この節では、次のリリースで修正された最も重要な問題について説明します。
次の表に、Sun Java System Web Proxy Server 4.0.3 で修正された問題を示します。
表 3 Sun Java System Web Proxy Server 4.0.3 で修正された問題
ID |
概要 |
---|---|
6191615 |
起動時に特定の正規表現を URL フィルタとして使用すると、Proxy Server がクラッシュします。 |
6213012 |
Windows 上の ROTATELOGS イベントは、指定された時間に起動されません。 |
6213726 |
転送時間レポートが、常に「0.00 sec/req」という値を報告します。 |
6215659 |
転送時間配布レポートが、常に「< 1 sec [100.0%]」という値を示します。 |
6239292 |
アクセスログファイルにログ情報がない場合の、Extended2 形式の Log Analyzer エラー。 |
6242032 |
『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド』の第 7 章の「システムの詳細設定」節での Parent Array の説明が間違っています。正しい説明は、「親配列とは、プロキシまたはプロキシ配列メンバーがルーティングに使用するプロキシ配列のことです」。 |
6264079 |
管理インタフェースがディレクトリサービスのデフォルト値である default を上書きします。 |
6275141 |
Proxy Server 4.0.2 でファイルキャッシュ機能は GUI に表示され、「Server Manager」>「Caching」>「Configure File Cache」ページに説明がありますが、この機能は実装されていません。 |
6270693 |
Filter 指令が要求ごとに 2 回呼び出されることがあります。 |
6285076 |
両方の メソッドが構成されている場合、SOCKS サーバーがユーザー認証に両方の LDAP & パスワードファイルを処理できません。 |
6285183 |
Windows で PR_MemUnmap() 呼び出しによってエラーが発生します。 |
6285791 |
JES4 の SOCKS サーバーの start コマンド行の問題はこのリリースで修正されましたが、JES4 インストールで作成された既存のインスタンスでは、最新の 4.0.3 パッチにアップグレードしたあとも問題が残ります。アップグレード後に作成された新しいインスタンスにはこの問題はありません。この問題は、Web Proxy Server のスタンドアロンインストールでは発生しません。 |
6289188 |
root 以外のユーザーとして Proxy Server 4.0 をインストールし、root ユーザーとして管理サーバーをインストールした場合、管理ユーザーインタフェースでキャッシュ設定を変更すると、キャッシュファイルおよびキャッシュディレクトリのアクセス権が root 以外から root に変更されます。 |
6292729 |
「Client IP Addressing Forwarding」のデフォルト設定は「ブロック」にします。 |
6294282 |
Proxy Server 4.0 管理インタフェースでパターンに「\」を含むリソースの ACL を正しく設定できません。 |
6294563 |
アクセスログ形式のデフォルト設定は Web Server とは異なります。 |
6295286 |
『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド』の第 14 章の「逆プロキシの設定」節では、手順 5 で、「/」マッピングは管理 GUI が自動的に表示する「Map Source Prefix:」テキストボックスの内容をユーザーが変更しない場合にのみ追加されることに注意を促す必要があります。 |
6296870 |
管理インタフェースにキャッシュセクションテーブルの詳細が正しく表示されません。 |
6299913 |
Proxy 3.6 から 4.0 への移行中に ConnAddress 指令が Address に変わりません。 |
6300480 |
Proxy 3.6 から 4.0 への移行中に「キャッシュ」タブの設定が正常に移行されません。 |
6301140 |
キャッシュが無効になっているプロキシのインスタンスの移行時に、移行によって無効なキャッシュエントリが作成されます。 |
6303619 |
default 以外の名前で登録されているデータベースで ACL が正しく機能しません。 |
6304354 |
「Do Not Log Client Accesses From」オプションが反映されない構成が作成されます。 |
6311548 |
Proxy Server 4.0 はアクセスログに auth-user の代わりに pauth-user を使用します。 |
6312044 |
Proxy Server 4.0 管理インタフェースでは、「Monitor Current Activity」ページの「Server Status」タブは 「DNS」、「Keep-Alive」、「Cache Statistics」では更新されません。 |
6313910 |
Windows では、ヘッダー名の書き換え機能に失敗し、「Internal server error occurred」というメッセージが表示されます。 |
6313959 |
『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド』の第 12 章の「ファイルキャッシュを設定するには」節の手順 1 の説明は誤っています。正しい説明は、「Server Manager から、「Caching」タブをクリックします」です。 |
6313960 |
『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド』の第 12 章の「バッチ更新を作成するには」節には、「Timing セクション」を参照する手順 10 があります。この手順は誤っています。「Set Cache Batch Updates」ページには「Timing セクション」がありません。 |
6316289 |
『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド』の第 12 章の「キャッシュのディレクトリ構造の構築」節には、図 12-2 ではなく、図 12-1 を参照する例が掲載されています。 |
6325537 |
管理インタフェースで RqThrottle 値を変更できません。 |
6325616 |
定期的な (明示的な) ガベージコレクションでキャッシュがクリアされません。 |
6328678 |
管理インタフェースから、ICP timeout 値を 400 ミリ秒未満に設定できません。 |
6331044 |
『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド』のまえがきで、「マニュアルの使用」節に、Proxy Server 4 マニュアルの場所を指定しています。 http://docs.sun.com/app/docs/prod/s1.webproxys#hic この節では、次の場所の Proxy Server 4.0.2 マニュアルを指示する必要があります。http://docs.sun.com/app/docs/coll/1311.2 |
6334854 |
Web Proxy Server のドキュメントと sun-web-proxy-server_4_0.dtd に不一致があります。 |
6337102 |
Web Proxy Server が DNS fn = “dns-config” local-domain-levels = “8” でクラッシュします。 |
6338719 |
Proxy Server のパッチアップグレードが Linux AS 3.0 上で異なる場所にインストールされます。 |
6338875 |
Proxy 4.0.1 FTP クライアントがシンボリックリンクを正しく処理できません。 |
6350957 |
『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド』の第 5 章の「待機ソケットのセキュリティーの有効化」節では、セキュリティーは逆プロキシモードでのみ有効にすることができ、順プロキシモードでは有効にできないことが述べられていません。 また、第 8 章の「ユーザーとグループの指定」節では、セキュリティーは逆プロキシモードでのみ有効にすることができ、順プロキシモードでは有効にできないことが述べられていません。 |
6365433 |
Proxy Server の管理インタフェースで自動開始オプションが選択されている場合、Proxy Server インスタンスを作成できません。 |
6367375 |
親プロキシがある場合、CONNECT とのマッピングが機能しません。 |
6369095 |
Proxy Server 4.0 でのメモリーリーク。 |
6371084 |
Web サーバーの IP アドレスを使用している場合、連鎖プロキシ環境で SSL サイトの要求が機能しません。 |
6371618 |
「Compression Level」を「なし」に変更できません。 |
6371731 |
“connect://.*:563” がデフォルトリソースにありません。 |
6371793 |
pkginfo は SUNWproxy-l10n の $distro を表示します。 |
6373101 |
管理サーバーが ssl-client-config に対して無効なパラメータを作成します。 |
6373622 |
cache-disable SAF が説明されていません。 |
6374279 |
WebDAV OPTIONS メソッドへの応答が RFC2518 に準拠していません。 |
6376065 |
max-uncheck 関数が予想通りに機能しません。 |
6376153 |
Proxy Server 4.0.2 は、ftp/gopher プロトコルのキャッシュを更新しません。 |
6381373 |
キャッシュがすでに温まっている場合、再起動後の実行中に Proxy Server がクラッシュします。 |
6381419 |
Cache-last-checked ヘッダーの値が無効です。 |
6381424 |
警告ヘッダーはホストを含んでいるべきです。エージェントのポート値がこのヘッダーを追加します。 |
6382729 |
Proxy Server は utf-8 エンコードパラメータを受け入れません。 |
6383301 |
Proxy Server 4.0 はチャネルプールに問題があります。 |
6383456 |
Proxy Server 4.0.2 は Linux で高度な CPU を使用します。 |
6384616 |
Proxy Server 4.0.3 オンラインヘルプには、文字の間違いがあります。 |
6385902 |
アクセスログ設定の設定の形式はデフォルト形式と一致しません。 |
6387772 |
バグ (6325537、6303619) が修正されたため OLH の変更をローカライズする必要があります。 |
6387901 |
『Proxy Server 4.0.2 管理ガイド 』の第 11 章の「プロキシサーバーの連鎖」節は明確ではありません。 |
6388156 |
キャッシュファイルのヘッダーが壊れる可能性があります。 |
6390237 |
応答にコンテンツの 2 倍の長さのヘッダーが含まれている場合、プロキシは間違ったコンテンツの長さを渡します。 |
6392875 |
regexp-map が接続のために機能しません。 |
6393573 |
DNS fn=“dns-config” local-domain-levels=“1” の場合、Proxy 4.0.2 がクラッシュします。 |
6394287 |
SOCKS プロセスが頻繁にポーリングしすぎるため、sockd プロセスが CPU の約 50% を使用しています。 |
6395473 |
「遅い」クライアントを処理している場合の Proxy Server 4.0 での高度な CPU 使用問題。 |
6395889 |
Proxy Server 4.0.2 を使用している場合に、Windows Server Update Service (WSUS) が機能しません。 |
6400981 |
socks5.conf で設定されている SOCKS5_TIMEOUT 値が無視されます。 |
6402698 |
FTP クライアントでの高度な CPU の使用。 |
6418214 |
Proxy Server 4.0 ガベージコレクション機能での問題。 |
6424527 |
cache-control ヘッダーのエントリが空のリクエストでは、処理中に Proxy Server がクラッシュします。 |
次の表に、Sun Java System Web Proxy Server 4.0.2 で修正された問題を示します。
表 4 Sun Java System Web Proxy Server 4.0.2 で修正された問題
ID |
概要 |
5097664 |
ssl-tunnel-timeout パラメータが Windows で機能しません。 |
6225025 |
ftp-listing-width パラメータが正しく機能しません。 |
6251805 |
アーカイブのログを変更するとクラッシュします。 |
6262277 |
ICP のタイムアウトの最小値を 400 から 50 に変更します。 |
6292690 |
Proxy Server 4 で、IE 6.0 を使用して管理インタフェースにアクセスしているときに、「Manage Sections」>「Partition」を使用して元のパーティションを選択できません。 |
6292786 |
Proxy Server で、転送時間やその他の時間がアクセスログに書き込まれません。 |
6308714 |
umask が 022 に設定されていない場合に、Proxy Server の起動に失敗します。 |
6310909 |
Proxy Server 4.0.1 ポイント製品で、製品名のバージョン文字列がフランス語ロケールで 2005Q3 から 2005T3 に誤って訳されています。 |
6310910 |
Proxy Server 4.0.1 ポイント製品で、フランス語ロケールのインストーラメッセージ中のアポストロフィーが多数欠落しています。 |
6310944 |
Proxy Server 4.0.1 ポイント製品で、CLI インストーラがライセンスを表示しません。 |
6310961 |
Proxy Server 4.0.1 ポイント製品で、スペイン語ロケールのライセンスインストーラ画面の「Yes」がローカライズされていません。 |
6312723 |
Proxy Server 4.0 を使用しているときに、IP アドレスで SSL サイトにアクセスできません。 |
6313981 |
Proxy Server 4 で、管理インタフェースを使用して新しい逆マッピングを作成したあとで「Rewrite Content Location」および「Rewrite Headername」の値を変更できません。 |
6315817 |
複数の同時 CONNECT (SSL トンネリング) 要求によって、スレッドが不足します。 |
6330348 |
負荷実行時に Solaris 10 のプロキシプロセスによってメモリーが大量に使用されます。 |
6333995 |
CONNECT の負荷テストの実行時にメモリーリークが発生します。 |
6335919 |
FTP サーバーが閉じていると、Proxy Server の FTP クライアントの接続が閉じません。 |
6335922 |
Proxy Server の FTP クライアントが USER 要求を FTP サーバーに送信しません。 |
6336550 |
Proxy Server 4.0 インストールを含むディレクトリに Proxy Server 4.0.1 をインストールしようとするとエラーが発生します。 |
次の表に、Sun Java System Web Proxy Server 4.0.1 で修正された問題を示します。
表 5 Sun Java System Web Proxy Server 4.0.1 で修正された問題
ID |
概要 |
2126143 |
同じ正規表現がアクセス制御とルーティングでは機能しますが、URL フィルタでは機能しません。 |
2126380 |
プロキシ サーバーの ICP プロセスのメモリーリーク。 |
6231283 |
Linux Red Hat Advanced Server 3.0 上の管理サーバーが起動に失敗します。 |
6237346 |
flexanlg ユーティリティーが、Extended2 ログファイル形式でのログ分析レポートの生成時に、コアダンプを出力します。 |
6240767 |
管理サーバーおよびプロキシサーバーインスタンスの追加/編集待機ソケットが、使用されているポートを確認しません。 |
6242627 |
ローカライズされたコアメッセージが表示されません。 |
6243369 |
SOCKS に関連するページでマルチバイト文字のエントリは避ける必要があります。 |
6244103 |
Linux Advanced Server 3.0 韓国語ロケールでプロキシサーバーインスタンスの「Set Connectivity Mode」ページにアクセスすると、内部サーバーエラーが表示されます。 |
6245408 |
管理者ユーザーとプロキシインスタンスユーザーが異なる場合に、新しく追加したパーティションにアクセスすると、内部エラーが表示されます。 |
6249166 |
プロキシサーバーへのアクセス時に、URL のホスト名が localhost に置換されると、「Cluster」タブの「Control Cluster」、「Modify Server」、「Remove Server」ページの表示が一致しません。 |
6253014 |
Linux Red Hat Advanced Server 3.0 上の obj.conf ファイルに、9 つを超える NameTrans ディレクティブが存在すると、init-proxy SAF でクラッシュが発生します。 |
6254508 |
セグメンテーションのエラーによって、バッチの更新コマンドが終了します。 |
6255214 |
マルチバイト文字から構成されるコンテンツ URL 書き換えページのエントリを編集または削除できません。 |
6255216 |
socks5.conf 内の特定の LDAP エントリによって、socksd クラッシュが発生します。 |
6259314 |
ローカライズされた一部のオンラインヘルプページが英語のオンラインヘルプページと同期化されていません。 |
6261440 |
インストール ディレクトリに、重複した英語オンライン ヘルプが存在します。 |
6263694 |
「Add and Replace Compromised Key List」ページおよび「Add and Replace Certificate Revocation List」ページでオンラインヘルプが利用できません。 |
6263721 |
Server Manager の「Add/Replace Cert」ページについて誤ったヘルプページが表示されます。 |
6274186 |
サーバーインスタンスを削除できません。 |
6276398 |
基本ワークスペースからローカライズされたオンラインヘルプを削除します。 |
6285078 |
SOCKS 要求の認証の失敗のエントリがログファイルに記録されません。 |
6285779 |
serverID にスペースが含まれる場合に、プロキシサーバーインスタンスが起動できません。 |
6285788 |
認証を使用している場合に、SOCKS サーバーがクラッシュします。 |
6289242 |
Proxy Server 4 の HTTP Smuggling (スマグリング)。 |
6293449 |
Proxy Server 4 が CONNECT メソッドでただちに接続を閉じません。 |
6295622 |
関数 ConnAddress は、Proxy Server 4.0 で実現されていません (説明もありません)。 |
6296169 |
他のロケールでインストールされた Proxy Server 4 のヘッダー Cache-last-checked が壊れています。 |
6296225 |
DNS キャッシュが有効にされている場合に、Proxy Server インスタンスが断続的にクラッシュすることがあります。 |
6301786 |
Solaris 9X86、Linux AS 3.0 で、ローカライズされたコアメッセージが表示されません。 |
6311463 |
プロキシプロセスで、時間と共にオープンファイル記述子の数が増加し続け、プロキシのファイル記述子が不足し、接続がドロップします。 |