登録します。このパラメータは、次の値に設定する必要があります。 

com.iplanet.im.server.JMSCalendarMessageListener

jms.providers

なし 

カレンダエージェントとともに使用されます。プロバイダの名前です。通常、このパラメータの値は ens に設定します。jms.consumer.cal_reminder.provider パラメータと同じ値であることが必要です。

jms.provider.ens.broker

なし 

カレンダエージェントとともに使用されます。ENS のホスト名と、ENS が受信する要求を待機するポートの番号です。ics.conf ファイルの service.ens.port パラメータで指定されるポートに設定します。デフォルト値は 57997 です。たとえば、次のようになります。

jms.provider.ens.broker=cal.example.com:57997

jms.provider.ens.factory

なし 

カレンダエージェントとともに使用されます。トピック接続オブジェクトの作成に使用されるファクトリクラスです。このパラメータは、次のように設定する必要があります。値を 1 行で入力します。 

com.iplanet.ens.jms.EnsTopicConnFactory

iim_agent.enable

False

iim.confTRUE になっている場合、Instant Messaging エージェントが有効になります。すべてのエージェントを無効にするには、値を FALSE に設定するか、iim.conf からパラメータを削除します。

iim_agent.agent-calendar.enable

なし 

カレンダエージェントとともに使用されます。TRUE または iim.conf, に存在しない場合、カレンダエージェントを有効にするコンポーネントだけが読み込まれます。

agent-calendar.jid

なし 

カレンダエージェントの JID です。

agent-calendar.password

なし 

カレンダエージェントが Instant Messaging サーバーへの接続に使用するパスワードを定義します。 

iim_server.components

なし 

カレンダエージェントを Instant Messaging サーバーのコンポーネントとして記述します。このパラメータは、次の値に設定する必要があります。 

agent-calendar