RAID5 オブジェクトの状態フィールドにあるキーワード、および実行可能な操作について、表 3-5 で説明します。
表 3-5 RAID5 の状態キーワード
キーワード |
意味 |
操作 |
---|---|---|
正常 |
RAID5 メタデバイスにはエラーがなく、正しく機能しています。 |
ありません。 |
接続済み / 初期化 (再同期) |
接続が行われた後、または作成された後で、RAID5 メタデバイスが再同期されています。 |
通常は、ありません。入出力エラーが発生した場合、新しい RAID5 メタデバイスの初期化中に、デバイスは「保守状態」となります。初期化に失敗した場合、メタデバイスは「初期化失敗状態」となり、スライスは「保守状態」となります。この場合、メタデバイスを削除して再作成します。 |
注意 |
RAID5 メタデバイスに障害はありますが、すぐにデータが消失する危険はありません。 |
デバイス状態の監視を続けます。 |
緊急 |
RAID5 メタデバイスにはスライスエラーがあり、あと 1 つ障害が発生したらデータが消失します。 |
エラーの発生したスライスを修復します。「RAID5 メタデバイス内のスライスを有効にする方法 (DiskSuite ツール)」、または 「RAID5 スライスの交換方法 (DiskSuite ツール)」を参照してください。 |
重大な障害 |
RAID5 メタデバイスには、エラーのあるスライスが複数個存在します。データは破壊された可能性があります。 |
エラーの発生したスライスを修復するには、「RAID5 メタデバイス内のスライスを有効にする方法 (DiskSuite ツール)」、または 「RAID5 スライスの交換方法 (DiskSuite ツール)」を参照してください。バックアップからデータを復元する必要があります。 |