次の各節では、XMPP/HTTP ゲートウェイ のロギングレベルを選択する手順、ロギングを完全に有効または無効にする手順、および、ゲートウェイログファイルまたはゲートウェイログ設定ファイルの場所を変更する手順について説明します。
Instant Messaging でサポートされている log4j 形式については、Apache Logging Services Web サイト で説明しています。
2 とおりの方法で、ゲートウェイのロギングを有効または無効にできます。
httpbind.conf の httpbind.log4j.config パラメータの値を追加または削除する
(推奨) ゲートウェイの log4j 設定ファイル (httpbind_log4j.conf) の内部で設定を変更する
ほとんどの場合、httpbind.log4j.config パラメータには httpbind_log4j.conf ファイルの場所を設定したまま、httpbind_log4j.conf ファイル自体の設定を変更することをお勧めします。この手順では、httpbind_log4j.conf ファイル内での設定変更について説明します。
httpbind_log4j.conf ファイルを開きます。
このファイルは、httpbind.log4j.config パラメータの値として httpbind.conf ファイルで指定した場所に格納されています。このファイルはデフォルトで、Instant Messaging のデフォルトインスタンス下の次のディレクトリ内に格納されています。
im-cfg-base/httpbind_log4j.conf |
ゲートウェイのロギングを無効にするには、log4j.logger.gateway パラメータを次のように設定します。
log4j.logger.gateway=OFF |
ロギングを有効にするには、使用するロギングレベルを log4j.logger.gateway パラメータに設定します。
たとえば、次のようになります。
log4j.logger.gateway=ERROR |
使用できる有効なロギングレベルの一覧は、表 13–1を参照してください。
httpbind_log4j.conf を保存して閉じます。
httpbind.conf を開きます。
このファイルの場所については、「httpbind.conf ファイルの場所」を参照してください。
httpbind.log4j.config パラメータの値を、XMPP/HTTP ゲートウェイ のログ設定ファイルの場所に変更します。
httpbind.conf を保存して閉じます。
Web サーバーまたはアプリケーションサーバーで提供されるツールを使用して、ゲートウェイを再起動します。
Linux では、XMPP/HTTP ゲートウェイ をインストールおよび設定したあとに、XMPP/HTTP ゲートウェイのデフォルトログファイルの場所を httpbind_log4j.conf 内で変更する必要があります。
httpbind_log4j.conf ファイルを開きます。
このファイルは、httpbind.log4j.config パラメータの値として httpbind.conf ファイルで指定した場所に格納されています。デフォルトでは、このファイルはデフォルト Instant Messaging インスタンス下の次のディレクトリに格納されています。
im-cfg-base/httpbind_log4j.conf |
log4.appender.appender_ID.file パラメータの値を、ログファイルが格納されている場所に変更します。
Apache Logging Services Web サイト で説明されている、log4j の構文および一般的な実装について理解しておく必要があります。
httpbind_log4j.conf を開きます。
このファイルは、httpbind.log4j.config パラメータの値として httpbind.conf ファイルで指定した場所に格納されています。このファイルはデフォルトで、Instant Messaging のデフォルトインスタンス下の次のディレクトリ内に格納されています。
im-cfg-base/httpbind_log4j.conf |
log4j.appender. appender-ID パラメータの値を、ログファイルを格納する場所に変更します。
httpbind_log4j.conf を保存して閉じます。
Web コンテナを再起動します。
デフォルト以外のログの場所を使用する場合、XMPP/HTTP ゲートウェイのデフォルトログファイルの場所を httpbind_log4j.conf 内で変更する必要があります。
httpbind_log4j.conf ファイルを開きます。
このファイルは、httpbind.log4j.config パラメータの値として httpbind.conf ファイルで指定した場所に格納されています。このファイルはデフォルトで、Instant Messaging のデフォルトインスタンス下の次のディレクトリ内に格納されています。
im-cfg-base/httpbind_log4j.conf |
log4.appender.appender_ID.file パラメータの値を、ログファイルの格納場所に設定します。
Apache Logging Services Web サイト で説明されている、log4j の構文および一般的な実装について理解しておく必要があります。
httpbind_log4j.conf を開きます。
このファイルは、httpbind.log4j.config パラメータの値として httpbind.conf ファイルで指定した場所に格納されています。このファイルはデフォルトで、Instant Messaging のデフォルトインスタンス下の次のディレクトリ内に格納されています。
im-cfg-base/httpbind_log4j.conf |
log4j.logger.gateway パラメータに、使用するロギングレベルを設定します。
たとえば、次のようになります。
log4j.logger.gateway=ERROR |
使用できる有効なロギングレベルの一覧は、表 13–1を参照してください。
log4j の構文および一般的な実装の詳細は、Apache Logging Services Web サイト を参照してください。ゲートウェイログ設定ファイルの構文は次のとおりです。
log4j.logger.gateway=logging-level, Appender-ID # DEFAULT TO RollingFileAppender log4j.appender.Appender-ID=org.apache.log4j.RollingFileAppender log4j.appender.Appender-ID.file=log-dir/httpbind.log log4j.appender.Appender-ID.append=true|false log4j.appender.Appender-ID.maxBackupIndex=7 log4j.appender.Appender-ID.maxFileSize=max-log-file-size log4j.appender.Appender-ID.layout=org.apache.log4j.PatternLayout log4j.appender.Appender-ID.layout.ConversionPattern=log-entry-syntax |