Java CAPS 6 インストール GUI の使用

Java CAPS 6 インストール GUI の使用

このトピックでは、グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) を使用して JavaTM Composite Application Platform Suite (Java CAPS) を正常にインストールするための手順 (そのうちの 1 つは省略可能) について説明します。ご質問またはご不明な点がありましたら、Java CAPS Support の Web サイト (http://goldstar.stc.com/support) を参照してください。


ヒント –

Sun Developer Network (SDN) の Web サイトにある HTML 形式のすべての Java CAPS マニュアルを利用するには、http://developers.sun.com/docs/javacaps/ に移動してください。

Enterprise Manager の「ヘルプ」タブをクリックする方法で、SDN の Web サイトにある Java CAPS マニュアルを利用することもできます。

Java CAPS アップローダの「ヘルプ」タブをクリックすると、「Java CAPS Uploader を使用した Java CAPS コンポーネントのインストール」トピックが開きます。


インストールを開始する前に、次のマニュアルに目を通してください。

必要な知識

必要な作業

インストールの概要

インストールを開始する前に、『Java CAPS インストールの計画』に目を通してください。ここには、サポートされるプラットフォーム、オペレーティングシステムの制限事項、パラメータ定義など、Java CAPS の正常なインストールを完了するために必要な情報が記載されています。

完全なグラフィカルユーザーインタフェースのインストール

GUI インストールは、次の 4 つのインストールセグメントに分かれています。

同時にすべてをインストールする必要はありません。初期インストールを完了したあと、NetBeans IDE Update Center や Java CAPS アップローダを使用し、リストから項目を選択することによって、追加の Java CAPS 製品やコンポーネントをいつでもインストールできます。


注意 – 注意 –

Java CAPS Release 6 は、インストールディレクトリパス内の空白文字をサポートしていません。


このプロセスではまた、Sun アンインストールソフトウェアもインストールされます。


注 –

Java CAPS をインストールする前に、JDK がインストールされ、JAVA_HOME が設定されている必要があります。そうでない場合、Installer はインストールを停止します。詳細については、「JDK のインストールと JAVA_HOME の設定」を参照してください。


JDK のインストールと JAVA_HOME の設定

システムにまだ Java Development Kit (JDK) がインストールされていないか、または JAVA_HOME が設定されていない場合は、Java CAPS をインストールする前に、JDK をインストールして JAVA_HOME を設定する必要があります。後述の作業で、UNIX または Windows システムに JDK をインストールして JAVA_HOME を設定するために必要な情報を提供します。

プラットフォームごとの Java CAPS JDK の要件

Sun Solaris

JDK5: 1.5.0_14 以降

JDK6: 1.6.0_03 以降

IBM AIX

JDK5: IBM AIX でサポートされる最新の 1.5

Linux (Red Hat および SUSE)

JDK5: 1.5.0_14 以降

JDK6: 1.6.0_03 以降

Macintosh

JDK5: Macintosh でサポートされる最新の 1.5

Microsoft Windows

JDK5: 1.5.0_14 以降

JDK6: 1.6.0_03 以降


注意 – 注意 –

Java CAPS Installer は、Sun Solaris SPARC または AMD 64 ビット環境上の JDK 1.6.0_04 64 ビットバージョンをサポートしていません。


ProcedureKorn および bash シェルを使用して UNIX システムに JDK をインストールして JAVA_HOME を設定する

始める前に

この作業は、次の場合にのみ実行します。

  1. JDK をインストールするには、URL http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp に移動します。

  2. 該当する JDK を見つけ、「Download」をクリックします。

    JDK がコンピュータ上の、たとえば /usr/jdk/jdk1.6.0_02 にインストールされます。必要に応じて、JDK を別の場所に移動することもできます。JDK がインストールされたら、JAVA_HOME を設定できます。

  3. export JAVA_HOME= jdk install dir

    この場合、jdk install dir は JDK をインストールしたディレクトリです。

  4. export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH

  5. chmod 755 JavaCAPS.bin

ProcedureBourne シェルを使用して UNIX システムに JDK をインストールして JAVA_HOME を設定する

始める前に

この作業は、次の場合にのみ実行します。

  1. JDK をインストールするには、URL http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp に移動します。

  2. 該当する JDK を見つけ、「Download」をクリックします。

    JDK がコンピュータ上の、たとえば /usr/jdk/jdk1.6.0_02 にインストールされます。必要に応じて、JDK を別の場所に移動することもできます。JDK がインストールされたら、JAVA_HOME を設定できます。

  3. JAVA_HOME=jdk install dir

    この場合、jdk install dir は JDK をインストールしたディレクトリです。

  4. export JAVA_HOME

  5. PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH

  6. export PATH

  7. chmod 755 JavaCAPS.bin

ProcedureC シェルを使用して UNIX システムに JDK をインストールして JAVA_HOME を設定する

始める前に

この作業は、次の場合にのみ実行します。

  1. JDK をインストールするには、URL http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp に移動します。

  2. 該当する JDK を見つけ、「Download」をクリックします。

    JDK がコンピュータ上の、たとえば /usr/jdk/jdk1.6.0_02 にインストールされます。必要に応じて、JDK を別の場所に移動することもできます。JDK がインストールされたら、JAVA_HOME を設定できます。

  3. setenv JAVA_HOME jdk install dir

    この場合、jdk install dir は JDK をインストールしたディレクトリです。

  4. setenv PATH $JAVA_HOME/bin:$PATH

  5. export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH

  6. chmod 755 JavaCAPS.bin

ProcedureWindows システムに JDK をインストールして JAVA_HOME を設定する

始める前に

この作業は、次の場合にのみ実行します。

  1. JDK をインストールするには、URL http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp に移動します。

  2. 該当する JDK を見つけ、「Download」をクリックします。

    JDK がコンピュータ上の、たとえば C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_02 にインストールされます。必要に応じて、JDK を別の場所に移動することもできます。JDK がインストールされたら、JAVA_HOME を設定できます。

  3. JDK を設定するには、「マイ コンピュータ」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。

  4. 「詳細設定」タブで、「環境変数」を選択し、JAVA_HOME を JDK が格納されている場所 (たとえば、C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_02) を指すように編集します。

Java CAPS Installer を使用した Java CAPS のインストール

この手順では、Java CAPS Installer を使用して、Sun Java System Application Server 9.1 (SJSAS)、NetBeans IDE 6.1 ML、Sun Enterprise Service Bus などの Java CAPS コア製品、アダプタなどの Java CAPS アドオンコンポーネント、Sun Java Repository v.6、Sun Java Enterprise Manager v.6、Sun JMS IQ Manager v.6、および UDDI サーバーをインストールします。また、Sun アンインストールソフトウェアもインストールされます。

デフォルトを変更することもできますが、そのほとんど (特に、ポート番号) を受け入れることをお勧めします。


注意 – 注意 –

Java CAPS Release 6 は、インストールディレクトリパス内の空白文字をサポートしていません。



注 –

特定のアダプタには、追加のインストール手順が必要です。詳細については、『Installing Third-Party JAR Files』を参照してください。


ProcedureJava CAPS Installer を使用して Java CAPS コンポーネントをインストールする

始める前に

Sun Solaris マシンなどの UNIX システムに Java CAPS をインストールする場合は、GUI モードでインストールするために DISPLAY 変数を設定する必要があります。これを行う方法は、システムへの接続方法によって異なります。

Windows システムにインストールする場合は、telnet を使用しないでください。

  1. インストール実行可能ファイルを納入メディアからインストールディレクトリにダウンロードします。

    • Sun のサポートから指定された Sun ダウンロードセンター (SDLC) の URL から

    • Java 複合アプリケーションプラットフォームスイートメディアキットに付属の DVD から

  2. JavaCAPS.zip ファイルを一時ディレクトリに抽出します。


    注 –

    /tmp ディレクトリにアクセスできない場合は、Java CAPS Installer から新しいディレクトリを入力するよう求められます。


  3. インストールを開始する前に、すべてのプログラムを終了します。


    注 –

    処理中にいつでもインストールを取り消すことができます。


  4. インストールを開始するには、該当する実行可能ファイルを起動します。

    • sh JavaCAPS.bin (Solaris の場合)

    • sh JavaCAPS.bin (AIX の場合)

    • sh JavaCAPS.bin (Linux の場合)

    • JavaCAPS.app または sh ./JavaCAPS.app (Macintosh の場合)

    • JavaCAPS.exe (Windows の場合)

  5. Java CAPS Installer のウィザードが表示されたら、「紹介」ページの「次へ」をクリックしてインストールを開始します。


    ヒント –

    インストールで前後に移動するには、「次へ」ボタンと「戻る」ボタンを使用します。


  6. 「ライセンス契約書」ページで、「ライセンス契約書の条項に同意します」を選択し、「次へ」をクリックします。

  7. 「インストールディレクトリを選択」ページで、デフォルトを受け入れるか、または「選択」をクリックして別のディレクトリを参照します。


    注 –

    選択したデフォルトディレクトリが存在しない場合は、Installer がそのディレクトリを自動的に作成します。別のディレクトリを選択したあとで、デフォルトディレクトリに戻る場合は、「デフォルトフォルダに戻す」をクリックします。


  8. 「インストールセットを選択」ページで、実行するインストールの種類 (「すべて」または「カスタム」) を選択し、「次へ」をクリックします。

  9. (省略可能) 「カスタム」を選択した場合は、「製品機能を選択」で、インストールしない任意のコンポーネントの選択を解除します。


    注 –

    すべてのコンポーネントをインストールするようにしてください。v.5.0.5 〜 v.5.1.3 の間の任意の製品リリースからのプロジェクトが存在する場合は、Sun JMS IQ Manager が必要です。Macintosh インストールでは、JMS IQ Manager はオプションではありません。


  10. 「Java Developer Kit (JDK) を選択」ページで、「選択」をクリックして JDK が格納されているディレクトリに移動し、JDK を選択します。

    Sun Java System Application Server のインストールには JDK が必要です。「JDK のインストールと JAVA_HOME の設定」を参照してください。


    注意 – 注意 –

    JRE を選択しない場合は、Sun Java System Application Server をインストールまたは設定することはできません。


  11. 「Java CAPS リポジトリの入力」ページで、デフォルトのポート番号を使用します。

    リポジトリは、管理 HTTP 要求をこのポートで待機します。


    注意 – 注意 –

    このポート番号には、10 個の連続した使用可能なポートが必要です。デフォルトのポート番号を変更することもできますが、インストール中にシステムが、入力したポート番号の上に連続した 9 個のポート番号を追加で選択することに注意してください (たとえば、デフォルトではポート 12001 〜 12009 が追加される)。インストール時に実行されるポート確認では、インストールの時点で使用されているポートのみが検出されることに注意してください。つまり、インストールでは、現在実行されていないほかのアプリケーションによって使用されるように設定されたポートは検出されません。



    注 –

    システムにセキュリティーアラートが表示された場合は、タグが付けられたプログラムのブロックを解除してインストールを続行する必要があります。


  12. 「NetBeans IDE の入力」ページが表示されたら、定義済みの Java CAPS コンポーネント (非 JBI ベースの Java CAPS コンポーネント) をリポジトリから NetBeans にインストールしない場合にのみ、「リポジトリ NBM をインストール」の選択を解除します。

  13. 「Sun Java System Application Server の入力」ページが表示されたら、デフォルトを受け入れるか、または変更します。


    注 –

    Sun Java System Application Server は、Java CAPS アプリケーションの作成および配備を行う Java EE および JBI サーバーです。


    1. 「管理ユーザー名」を受け入れるか、または別の名前に変更します。

      デフォルトの名前は、admin です。

    2. 「管理パスワード」を受け入れるか、または別のパスワードに変更して、そのパスワードを確認します。

      これは、管理者としてログインするときに使用するパスワードです。デフォルトのパスワードは、adminadmin です。

    3. AS 管理者オペレーション用の SSL 証明書の「マスターパスワード」を受け入れるか、または別のパスワードに変更して、そのパスワードを確認します。

      これは、Sun Java System Application Server 内のデータを保護するために使用されるキー、つまり、セキュリティー保護されたキーストアのパスワードです。デフォルトのパスワードは、changeit です。これは 8 文字以上にする必要があります。

    4. 管理ポート番号を受け入れるか、または別の番号に変更します。

      Sun Java System Application Server は、管理 HTTP 要求をこのポートで待機します。デフォルトは 4848 です。

    5. HTTP ポート番号を受け入れるか、または別の番号に変更します。

      Sun Java System Application Server は、配備する Web アプリケーションの HTTP 要求をこのポートで待機します。デフォルトは 8080 です。

    6. セキュリティー保護された HTTP ポート番号を受け入れるか、または別の番号に変更します。

      Sun Java System Application Server は、配備する Web アプリケーションの HTTPS 要求をこのポートで待機します。デフォルトは 8181 です。

    7. 初期サーバーインスタンスの JMS ポート番号を受け入れるか、または別の番号に変更します。

      デフォルトは 7676 です。

    8. 初期サーバーインスタンスの JMX 管理ポート番号を受け入れるか、または別の番号に変更します。

      デフォルトは 8686 です。

    9. 初期サーバーインスタンスの IIOP ポート番号を受け入れるか、または別の番号に変更します。

      デフォルトは 3100 です。

    10. 初期サーバーインスタンスのセキュリティー保護された IIOP ポート番号を受け入れるか、または別の番号に変更します。

      デフォルトは 3820 です。

    11. 初期サーバーインスタンスの相互認証 IIOP ポート番号を受け入れるか、または別の番号に変更します。

      デフォルトは 3920 です。


    ヒント –

    管理者名、パスワード、マスターパスワード、さらにポート番号を、あとで使用するために記録しておいてください。start_appserver_domain1 スクリプトを使用して Sun Java System Application Server を起動すると、管理者名、パスワード、およびマスターパスワードを入力するよう求められます。AS 管理者または NetBeans IDE からサーバーを起動する場合は、管理者名、パスワード、およびマスターパスワードは必要ありません。


  14. 「Sun JMS IQ Manager の入力」ページで、JMS IQ Manager のインストール方法を選択します。

    Release 5.0.5 〜 5.1.3 に含まれるのと同じメッセージング動作を必要とする Java CAPS プロジェクトには、JMS IQ Manager を使用してください。JMQ (Sun Java System Application Server に標準装備されている JMS サーバー) の次にインストールできます。


    注 –

    Macintosh システムでは、JMS IQ Manager はオプションではありません。


    1. JMS IQ Manager のバイナリは、デフォルトでは Java CAPS をインストールしているオペレーティングシステムになりますが、ドロップダウンリストを使用して変更できます。

      Sun JMS IQ Manager は、ネイティブバイナリを使用します。バイナリは、オペレーティングシステムやプロセッサのアーキテクチャーによって異なります。JMS IQ Manager をインストールするプラットフォームに一致するバイナリを選択してください。


      注 –

      Sun JMS IQ Manager をインストールする場合は、Sun Java System Application Server をインストールする必要があります。また、このインストールが完了したあとで、JMS IQ Manager を別の Sun Java System Application Server に手動でインストールすることもできます。


    2. JMS IQ Manager が待機するポート番号を受け入れるか、またはデフォルトを変更します。

      デフォルトは 18007 です。

    3. JMS IQ Manager が待機するセキュリティー保護された SSL ポート番号を受け入れるか、またはデフォルトを変更します。

      デフォルトは 18008 です。

    4. JMS IQ Manager を以前のバージョンの Java CAPS から移行する場合は、「ディレクトリからの移行」フィールドに、以前のインストールのルートディレクトリを入力します。

  15. 「Java CAPS Enterprise Manager の入力」ページで、「ホスト名」と「管理ポート」のデフォルトを受け入れるか、または変更します。


    注 –

    Enterprise Manager は、配備された Java CAPS アプリケーションやアラートを管理するために使用する管理サーバーです。


    • 「ホスト名」は、インストールを行なっているコンピュータの名前です。Sun Java System Application Server などのほかのコンポーネントは、この名前を使用して Enterprise Manager にアクセスします。Enterprise Manager は、この名前をほかのコンポーネントに中継します。これは通常、Enterprise Manager が実行されているコンピュータの名前ですが、プロキシサーバーの名前を指定することもできます。

    • 「管理ポート」は、Enterprise Manager が HTTP 要求を待機するポートです。デフォルトは 15000 です。


      注意 – 注意 –

      このポート番号には、5 個の連続した使用可能なポートが必要です。デフォルトのポート番号を変更することもできますが、インストール中にシステムが、入力したポート番号の上の連続した 5 個のポート番号を追加で選択することに注意してください (たとえば、デフォルトではポート 15001 〜 15005 が追加される)。インストール時に実行されるポート確認では、インストールの時点で使用されているポートのみが検出されることに注意してください。つまり、インストールでは、現在実行されていないほかのアプリケーションによって使用されるように設定されたポートは検出されません。



    ヒント –

    あとで使用するために、ポート番号を記録しておいてください。


  16. 「インストール前の概要」ページが表示されたら、この選択内容で良い場合は「インストール」をクリックします。それ以外の場合は、「戻る」ボタンを使用して選択内容を変更します。


    注 –

    ファイアウォールによっていずれかのコンポーネントのインストールがブロックされている場合は、そのブロックを取り除いてコンポーネントのインストールを続行します。


    「Java CAPS のインストール」ページが表示されます。スイートがシステムにインストールされている間、Sun Java Enterprise Service Bus Suite や Sun Java System Application Server などの、インストールされているコンポーネントに関する情報を提供するいくつかのページが表示されます。また、関連するオープンソース Web サイトへのリンクの一覧も表示されます。

  17. 「インストール完了」ページが表示されたら、コメントに目を通してから、「完了」をクリックして Installer を終了します。

    これで Java CAPS がシステム用に設定されました。


    注 –

    インストールの詳細については、インストールログを参照してください。


    Java CAPS Installer が終了し、ブラウザに「今すぐ登録してください」ページが表示されます。Java CAPS を Sun Developer Network に登録すると、次の利点が得られます。

    • 新しいバージョン、パッチ、および更新の通知

    • Sun の開発者製品、サービス、およびトレーニングの特別提供

    • 早期リリースおよびドキュメントの利用

    • Sun Inventory サイト上の登録済み製品の追跡/管理

  18. 「今すぐ登録してください」ページで、Java CAPS を登録します。

    1. (省略可能) Sun アカウントをまだ持っていない場合は、「アカウントを作成する」の下にある「今すぐサインアップして Sun Online アカウントに登録する」をクリックします。

      これによって登録フォームが開き、名前、電子メールアドレスなどの一般情報を入力するよう求められます。アカウントにはパスワードを設定する必要があります。フォームに間違いなく情報を入力したら、「送信」をクリックします。


      注 –

      Java CAPS に登録して利点を受けれるようにするには、事前に Sun アカウントが設定されている必要があります。


    2. 登録するには、「自分のアカウントを使用する」の下の「ユーザー名」と「パスワード」に入力し、「Sun プログラムに登録するための使用条件に同意します」を選択して、「今すぐ登録する」をクリックします。


    注 –

    あとで登録することもできます。これを行うには、Java CAPS をインストールしたベースディレクトリに移動して、register.html を起動します。「Sun 製品の登録」画面が表示されたら、「登録する」をクリックして「今すぐ登録してください」ページにアクセスします。


    これで、Java CAPS リポジトリを起動し、NetBeans IDE の Java CAPS EE Update Center を実行してリポジトリから NetBeans にモジュールをダウンロードする準備ができました。ただし、初期の Java CAPS インストールの一部として NetBeans IDE をインストールすることを選択した場合は、すでにリポジトリから NetBeans にすべてのモジュールがダウンロードされているため、この時点で Update Center を実行する必要はありません。

NetBeans IDE Update Center を使用した Java CAPS コンポーネントのインストール

この手順では、NetBeans IDE Update Center を使用して Java CAPS Java EE コンポーネントをインストールします。これらは、リポジトリを必要としない JBI ベースの Java CAPS コンポーネントです。


注 –

特定のアダプタには、追加のインストール手順が必要です。詳細については、『Installing Third-Party JAR Files』を参照してください。


ProcedureNetBeans IDE Update Center を使用して Java CAPS コンポーネントをインストールする

始める前に

この作業は、NetBeans IDE と Java CAPS リポジトリがインストールされていることを前提にしています。

  1. リポジトリと NetBeans IDE を起動するには、Java CAPS をインストールしたベースディレクトリに移動して、該当する実行可能ファイルを起動します。

  2. NetBeans を構成する各モジュールと、それに関連付けられたプラグインをインストールします。

    1. 「NetBeans IDE」メニューバーから、「ツール」、「プラグイン」の順に選択します。

    2. 「プラグイン」ページで、「設定」タブを選択します。

    3. 「Update Center の設定」区画から、インストールするコンポーネントの種類 (たとえば、「NetBeans」、「プラグインポータル」、「他社製プラグイン」) を選択します。次に、「使用可能なプラグイン」タブを選択し、任意のエントリを右クリックして「すべてをチェック」を選択するか、またはインストールするコンポーネントを個別に選択します。


      注 –

      この時点で「CAPS リポジトリ Update Center」を選択する必要はありません。これらのコンポーネントはすべて、他社製品 Eviware と同様に、Java CAPS のインストール中にインストールされています。


    4. インストールを開始するには、「インストール」をクリックします。

    5. NetBeans IDE Installer が表示されたら、「次へ」をクリックし、ライセンスを受け入れ、「インストール」をクリックします。

      このページには、インストールしている Java CAPS 6 プラグインが一覧表示されます。


      注 –

      「検証」または「署名されていない」の警告をすべて無視し、インストールを続行します。


    6. インストールが完了したら、「完了」をクリックします。

    7. (省略可能) NetBeans IDE が再表示される前に追加のウィザードが表示された場合は、画面の手順に従ってプラグインをインストールします。

    これで、リポジトリへの接続 (Release 5.0.5 〜 5.1.3 以前で作成された非 JBI ベースのプロジェクトのために必要) や、Java CAPS アップローダへのログオンの準備ができました。

Java CAPS アップローダを使用した Java CAPS コンポーネントのインストール

この手順では、Java CAPS アップローダを使用して、リポジトリを必要とする追加の Java CAPS コンポーネントをインストールします。これには、Java CAPS Installer または NetBeans IDE Update Center を使用してインストールされなかったすべての SAR ファイルが含まれます。このアップローダではまた、ZIP ファイルをダウンロードして抽出することもできます。

Internet Explorer を使用していて、ズームインとズームアウトが可能なコネクティビティーマップを使用する場合は、Enterprise Manager SVG Plugin for win32 が必要です。Internet Explorer を使用し、SVG プラグインをインストールしていない場合、Enterprise Manager は SVG の代わりに JavaScript を使用してコネクティビティーマップを表示します。この場合、ズームインとズームアウトの機能は使用できません。Enterprise Manager SVG Plugin for win32 は、Java CAPS アップローダの「補助」の下にあります。Firefox には SVG が組み込まれているため、プラグインは必要ありません。


注 –

特定のアダプタには、追加のインストール手順が必要です。詳細については、『Installing Third-Party JAR Files』を参照してください。


ProcedureJava CAPS アップローダを使用して Java CAPS コンポーネントをインストールする

始める前に

この作業は、リポジトリが Java CAPS Installer を使用してインストールされていること、および Java CAPS アップローダが実行されていることを前提にしています。Java CAPS アップローダは、リポジトリを必要とする非 JBI ベースの Java CAPS コンポーネントをインストールします。


ヒント –

Java CAPS アップローダが実行されている場合は、「ヘルプ」タブをクリックすると、「Java CAPS Uploader を使用した Java CAPS コンポーネントのインストール」トピックが開きます。また、「ドキュメント」タブをクリックすると、SDN Web サイトの「Sun Java CAPS のドキュメント」タブが開きます。


  1. リポジトリを起動するには、Java CAPS をインストールしたベースディレクトリに移動して、該当する実行可能ファイルを起動します。

  2. Web ブラウザを起動して、アドレス行に http://Hostname:PortNumber と入力します。各表記の意味は次のとおりです。

    • Hostname は、リポジトリをインストールしたサーバーの TCP/IP ホスト名であり、リポジトリ自体の名前ではありません。

    • PortNumber は、リポジトリのインストール中に指定したポート番号です。

  3. Java CAPS アップローダにログインするには、ユーザー名とパスワードを入力します。


    注 –

    デフォルトは、ユーザー名が「admin」であり、パスワードが「adminadmin」です。


    Java CAPS アップローダが起動され、すでにインストールされているコンポーネントが一覧表示されます。

  4. 追加の Java CAPS コンポーネントをインストールするには、「別の製品をインストールするときにクリックします。」を選択します。

  5. 「インストールする Java Composite Application Platform Suite 製品の選択」の下にある「製品名」カテゴリ (「コア製品」や「OTD」など) を開き、コンポーネントの左側のボックスにチェックマークを付けて選択を行います。準備ができたら、「次へ」をクリックします。


    注 –

    「eGate」や「eWay」は Release 6 より前の用語です。現在の製品名を確認するには、『Java CAPS インストールの計画』を参照してください。


  6. 「インストールするファイルを選択しています」ダイアログボックスで、該当する SAR ファイルに移動し (SAR ファイルの場所については、『Java CAPS インストールの計画』を参照)、そのファイルを選択して、「次へ」をクリックします。


    注 –

    特定のコンポーネントをアップロードしないことに決めた場合は、「スキップ」をクリックして次のコンポーネントに移動します。ただし、依存関係のために、アップロードをスキップできない場合もあります。


    すべての SAR ファイルが選択されるまで、この手順を繰り返します。

    Java CAPS アップローダによって、選択されたコンポーネントがリポジトリにアップロードされます。

ProcedureJava CAPS アップローダを使用して ZIP ファイルをダウンロードして展開する

いくつかの Java CAPS コンポーネントは、ZIP ファイルとして提供されます。Java CAPS の実行可能ファイルをインストールディレクトリにコピーすると、これらの ZIP ファイルは Java CAPS アップローダの「ダウンロード」タブの下に表示されます。


注 –

「ダウンロード」タブの下に一覧表示されているアダプタプラグインやその他の一部のプラグインをインストールするには、「Enterprise Manager Web アプリケーションマネージャーを使用したプラグインのインストール」を参照してください。


始める前に

この作業は、リポジトリが実行されていること、および Java CAPS アップローダが起動されていることを前提にしています。

  1. Java CAPS アップローダから、「ダウンロード」タブをクリックします。

    リポジトリからダウンロードできるコンポーネントのリストが表示されます。


    注 –

    この例では、Command Line Codegen をダウンロードします。


  2. 「ダウンロードするコンポーネントのリスト」から、ダウンロードして抽出するコンポーネント (CommandLineCodegen など) を選択します。

  3. 「ファイルのダウンロード」ページから、「開く」を選択して commandlinecodegen.zip を抽出します。

    ZIP ファイルが抽出プログラム (WinZip など) で開かれます。

  4. すべてのファイルをターゲットディレクトリに抽出します。

    この例では、InstallDirectory\repository にファイルを抽出する可能性があります。この場合、InstallDirectory は Java CAPS をインストールしたフォルダです。

Enterprise Manager Web アプリケーションマネージャーを使用したプラグインのインストール

この手順では、Java CAPS Enterprise Manager Web アプリケーションマネージャーを使用して Java CAPS コンポーネントのプラグインをインストールします。これらのプラグインは、Java CAPS アップローダの「ダウンロード」タブの下に一覧表示され、アダプタプラグインのほか、Web サービス、Composite Page Designer、Business Process Manager などのほかの製品コンポーネントのプラグインが含まれています。


注 –

特定のアダプタには、追加のインストール手順が必要です。詳細については、『Installing Third-Party JAR Files』を参照してください。


ProcedureEnterprise Manager Web アプリケーションマネージャーを使用して Java CAPS プラグインをインストールする

始める前に

この作業は、Enterprise Manager が起動されていることを前提にしています。

  1. 左の区画 (「エクスプローラ」区画と呼ばれる) の「設定」アイコンをクリックします。

    右の区画に「Web アプリケーションマネージャー」タブが表示されます。

  2. 右の区画の「Web アプリケーションマネージャー」タブをクリックします。

    「リポジトリ接続プロパティーの指定」ダイアログボックスが表示されます。

  3. 「リポジトリ接続プロパティーの指定」ダイアログボックスで、カスタム値を指定します。

    • 「ホストアドレス」 — たとえば、http://host_name:port_number。この場合、host_name はリポジトリがインストールされているコンピュータの名前であり、port_number はリポジトリが使用しているポート番号です。

    • 「ユーザー名」 — これは Java CAPS 管理者のユーザー名です。

    • 「パスワード」 — これは Java CAPS 管理者のパスワードです。

  4. 準備ができたら、「リポジトリ接続プロパティーの指定」ダイアログボックスで、「接続」をクリックしてリポジトリに接続します。

    ホストアドレスから自動インストールする管理アプリケーションの選択」ダイアログボックスが展開され、インストールできるアダプタやその他のプラグインが表示されます。

  5. 「ホストアドレスから自動インストールする管理アプリケーションの選択」ダイアログボックスから、インストールするアプリケーションプラグインを選択し、「インストール」をクリックします。

    結果が「リポジトリ接続プロパティーの指定」ダイアログボックスの下部に一覧表示されます。

Java CAPS の起動と停止

初期インストールが終了したら、Java CAPS インストールディレクトリか、あるいは起動または停止するコンポーネントがインストールされているディレクトリに移動して、次のコマンドを呼び出します。

コンポーネント 

起動 

停止 

Sun Java System Application Server 

start_appserver_domain1 (Java CAPS install directory から)

stop_appserver_domain1 (Java CAPS install directory から)

リポジトリ 

start_repository (Java CAPS install directory から) あるいは startserver.sh または .bat (Java CAPS install directory\repository\repository から)

stop_repository (Java CAPS install directory から) あるいは stopserver.sh または .bat (Java CAPS install directory\repository\repository から)

Enterprise Manager 

start_emanager (Java CAPS install directory から) あるいは startserver.sh または .bat (Java CAPS install directory\emanager から)

stop_emanager (Java CAPS install directory から) あるいは stopserver.sh または .bat (Java CAPS install directory\emanager から)

NetBeans IDE 

start_netbeans (Java CAPS install directory から) または netbeans.exe (Java CAPS install directory\netbeans\bin から)

タイトルバーの「X」をクリックする 


注 –

Windows システム上でコマンド行から起動および停止スクリプト、たとえば start_appserver_domain1 および stop_appserver_domain1 を実行するには、start start_appserver_domain1 および start stop_appserver_domain1 として実行する必要があります。また、Windows システム上の実行可能ファイルをダブルクリックすることもできます。

UNIX システム上でコマンド行から起動および停止スクリプト、たとえば start_appserver_domain1 および stop_appserver_domain1 を実行するには、sh start_appserver_domain1 および sh stop_appserver_domain1 として実行する必要があります。

Windows では、リポジトリサービスマネージャーが提供されています。これを開くには、install directory\repository\repository に移動し、servicemanager.bat を起動して「Sun Java CAPS Repository Server サービスマネージャー」ダイアログボックスを開きます。このダイアログを使用して、サービスのインストールおよびアンインストール、Repository Server の起動および停止を行います。


NetBeans IDE から Java CAPS リポジトリへの接続

必要に応じて、NetBeans IDE 内から Java CAPS リポジトリに接続することができます。

ProcedureNetBeans IDE から Java CAPS リポジトリに接続する

始める前に

この手順は、NetBeans IDE が実行されていること、および Java CAPS リポジトリがインストールされ、実行されていることを前提にしています。

  1. 「NetBeans IDE」ツールバーからリポジトリに接続するには、「ツール」、「CAPS リポジトリ」、「接続」の順に選択します。


    注 –

    5.1.3 以前のバージョンからの非 JBI ベースの Java CAPS プロジェクトが存在しない場合は、リポジトリに接続する必要はありません。ただし、初期インストールには含まれていなかった追加の Java CAPS コンポーネントの SAR ファイルをアップロードするには Java CAPS アップローダが必要です。


  2. 「Java CAPS リポジトリに接続する」ページで、「リポジトリの URL」フィールド内の情報が、インストール中に設定したリポジトリ設定に一致していることを確認してから、「接続」をクリックします。


    注 –

    リポジトリにログオンするたびにパスワードを入力する場合は、「パスワードを保存」ボックスの選択を解除します。


    これで、Sun Java System Application Server を起動する準備ができました。


    注 –

    セキュリティーシステムがある場合は、Sun JMS IQ Manager などの、ブロックされているすべてのプログラムのブロックを解除します。


    これで、Java CAPS アップローダを起動する準備ができました。それにより、残りの Java CAPS コンポーネントをアップロードしてインストールすることができます。

非 JBI ベースの Java CAPS サンプルプロジェクトのインポート

実装や製品のトレーニングには、サンプルプロジェクトが使用できます。サンプルプロジェクトファイルは、Sun 開発者ネットワーク (SDN) の Web サイト (http://developers.sun.com/docs/javacaps/) の「Sun Java CAPS のドキュメント」タブからインポートできます。

Procedure非 JBI ベースのサンプルプロジェクトをインポートする

始める前に

リポジトリが実行中であり、必要なすべての SAR ファイルおよびコンポーネントがロードされていることを確認してください。続行する前に、保存されていないすべての作業を保存します。

  1. ブラウザを開き、SDN Web サイトの「Sun Java CAPS のドキュメント」タブをポイントします。

  2. 「Java CAPS のドキュメントのチェックアウト」の下にある「チュートリアルとサンプルプロジェクト」リンクをクリックします。

  3. 「Java CAPS のチュートリアルとサンプルプロジェクト」の下にあるチュートリアルリストを展開して、「サンプルプロジェクトの Zip ファイル」リンクを表示します。

  4. 「サンプルプロジェクトの Zip ファイル」リンクを選択し、アーカイブファイルをローカルマシンに保存します。

    ファイルを保存した場所を覚えておいてください。

  5. Netbeans IDE を起動し、実行中のリポジトリに接続します。

    1. 「ツール」->「CAPS リポジトリ」->「接続」の順に選択します。

    2. ログイン名、パスワード、その他の値を指定するか、またはそのまま受け入れます。

    3. 「接続」をクリックします。

  6. Java CAPS リポジトリベースのプロジェクトを開くか、または作成します。

  7. Java CAPS プロジェクトを右クリックし、コンテキストメニューから「インポート」->「プロジェクト」の順にクリックします。

  8. 「インポートマネージャー」ダイアログボックスで、サンプルプロジェクトのアーカイブファイルの場所を参照します。

  9. サンプルプロジェクトのアーカイブファイル (たとえば、prjBatch_Inbound_LocalFileIn_FTPOut.zip) を選択し、「インポート」をクリックします。

  10. サンプルプロジェクトが正常にインポートされたら、「閉じる」をクリックします。

  11. インポートするほかのプロジェクトファイルに対して、手順 6 を繰り返します。