Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

アプリケーション・マネージャのアプリケーションの検索および収集方法

アプリケーション・マネージャは、ローカルなアプリケーション・グループとリモートのアプリケーション・グループを集めて構築されます。アプリケーション・グループは、アプリケーション検索パス上に位置するディレクトリから収集されます。

デフォルトのアプリケーション検索パスは、表 4-1 のようになります。

表 4-1 デフォルトのアプリケーション検索パスの位置

範囲 

位置 

組み込み 

/usr/dt/appconfig/appmanager/language

システム共通 

/etc/dt/appconfig/appmanager/language

個人用 

HomeDirectory/.dt/appmanager

アプリケーション・マネージャのトップレベルを作成するために、ログイン時にアプリケーション検索パス上のディレクトリにあるアプリケーション・グループ (ディレクトリ) から、アプリケーション・マネージャのディレクトリ /var/dt/appconfig/appmanager/login-hostname-display へのリンクが作成されます。収集オペレーションは、デスクトップ・ユーティリティ dtappgather によって行われます。dtappgather は、ユーザがログインに成功した後に、ログイン・マネージャによって自動的に実行されます。

たとえば、デスクトップは次の組み込みアプリケーション・グループを提供します。

/usr/dt/appconfig/appmanager/language/Desktop_Tools

ログイン時に、次のディレクトリへのシンボリック・リンクが作成されます。

/var/dt/appconfig/appmanager/login-hostname-display/Desktop_Tools

アプリケーション検索パスには、リモートのディレクトリも指定できます。このため、ネットワーク全体に位置するシステムからアプリケーション・グループを収集できます。詳細は、「アプリケーション検索パスへのアプリケーション・サーバの追加」を参照してください。