SPARC システムでの REM の交換

SPARC システムでホスト REM を交換する場合、ストレージモジュールにホスト起動ディスクが含まれているかどうかに応じて次の操作を行う必要があります。

注 - これらの手順は、仮想ドライブの構成を取得するために、交換前の REM から構成ファイルを保存していることを前提としています。また、新しい REM は取り付けてあるものとします。構成ファイルの保存方法については、『LSI MegaRAID SAS Software User's Guide』に説明されています。

Storage Moduleにホスト起動ディスクが含まれている場合

OS の起動にストレージモジュール上のディスクを使用するホスト REM を交換する場合に必要な手順の概要を次に示します。

注 - ここに示す手順の実行する方法の詳細は、対応する『Sun Storage 6Gb SAS REM HBA Installation Guide』に説明されています。

ホストで OBP (OpenBoot PROM) 環境に入ります。
show-devs コマンドを使用して、使用可能な HBA を一覧表示します。
- Fusion-MPT SAS コントローラ (Sun Storage 6Gb SAS REM HBA など) の末尾は LSI,sas@number で終わります。
- MegaRAID SAS コントローラ (Sun Storage 6Gb SAS REM RAID HBA など) の末尾は LSI,mrsas@number で終わります。
show-disks コマンドを使用して、起動可能な OS がインストールされているストレージモジュールディスクを選択します。
boot device-name コマンドを使用して、起動ディスクから起動します。

device-name は、起動デバイスの既存の別名です (例: /pci@1e,600000/pci@0/pci@3/LSI,sas@0/disk)。nvalias コマンドを使用して、別名をデバイスに割り当てることもできます。
OS が起動したら、MegaRAID Storage Manager ソフトウェアを実行します。
新しい REM の「MegaRAID Storage Manager」ウィンドウの左パネルにあるコントローラアイコンを選択します。
メニューバーで、「Operations (操作)」->「Configuration (構成)」->「Add Configuration from file (ファイルから構成を追加)」の順に選択します。
プロンプトが表示されたら、保存した構成ファイルを開き、構成に適用します。

Storage Moduleにホスト起動ディスクが含まれていない場合

ストレージモジュール上のディスクを制御するホスト REM を交換する場合に必要な手順の概要を次に示します。

注 - ここに示す手順の実行の詳細は、『LSI MegaRAID SAS Software User's Guide』に説明されています。

ホストから、MegaRAID Storage Manager ソフトウェアを実行します。
新しい REM の「MegaRAID Storage Manager」ウィンドウの左パネルにあるコントローラアイコンを選択します。
メニューバーで、「Operations (操作)」->「Configuration (構成)」->「Add Configuration from file (ファイルから構成を追加)」の順に選択します。
プロンプトが表示されたら、保存した構成ファイルを開き、構成に適用します。