エンバイロメントエクスプローラツリーからアクセスする CICS アダプタの設定パラメータは、次のセクションで構成されています。
CICS 環境プロパティーの「Sun CICS Listener」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 60 環境プロパティー - 「Sun CICS Listener」セクション
CICS 環境プロパティーの「CICS ゲートウェイ」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 61 環境プロパティー - 「CICS ゲートウェイ」セクション
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
接続するリモートまたはローカルのゲートウェイを指定します。 注 – このパラメータの値として「ローカル:」を使用する場合は、特定の JAR ファイルが必要です。 注 – デフォルト値の「ローカル:」は、z/OS 上で実行されている CTG では使用できません。z/OS 上で実行されている CTG では、「URL」プロパティーの値を「ローカルホスト」またはサーバー名に設定する必要があります。 |
リモートまたはローカルゲートウェイのノード名または IP アドレス。設定済みのデフォルトは「ローカル:」です。 |
|
CTG が実行されている TCP/IP ポートを指定します。 |
TCP/IP ポートを示す番号。 |
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CTG 設定のリストに指定されたサーバーから、使用するサーバーを指定します。 |
CTG サーバーリストに指定されたサーバーの名前。この値を空白のままにすると、リストに指定された最初のサーバーがデフォルトで使用されます。 |
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SSL キーリングクラスのクラス名を指定します。 |
SSL キーリングクラスの完全なクラス名。 |
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暗号化されたキーリングクラスのパスワードを指定します。 |
SSL キーリングクラスのパスワード。 |
CICS 環境プロパティーの「CICS クライアント」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 62 環境プロパティー - 「CICS クライアント」セクション
名前 |
説明 |
必要な値 |
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CICS ユーザーの ID を指定します。最大長は 8 文字です。 |
8 文字以下の CICS ユーザー ID。 |
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CICS ユーザーのパスワードを指定します。最大長は 8 文字です。 |
8 文字以下のパスワード。 |
CICS 環境プロパティーの「トレース」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 63 環境プロパティー - 「トレース」セクション
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
CTG 固有。記録された利用可能なトレース情報のレベルを指定します。次のオプションがあります。 0: なし。CICS Java クライアントアプリケーションのトレースがありません。 1: 標準。データブロック (COMMAREA やネットワークフローなど) の最初の 128 バイトのみをデフォルトで表示します。このトレースレベルは、ctgstart の -trace オプションで設定されるゲートウェイのトレースと同等です。これは、システムプロパティー gateway.T.trace=on を使用して設定することもできます。 2: 詳細デバッグデフォルトでデータブロック全体を完全にトレースします。このトレースには、標準トレースレベルより多くの CICS トランザクションゲートウェイに関する情報が含まれています。このトレースレベルは、ctgstart の -x オプションで設定されるゲートウェイのデバッグトレースと同等です。これは、システムプロパティー gateway.T=on を使用して設定することもできます。 3: 例外スタックほとんどの Java 例外をトレースします。これには、CICS トランザクションゲートウェイの通常動作中に発生する可能性がある例外を含みます。その他のトレースは記録されません。このトレースレベルは、ctgstart の -stack オプションで設定されるゲートウェイのスタックトレースと同等です。これは、システムプロパティー gateway.T.stack=on を使用して設定することもできます。 |
指定するトレース情報レベルを示す 0 から 3 までの整数。設定済みのデフォルトは 0 です。 |
|
CTG 固有。トレース出力が書き込まれるファイルの場所を指定します。これは、stderr へのデフォルト出力の代わりに使用されます。長いファイル名は、引用符で囲む必要があります (たとえば、"trace output file.log")。 注 – このファイル名は、システムプロパティー gateway.T.setTFile=xxx (xxx はファイル名) を使用して設定することもできます。 |
出力ファイル名。 |
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CTG 固有。トレースに書き込まれるデータブロックの最大サイズを指定します。 注 – 切り捨てサイズは、システムプロパティー gateway.T.setTruncationSize=xxx (xxx は数値) を使用して設定することもできます。 |
最大データブロックサイズを示す数値。値 0 は、トレースにデータブロックが書き込まれないことを示します。値なし (プロパティーを空白のままにすること) は、切り捨てサイズが指定されないことを示します。 |
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CTG 固有。データブロックの表示を開始するオフセットを指定します。 注 – ダンプオフセットは、システムプロパティー gateway.T.setDumpOffset=xxx (xxx は数値) を使用して設定することもできます。 |
CTG 固有。データブロックの表示を開始するオフセットを指定します。 |
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トレースにタイムスタンプを表示するかどうかを指定します。 |
「オン」または「オフ」。「オン」は、トレース内にタイムスタンプが表示されることを示します。デフォルト設定は「オン」です。 注 – 時間表示は、システムプロパティー gateway.T.timing=on を使用して設定することもできます。 |
CICS 環境プロパティーの「接続再試行の設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 64 環境プロパティー - 「接続再試行の設定」セクション
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
接続再試行の最大回数を指定します。 |
アダプタが接続の確立を試行する回数を示す数値。設定済みのデフォルトは 5 です。 |
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次の接続再試行までの待機時間 (ミリ秒単位) を指定します。 |
アダプタが次の接続を試行するまでに待機する時間 (ミリ秒単位) を示す数値。設定済みのデフォルトは 5000 (5 秒) です。 |
CICS 環境プロパティーの「接続プールの設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 65 環境プロパティー - 「接続プールの設定」セクション
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
維持する接続の初期数および最小数を指定します。 |
維持する接続の初期数および最小数を示す数値。設定済みのデフォルトは 2 です。 |
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EIS への接続の最大サイズを指定します。 |
EIS への接続の最大サイズを示す数値。設定済みのデフォルトは 10 です。 |