通信アダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

バッチアダプタ BatchSCP アダプタの接続マッププロパティーの設定

ここでは、接続マップからアクセスされる BatchSCP OTD の設定プロパティーについて説明します。

BatchSCP アダプタの接続マッププロパティーに含まれるセクションは、次のとおりです。

SCP 設定 (BatchSCP の接続マップ)

BatchSCP の接続マッププロパティーの「SCP 設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–32 接続マップ - BatchSCP - SCP 設定

名前 

説明 

必要な値 

認証タイプ

クライアント認証タイプを指定します。オプションは次のとおりです。

  • PASSWORD

  • HOSTBASED

  • PUBLICKEY

    使用する認証タイプについては、ユーザー固有の SSH サーバーのマニュアルを参照してください。

PASSWORD」、「 HOST BASED」、または「PUBLICKEY」を選択します。

デフォルト設定は「PASSWORD」です。

ホスト鍵の検証を行うか

公開鍵の検証による SSH サーバーの認証が有効かどうかを指定します。

はい」または「いいえ」を選択します。

はい」を選択すると、公開鍵の検証による SSH サーバーの認証が有効になります。

デフォルト設定は「はい」です。

リモートディレクトリ

データの送受信場所となる、SSH サーバー (SFTP サブシステムを含む) 上のディレクトリを指定します。このディレクトリのアクセス可能性は通常、ログインユーザーに依存します。

リモートディレクトリ。 

リモートファイル

発行されたデータの受信や取得対象データの格納に使用される、リモートサーバー上のファイルの名前を指定します。

リモートファイル。 

ローカルディレクトリ

リモートサーバーとの間で送受信されるファイル用のローカルディレクトリを指定します。

ローカルディレクトリ。 

ローカルファイル

リモートとの間で送受信される、ローカルディレクトリ配下のローカルファイルを指定します。

ローカルファイル。 

コピーを再帰的に行うか

すべてのサブディレクトリをコピーするなど、コピーを再帰的に行うかどうかを指定します。

はい」または「いいえ」を選択します。「はい」は、コピーを再帰的に行うことを示します。

デフォルト設定は「いいえ」です。 

ファイアウォール設定 (BatchSCP の接続マップ)

BatchSCP の接続マッププロパティーの「ファイアウォール設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–33 接続マップ - BatchSCP - ファイアウォール設定

名前 

説明 

必要な値 

ファイアウォールを使用

ファイアウォールが使用されるかどうかを指定します。

はい」または「いいえ」。

はい」は、ファイアウォールを使用することを示します。

デフォルト設定は「いいえ」です。

SOCKS バージョン

ファイアウォールが必要とする SOCKS のバージョンを指定します。サポートされるオプションは、SOCKS version 4 を表す「4」と、SOCKS version 5 を表す「5」です。

SOCKS version 4 の場合は「4」を、SOCKS version 5 の場合は「5」を、それぞれ選択します。

デフォルト設定は 5 です。

同期 (BatchSCP の接続マップ)

BatchSCP の接続マッププロパティーの「同期」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–34 接続マップ - BatchSCP - 同期

名前 

説明 

必要な値 

同期

バージョン 5.1 より前のアダプタは同期的に実行されますが、その動作をこのアダプタにシミュレートさせるか、あるいはこのアダプタを並列的に実行するかを指定します。選択肢は次のとおりです。 

  • はい: アダプタが同期モードで実行され、コラボレーションのインスタンスが一度に 1 つずつ作成されます。

  • いいえ: アダプタが並列モードで実行されます。コラボレーションのインスタンスが複数作成され、それらが同時に実行されます。


    注 –

    1 つのプロジェクト内で使用されるすべての OTD インスタンスで、このプロパティーが同じ値になるようにしてください。


はい」または「いいえ」。

デフォルト設定は、「いいえ」です。