Sun Java System Instant Messaging 7.2 管理ガイド

XMPP/HTTP ゲートウェイ のロギングの管理

次の各節では、XMPP/HTTP ゲートウェイ のロギングレベルを選択する手順、ロギングを完全に有効または無効にする手順、および、ゲートウェイログファイルまたはゲートウェイログ設定ファイルの場所を変更する手順について説明します。

Instant Messaging でサポートされている log4j 形式については、Apache Logging Services Web サイト で説明しています。

ProcedureXMPP/HTTP ゲートウェイ のロギングを有効または無効にする

2 とおりの方法で、ゲートウェイのロギングを有効または無効にできます。

ほとんどの場合、httpbind.log4j.config パラメータには httpbind_log4j.conf ファイルの場所を設定したまま、httpbind_log4j.conf ファイル自体の設定を変更することをお勧めします。この手順では、httpbind_log4j.conf ファイル内での設定変更について説明します。

  1. httpbind_log4j.conf ファイルを開きます。

    このファイルは、httpbind.log4j.config パラメータの値として httpbind.conf ファイルで指定した場所に格納されています。このファイルはデフォルトで、Instant Messaging のデフォルトインスタンス下の次のディレクトリ内に格納されています。


    im-cfg-base/httpbind_log4j.conf
  2. ゲートウェイのロギングを無効にするには、log4j.logger.gateway パラメータを次のように設定します。


    log4j.logger.gateway=OFF
    
  3. ロギングを有効にするには、使用するロギングレベルを log4j.logger.gateway パラメータに設定します。

    たとえば、次のようになります。


    log4j.logger.gateway=ERROR
    

    使用できる有効なロギングレベルの一覧は、表 13–1を参照してください。

  4. httpbind_log4j.conf を保存して閉じます。

ProcedureXMPP/HTTP ゲートウェイ ログ設定ファイルの場所を変更する

  1. httpbind.conf を開きます。

    このファイルの場所については、httpbind.conf ファイルの場所」を参照してください。

  2. httpbind.log4j.config パラメータの値を、XMPP/HTTP ゲートウェイ のログ設定ファイルの場所に変更します。

  3. httpbind.conf を保存して閉じます。

  4. Web サーバーまたはアプリケーションサーバーで提供されるツールを使用して、ゲートウェイを再起動します。

ProcedureLinux: インストールまたはアップグレード後に XMPP/HTTP ゲートウェイ ログファイルの場所を設定する

Linux では、XMPP/HTTP ゲートウェイ をインストールおよび設定したあとに、XMPP/HTTP ゲートウェイのデフォルトログファイルの場所を httpbind_log4j.conf 内で変更する必要があります。

  1. httpbind_log4j.conf ファイルを開きます。

    このファイルは、httpbind.log4j.config パラメータの値として httpbind.conf ファイルで指定した場所に格納されています。デフォルトでは、このファイルはデフォルト Instant Messaging インスタンス下の次のディレクトリに格納されています。


    im-cfg-base/httpbind_log4j.conf
  2. log4.appender.appender_ID.file パラメータの値を、ログファイルが格納されている場所に変更します。

ProcedureXMPP/HTTP ゲートウェイ ログファイルの場所を変更する

始める前に

Apache Logging Services Web サイト で説明されている、log4j の構文および一般的な実装について理解しておく必要があります。

  1. httpbind_log4j.conf を開きます。

    このファイルは、httpbind.log4j.config パラメータの値として httpbind.conf ファイルで指定した場所に格納されています。このファイルはデフォルトで、Instant Messaging のデフォルトインスタンス下の次のディレクトリ内に格納されています。


    im-cfg-base/httpbind_log4j.conf
  2. log4j.appender. appender-ID パラメータの値を、ログファイルを格納する場所に変更します。

  3. httpbind_log4j.conf を保存して閉じます。

  4. Web コンテナを再起動します。

ProcedureXMPP/HTTP ゲートウェイ でデフォルト以外のログファイルの場所を使用する

デフォルト以外のログの場所を使用する場合、XMPP/HTTP ゲートウェイのデフォルトログファイルの場所を httpbind_log4j.conf 内で変更する必要があります。

  1. httpbind_log4j.conf ファイルを開きます。

    このファイルは、httpbind.log4j.config パラメータの値として httpbind.conf ファイルで指定した場所に格納されています。このファイルはデフォルトで、Instant Messaging のデフォルトインスタンス下の次のディレクトリ内に格納されています。


    im-cfg-base/httpbind_log4j.conf
  2. log4.appender.appender_ID.file パラメータの値を、ログファイルの格納場所に設定します。

ProcedureXMPP/HTTP ゲートウェイ のロギングレベルを設定する

始める前に

Apache Logging Services Web サイト で説明されている、log4j の構文および一般的な実装について理解しておく必要があります。

  1. httpbind_log4j.conf を開きます。

    このファイルは、httpbind.log4j.config パラメータの値として httpbind.conf ファイルで指定した場所に格納されています。このファイルはデフォルトで、Instant Messaging のデフォルトインスタンス下の次のディレクトリ内に格納されています。


    im-cfg-base/httpbind_log4j.conf
  2. log4j.logger.gateway パラメータに、使用するロギングレベルを設定します。

    たとえば、次のようになります。


    log4j.logger.gateway=ERROR
    

    使用できる有効なロギングレベルの一覧は、表 13–1を参照してください。

XMPP/HTTP ゲートウェイ の log4j ログ設定ファイルの構文

log4j の構文および一般的な実装の詳細は、Apache Logging Services Web サイト を参照してください。ゲートウェイログ設定ファイルの構文は次のとおりです。


log4j.logger.gateway=logging-level, Appender-ID
# DEFAULT TO RollingFileAppender
log4j.appender.Appender-ID=org.apache.log4j.RollingFileAppender
log4j.appender.Appender-ID.file=log-dir/httpbind.log
log4j.appender.Appender-ID.append=true|false
log4j.appender.Appender-ID.maxBackupIndex=7
log4j.appender.Appender-ID.maxFileSize=max-log-file-size
log4j.appender.Appender-ID.layout=org.apache.log4j.PatternLayout
log4j.appender.Appender-ID.layout.ConversionPattern=log-entry-syntax

例 10–1 XMPP/HTTP ゲートウェイ のログ設定ファイル (httpbind_log4j.conf)


log4j.logger.gateway=ERROR, A1
# DEFAULT TO RollingFileAppender
log4j.appender.A1=org.apache.log4j.RollingFileAppender
# log4j.appender.A1.file=$(logdir)/gateway.log
log4j.appender.A1.file=/tmp/gatewaylog
log4j.appender.A1.append=true
log4j.appender.A1.maxBackupIndex=7
log4j.appender.A1.maxFileSize=5mb
log4j.appender.A1.layout=org.apache.log4j.PatternLayout
log4j.appender.A1.layout.ConversionPattern=[%d{DATE}] %-5p %c [%t] %m%n