Sun Java Communications Suite 5 配備計画ガイド

Connector for Microsoft Outlook の概要

組織では、Sun Java Enterprise System のサーバーに接続しているときにユーザーが電子メールおよびカレンダのクライアントとして Microsoft Outlook を使用できるようにするために、Connector for Microsoft Outlook を配備します。Outlook とサーバーの間で継続される必要な通信を容易にするために、各デスクトップユーザーに対して Connector for Microsoft Outlook プラグインをインストールして設定する必要があります。デスクトップ配備ツールキットも用意されています。このツールキットは、システム管理者用のソフトウェアツールを集めたもので、個々のユーザーに対する Connector for Microsoft Outlook プラグインのインストールと設定に関連して、管理者とユーザーの両方の作業を簡略化するように設計されています。

管理者はデスクトップ配備ツールキットを使用して、エンドユーザー用のカスタムインストールパッケージを作成でき、そこに構成パラメータを事前設定することで、ユーザーの作業の簡略化と効率化を図ることができます。また、管理者が特定のユーザーやユーザーグループに必要または望ましいと考える構成設定が、これによってすべて適用されます。配備設定プログラムは、これらの事前設定された構成パラメータを .ini テキストファイルに保存してから、この .ini ファイルをエンドユーザー用のインストールプログラム (セットアップウィザード) にバンドルします。エンドユーザーがパッケージを起動すると、セットアップウィザードが .ini ファイルを読み込み、管理者の指定に従ってユーザーのデスクトップに Connector ソフトウェアをインストールして設定します。