この作業は、ルート (/)、swap、/opt、または /usr であるファイルシステムを除いて、ミラーを使用する非 UFS アプリケーションや任意のファイルシステムに使用できます。これらのファイルシステムによって使用されるミラーを除去するには、「マウント解除不可能なファイルシステムをミラー化解除する方法 (コマンド行)」を参照してください。
この作業の手順を次に示します。
ファイルシステムをマウント解除する
ミラーとそのいずれかのサブミラー上で metadetach(1M) を実行する
ミラー上で metaclear(1M) を実行する
オプション : /etc/vfstab ファイルを編集して、非ミラーデバイスを使用する (ファイルシステムエントリがここに表示される場合)
オプション : ファイルシステムを再マウントする
「DiskSuite オブジェクトを除去するための前提条件」の前提条件と「ミラーを除去するための予備情報」の予備情報をチェックしてから、metadetach(1M) と metaclear(1M) のコマンドを使用して、メタデバイスを削除します。詳細については、metadetach(1M) と metaclear(1M) のマニュアルページを参照してください。
# metastat d2 d2: Mirror Submirror 0: d0 State: Okay Submirror 1: d1 State: Okay ... # umount /news # metadetach d2 d0 # metaclear d2 d2: Mirror is cleared (/news がサブミラー d0 を参照するよう、/etc/vfstab ファイルを編集する) # mount /news # metaclear d1 d1: Concat/Stripe is cleared |
この例では、マウントされたファイルシステムも含むミラー d2 を除去します。ミラーは、サブミラー d0 と d1 から構成されます。metastat コマンドは、両方のサブミラーが「Okay (正常)」状態であることを通知します。metadetach コマンドがサブミラー d0 をミラー d2 から切り離すためには、その前に、ファイルシステムがマウント解除されなければなりません。その後、ミラーが除去されます。
サブミラー d0 上のデータへのアクセスを続けるために、/etc/vfstab ファイル内のファイルシステムのエントリは、ミラーから連結 (サブミラー) d0 に変更されます。
サブミラー (連結) d0 を参照するよう /etc/vfstab ファイルを整理した後、ファイルシステムが再マウントされます (d0 に再マウントされます)。別のサブミラー d1 は、metaclear コマンドで除去されます。