通信アダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

バッチアダプタ BatchFTPOverSSL の接続マッププロパティーの設定

BatchFTPOverSSL アダプタの接続マッププロパティーに含まれるトピックは、次のとおりです。

転送前 (BatchFTPOverSSL の接続マップ)

「転送前」トピックでは、保護/バックアップ/復旧の動作をカスタマイズできます。ここでは、実際のファイル転送の前にリモートまたはローカルで実行される処理について説明します。

BatchFTPOverSSL の接続マッププロパティーの「転送前」トピックには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–21 接続マップ - BatchFTPOverSSL - 転送前

名前 

説明 

必要な値 

リモートディレクトリ名

ファイルのリネームまたはコピーの実行場所となる、リモート外部システム上のディレクトリとパスを指定します。これは、「リモート転送前コマンド」が「リネーム」または「コピー」の場合にのみ使用されます。

値としては、リテラル、正規表現 (ソースの場合)、またはパターン名 (宛先の場合) を指定できます。宛先のディレクトリを指定する場合、そのディレクトリがまだ存在していなければ、そのディレクトリが作成されます。 

特殊文字を使用できます。このパラメータが使用されるたびに、 

あらゆる特殊文字の展開 

が実行されます。たとえば、パターン %f は元の作業ディレクトリ名を意味します。

リモートディレクトリ名がパターン」プロパティーを参照してください。

ターゲットシステム上のディレクトリ名とパス。 

特殊文字を使用できます。 

リモートディレクトリ名がパターン

次のように、ディレクトリに対して入力されたパターンがリテラルを表すのか、あるいは名前パターンまたは正規表現を表すのかを指定します。

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象を表していることを示します。パターンマッチングや名前の展開は実行されません。

    リモートディレクトリ名」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「はい」です。

リモートファイル名

ファイルのリネーム先またはコピー先となる、外部システム上のファイルの名前を指定します。この値は、パスを含まないファイル名を表します。この設定は、「転送前コマンド」パラメータが「リネーム」または「コピー」処理の場合にのみ使用されます。

値としては、リテラル、正規表現 (受信時)、またはパターン名 (送信時) を指定できます。 

特殊文字を使用できます。たとえば、パターン %f は元の作業ファイル名を示します。このパラメータが使用されるたびに、あらゆる特殊文字の展開が実行されます。

リモートファイル名がパターン」プロパティーを参照してください。

リモートファイル名。 

リモートファイル名がパターン

次のように、ファイル名に対して入力されたパターンがリテラルを表すのか、あるいは名前パターンまたは正規表現を表すのかを指定します。

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。パターンマッチングや名前の展開は実行されません。

    リモートファイル名」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「はい」です。

リモート転送前コマンド

実際のファイル転送の直前に必要なアクションを実行できるようにします。インバウンド転送の場合、同じディレクトリおよびファイルのパターンまたは名前を使ってターゲットシステムに対するポーリングを行うほかのクライアントがそのファイルを使用するのを禁止できます。アウトバウンド転送の場合、既存のファイルを自動的にバックアップ/クリーンアップできます。オプションは次のとおりです。

  • リネーム: 保護または復旧のためにターゲットファイルの名前を変更します。

  • コピー: バックアップまたは復旧のためにターゲットファイルをコピーします。

  • なし: 何も行いません。

    適切な保護、バックアップ、または復旧を実現するには、目的に合った適切な設定を選択する必要があります。たとえば、アウトバウンド追加転送時の障害から復旧するには、「コピー」設定を使用します。


    注 –

    リネーム」使用時にリネーム後のファイルが存在している場合の動作は、FTP サーバーごとに異なる可能性があります。たとえば、一部の UNIX FTP サーバーでは、ユーザーへの確認なしに宛先のファイルが上書きされます。つまり、エラーまたは警告メッセージが表示されません。ほかの FTP サーバー、たとえば Windows XP サーバーでは、システムによってエラーが生成され、その結果、呼び出された OTD メソッド内で例外がスローされます。対応する FTP サーバーに固有の動作を必ず熟知しておいてください。自信がない場合は、コマンド行からアクションを実行してみてください。アクション実行時にエラーメッセージが表示される場合、そのアクションによっておそらく、コラボレーション内で例外がスローされます。


リネーム」、「コピー」、または「なし」を選択します。

デフォルト設定は「なし」です。


注 –

コピー」オプションを使用すると、コピーするファイルのサイズが大きい場合は特に、システムのパフォーマンスが低下する可能性があります。


ローカルディレクトリ名

リネーム」または「コピー」で使用されるディレクトリ名 (パス) を指定します。値としては、リテラル、正規表現 (ソースの場合)、またはパターン名 (宛先の場合) を指定できます。

特殊文字を使用できます (名前パターン)。このパラメータが使用されるたびに、あらゆる特殊文字の展開が実行されます。 

リモートファイル名がパターン」プロパティーを参照してください。


注 –

パス区切り文字を入力する際には、バックスラッシュ「\」の代わりにスラッシュ「/」を使用してください。アダプタは、バックスラッシュを特殊文字として解釈します。たとえば、c:/temp/dir を使用します。


ディレクトリ名。 

ローカルディレクトリ名がパターン

次のように、ローカルディレクトリ名がリテラルを表すのか、あるいは正規表現または名前パターンを表すのかを指定します。

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。パターンマッチングや名前の展開は実行されません。

    ローカルディレクトリ名」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

ローカルファイル名

リネーム」または「コピー」で使用されるファイル名を指定します。値としては、リテラル、正規表現 (受信時)、またはパターン名 (送信時) を指定できます。

特殊文字を使用できます。このパラメータが使用されるたびに、あらゆる特殊文字の展開が実行されます。 

ローカルファイル名がパターン」プロパティーを参照してください。

ファイル名。 

ローカルファイル名がパターン

次のように、ローカルファイル名がリテラルを表すのか、あるいは正規表現または名前パターンを表すのかを指定します。

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。

    ローカルファイル名」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

ローカル転送前コマンド

実際のファイル転送の直前に必要なアクションを実行できるようにします。インバウンド転送の場合、同じディレクトリおよびファイルのパターンまたは名前を使ってターゲットシステムに対するポーリングを行うほかのクライアントがそのファイルを使用するのを禁止できます。アウトバウンド転送の場合、既存のファイルを自動的にバックアップできます。オプションは次のとおりです。

  • リネーム: 保護または復旧のためにターゲットファイルの名前を変更します。

  • コピー: バックアップまたは復旧のためにターゲットファイルをコピーします。

  • なし: 何も行いません。

    適切な保護、バックアップ、または復旧を実現するには、目的に合った適切な設定を選択する必要があります。たとえば、アウトバウンド追加転送時の障害から復旧するには、「コピー」設定を使用します。


    注 –

    「ローカルディレクトリ名」および「ローカルファイル名」プロパティーで指定されるファイルが存在している場合、「リネーム」および「コピー」はそのファイルを上書きします。


リネーム」、「コピー」、または「なし」を選択します。

デフォルト設定は「なし」です。


注 –

コピー」オプションを使用すると、コピーするファイルのサイズが大きい場合は特に、システムのパフォーマンスが低下する可能性があります。


FTP および SSL の設定 (BatchFTPOverSSL の接続マップ)

BatchFTPOverSSL の接続マッププロパティーの「FTP および SSL の設定」トピックには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–22 接続マップ - BatchFTPOverSSL - FTP および SSL の設定

名前 

説明 

必要な値 

セキュリティー保護モード

セキュリティー保護モードを指定します。選択肢は次のとおりです。 

  • なし: FTP の形式は平文になります。

  • 暗黙的な SSL: ソケット接続の完了直後に SSL ハンドシェークが起動されます。

  • 明示的な SSL: AUTH SSL/TLS FTP コマンドを送信するクライアントによって SSL ハンドシェークが起動されます。

なし」、「暗黙的な SSL」、または「明示的な SSL」を選択します。

なし」がデフォルト設定になります。

ディレクトリリストスタイル

FTP サーバーのディレクトリリストスタイルを「UNIX」、「NT」、または「MVS」として指定します。これは、FTP サーバーからのディレクトリリスト応答を解析するための「ヒント」を、クライアント側に提供します。

UNIX」のままにしておきます。現時点でサポートされているオプションは、「UNIX」だけです。

デフォルト設定は「UNIX」です。

受動モードが有効

FTP 受動モードが有効かどうかを指定します。 

はい」または「いいえ」を選択します。

はい」は、FTP 受動モードが有効であることを示します。

デフォルト設定は「はい」です。

転送モード

転送の形式がバイナリコード、ASCII テキストのいずれであるかを指定します。 

「BINARY」または「ASCII」を選択します。デフォルト設定は「BINARY」です。

追加

リモートサーバーに新しく転送されるデータを、以前に転送されたデータの末尾に追加するかどうかを指定します。 

はい」または「いいえ」を選択します。

はい」は、データが追加されることを示します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

サーバー認証が必要

サーバー認証が必要かどうかを指定します。選択肢は次のとおりです。 

  • はい: サーバー認証が必要であり、ローカルの信頼できる CA 証明書に対してサーバー証明書を検証できるように、認証に使用されるすべてのパラメータ (「キーストアの場所」、「キーストアパスワード」、「キーストアタイプ」など) を正しく設定する必要があることを示します。

  • いいえ: サーバー認証が不要であることを示します。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「はい」です。

ユーザーの識別名

ログインユーザーの識別名 (DN) を指定します。これは、CSR 返信からインポートされ、クライアント認証の設定に使用されます。 

X.509 の識別名。 

キーストア内の別名

JKS タイプのキーストア内の、ある鍵ペアの別名を指定します。この値は、クライアント認証の設定に使用されます。 

別名。 

別名のパスワード

別名で特定されたキーストア内の鍵ペアエントリを保護するパスワードを指定します。 

別名のパスワード。 

リモートディレクトリ

データの送受信場所となる、FTP サーバー上のディレクトリを指定します。このディレクトリのアクセス可能性は通常、ログインユーザーに依存します。値としては、リテラル、正規表現 (ソースの場合)、またはパターン名 (宛先の場合) を指定できます。 

リモートディレクトリ名がパターン」プロパティーを参照してください。

リモートディレクトリの名前。 

リモートディレクトリ名がパターン

次のように、リモートディレクトリ名がリテラルを表すのか、あるいは正規表現または名前パターンを表すのかを指定します。 

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。

    リモートディレクトリ」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

リモートファイル

リモートサーバー上のファイル名を指定します。 

  • 値としては、リテラル、正規表現 (受信時)、またはパターン名 (送信時) を指定できます。

    リモートディレクトリ名がパターン」プロパティーを参照してください。

リモートファイルの名前。 

リモートファイル名がパターン

次のように、リモートファイル名がリテラルを表すのか、あるいは正規表現または名前パターンを表すのかを指定します。 

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。

    リモートファイル」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

ローカルディレクトリ

リモートシステムとの間で送受信されるファイル用のローカルディレクトリ (パス) を指定します。値としては、リテラル、正規表現 (ソースの場合)、またはパターン名 (宛先の場合) を指定できます。 

ローカルディレクトリ名がパターン」プロパティーを参照してください。

ローカルディレクトリ名。 

ローカルディレクトリ名がパターン

次のように、ローカルディレクトリ名がリテラルを表すのか、あるいは正規表現または名前パターンを表すのかを指定します。 

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。パターンマッチングや名前の展開は実行されません。

    ローカルディレクトリ」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

ローカルファイル

ローカルファイル名を指定します。値としては、リテラル、正規表現 (受信時)、またはパターン名 (送信時) を指定できます。 

ローカルファイル名がパターン」プロパティーを参照してください。

ローカルファイル名。 

ローカルファイル名がパターン

次のように、ローカルファイル名がリテラルを表すのか、あるいは正規表現または名前パターンを表すのかを指定します。 

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。パターンマッチングや名前の展開は実行されません。

    ローカルファイル」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

ローカルファイルの上書き

リモートからダウンロードされた新しいデータで既存のデータを上書きするかどうかを指定します。 

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

転送後 (BatchFTPOverSSL の接続マップ)

BatchFTPOverSSL の接続マッププロパティーの「転送後」トピックには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–23 接続マップ - BatchFTPOverSSL - 転送後

名前 

説明 

必要な値 

リモートディレクトリ名

ファイルのリネームまたはコピーの実行場所となる、リモート外部システム上のディレクトリの名前 (パス) を指定します。これは、「転送後コマンド」が「リネーム」または「コピー」の場合にのみ使用されます。値としては、リテラル、正規表現 (ソースの場合)、またはパターン名 (宛先の場合) を指定できます。

アウトバウンド (宛先) の場合、ディレクトリがまだ存在していなければ、ディレクトリが作成されます。 

特殊文字を使用できます。たとえば、パターン %f は元の作業ディレクトリ名を意味します。このパラメータが使用されるたびに、あらゆる特殊文字の展開が実行されます。

リモートディレクトリ名がパターン」プロパティーを参照してください。

外部システム上のディレクトリ名とパス。 

特殊文字を使用できます。 

リモートディレクトリ名がパターン

次のように、リモートディレクトリ名がリテラルを表すのか、あるいは正規表現または名前パターンを表すのかを指定します。

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。パターンマッチングや名前の展開は実行されません。

    リモートディレクトリ名」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「はい」です。

リモートファイル名

ファイルのリネーム先またはコピー先となる、外部システム上のファイルの名前を指定します。この設定は、「転送後コマンド」パラメータが「リネーム」または「コピー」処理の場合にのみ使用されます。

値としては、リテラル、正規表現 (受信時)、またはパターン名 (送信時) を指定できます。 

特殊文字を使用できます。たとえば、パターン %f は元の作業ファイル名を示します。このパラメータが使用されるたびに、あらゆる特殊文字の展開が実行されます。

リモートファイル名がパターン」プロパティーを参照してください。

ファイル名。 

リモートファイル名がパターン

次のように、リモートファイル名がリテラルを表すのか、あるいは正規表現または名前パターンを表すのかを指定します。

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。

    リモートファイル名」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「はい」です。

リモート転送後コマンド

実際のファイル転送の直後に必要なアクションを実行できるようにします。インバウンド転送の場合にこれを適用すれば、自動バックアップを行う (リネーム) か転送済みのファイルを永続的に破棄する (削除) ことで、そのファイルを「使用済み」としてマークできます。アウトバウンド転送の場合にこれを適用すれば、転送済みのファイルをリネームすることで、ほかのクライアントがそのファイルを使用できるようにすることができます。

  • リネーム: 転送済みファイルの名前を変更します。

  • 削除: 転送済みのファイルを削除します。

  • なし: 何も行いません。


    注 –

    リネーム」でリネーム先のファイルが存在していた場合の動作は、FTP サーバーごとに異なる可能性があります。たとえば、一部の UNIX FTP サーバーでは、追加メッセージが表示されずに宛先のファイルが上書きされます。NT FTP サーバーでは、この処理は失敗し、例外が発行されます。これは、統一された動作を定義しておらず、対応する FTP サーバーに固有の動作に従います。


リネーム」、「削除」、または「なし」を選択します。

デフォルト設定は「なし」です。

ローカルディレクトリ名

リネーム」で使用されるディレクトリ名 (パス) を指定します。値としては、リテラル、正規表現 (ソースの場合)、またはパターン名 (宛先の場合) を指定できます。

特殊文字を使用できます。このパラメータが使用されるたびに、あらゆる特殊文字の展開が実行されます。 


注 –

パス区切り文字については、バックスラッシュ「\」の代わりにスラッシュ「/」を使用してください。アダプタは、バックスラッシュを特殊文字として解釈します。たとえば、c:/temp/dir を使用します。


ローカルディレクトリ名がパターン」プロパティーを参照してください。

ローカルディレクトリ名。 

ローカルディレクトリ名がパターン

次のように、ローカルディレクトリ名がリテラルを表すのか、あるいは正規表現または名前パターンを表すのかを指定します。

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。パターンマッチングや名前の展開は実行されません。

    ローカルディレクトリ名」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

ローカルファイル名

リネーム」で使用されるファイル名を指定します。値としては、リテラル、正規表現 (受信時)、またはパターン名 (送信時) を指定できます。

特殊文字を使用できます。このパラメータが使用されるたびに、あらゆる特殊文字の展開が実行されます。 


注 –

パス区切り文字については、バックスラッシュ「\」の代わりにスラッシュ「/」を使用してください。アダプタは、バックスラッシュを特殊文字として解釈します。たとえば、c:/temp/dir を使用します。


ローカルファイル名がパターン」プロパティーを参照してください。

ファイル名。 

ローカルファイル名がパターン

次のように、ローカルファイル名がリテラルを表すのか、あるいは正規表現または名前パターンを表すのかを指定します。

  • はい: ユーザーが入力する名前の値が名前パターンまたは正規表現とみなされることを示します。

  • いいえ: 入力される名前の値がリテラル、つまり正確に一致すべき対象であることを示します。パターンマッチングや名前の展開は実行されません。

    ローカルファイル名」プロパティーを参照してください。

はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

ローカル転送後コマンド

実際のファイル転送の直後に必要なアクションを実行できるようにします。インバウンド転送の場合、

自動バックアップを行う (リネーム) かターゲットファイルを永続的に破棄する (削除) ことで、そのファイルを「使用済み」としてマークできます。

アウトバウンド転送の場合、ターゲットファイルをリネームすることで、ほかのクライアントからそのファイルを使用できるようにすることができます。オプションは次のとおりです。 

  • リネーム: ターゲットファイルの名前を変更します。

  • 削除: ターゲットファイルを削除します (インバウンド転送の場合のみ)。

  • なし: 何も行いません。


    注 –

    「ローカルディレクトリ名」および「ローカルファイル名」プロパティーで指定されるファイルが存在している場合、「リネーム」はそのファイルを上書きします。


リネーム」、「削除」、または「なし」を選択します。

デフォルト設定は「なし」です。

ファイアウォール設定 (BatchFTPOverSSL の接続マップ)

BatchFTPOverSSL の接続マッププロパティーの「ファイアウォール設定」トピックには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–24 接続マップ - BatchFTPOverSSL - ファイアウォール設定

名前 

説明 

必要な値 

ファイアウォールを使用

ファイアウォールを使用するかどうかを指定します。ファイアウォールを使用する場合、SOCKS 45 がサポートされます。

はい」または「いいえ」。「はい」は、ファイアウォールを使用することを示します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

SOCKS バージョン

ファイアウォールの SOCKS のバージョンを指定します。サポートされるオプションは、SOCKS version 4 を表す「4」と、SOCKS version 5 を表す「5」です。

SOCKS version 4 の場合は「4」を、SOCKS version 5 の場合は「5」を、それぞれ選択します。

同期 (BatchFTPOverSSL の接続マップ)

BatchFTPOverSSL の接続マッププロパティーの「同期」トピックには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–25 接続マップ - BatchFTPOverSSL - 同期

名前 

説明 

必要な値 

同期

バージョン 5.1 より前のアダプタは同期的に実行されますが、その動作をこのアダプタにシミュレートさせるか、あるいはこのアダプタを並列的に実行するかを指定します。選択肢は次のとおりです。 

  • はい: アダプタが同期モードで実行され、コラボレーションのインスタンスが一度に 1 つずつ作成されます。

  • いいえ: アダプタが並列モードで実行されます。コラボレーションのインスタンスが複数作成され、それらが同時に実行されます。


    注 –

    1 つのプロジェクト内で使用されるすべての OTD インスタンスで、このプロパティーが同じ値になるようにしてください。


はい」または「いいえ」を選択します。

デフォルト設定は「いいえ」です。