通信アダプタ用 OTD の開発

ファイル転送前/転送後コマンド

アダプタには、実際のファイル転送の直前または直後にアクションを実行できる機能があります。これらの設定をアダプタの設定パラメータ、または対象の OTD の Configuration ノードに入力できます。

これらの機能は、BatchLocalFile OTD と BatchFTP OTD の両方で使用できます。

転送前コマンド

インバウンド転送の場合、ターゲットシステムをポーリングしている他のクライアントに対して、同じディレクトリおよびファイルパターンまたは名前でファイルを使用できないようにすることができます (Rename)。アウトバウンド転送の場合、既存のファイルの自動バックアップを作成できます (Copy)。

次の転送前オプションがあります。

適切に保護、バックアップ、または復旧を行うには、目的にかなった適切な設定を選択します。たとえば、アウトバウンドの追加転送での失敗から復旧する場合は、Copy 設定を使用します。ファイル名およびディレクトリ名を指定するときに、正規表現、特殊文字のいずれか、または両方を使用できます。

転送後コマンド

インバウンド転送の場合、自動バックアップを作成することで、転送済みファイルを「消費済み」として指定したり (Rename)、永久に破棄したり (Delete) することができます。アウトバウンド転送の場合、転送済みファイルの名前を変更することで、そのファイルを他のクライアントで使用できるようにすることができます。ファイル名およびディレクトリ名を指定するときに、正規表現、特殊文字のいずれか、または両方を使用できます。

次の転送後オプションがあります。

転送前コマンドおよび転送後コマンドの詳細は、次を参照してください。

BatchFTP OTD

BatchLocalFile OTD