「DiskSuite オブジェクトを除去するための前提条件」の前提条件と「トランスメタデバイスを除去するための予備情報」の予備情報をチェックしてから、metadetach(1M) と metaclear(1M) のコマンドを使用して、トランスメタデバイスを除去します。詳細は、metadetach(1M) と metaclear(1M) のマニュアルページを参照してください。
この作業は、/usr など、通常のシステム操作中にはマウント解除できないファイルシステムから、トランスメタデバイスを除去するときに使用します。
# metadetach -f d20 d20: logging device c0t0d0s1 will be detached at unmount or reboot # reboot ... The /usr file system (/dev/rdsk/c0t3d0s3) is being checked. ... (/etc/vfstab ファイルを編集する) # reboot ... # metaclear d20 d20: Trans is cleared |
この例では、d20 は、/usr ファイルシステムに UFS ロギングを提供するトランスメタデバイスです。ロギングを除去するため、-f オプションを付けて metadetach コマンドを実行してロギングデバイスを強制的に切断し、システムをリブートします。次に、ファイルシステムが、(トランスメタデバイスではなく)ファイルシステムを含むスライスを参照するよう、/etc/vfstab ファイルを編集してファイルシステムのエントリを変更します。もう一度リブートすると、/usr ファイルシステムは、その新しいマウントデバイス上に置かれます。metaclear コマンドは、トランスメタデバイス d20 をシステムから除去します。