Sun Enterprise 3x00/4x00/5x00/6x00 システムには、まだ DR に対応していないドライバがあります。DR がそれらのドライバを切り離すことはできません。切り離し不可能なドライバは、手動で削除します。
すべての装置コントローラの使用を停止します。
マシンのすべてのボード上にある他のすべての同種のコントローラの使用を停止します。
他のコントローラは、DR の構成解除の完了後に再び使用することができます。
ボード上にある切り離しに対して危険なすべてのドライバを 適切な UNIX コマンドを使用して手動で閉じます。
modinfo(1M) コマンドを使用してドライバのモジュール ID を調べ、続いて modunload(1M) コマンドを使用して、ドライバをロード解除します。
# cfgadm -c disconnect sysctrl0:slot番号
sysctrl0 の l は英小文字のエル、0 は数字のゼロです。
切り離されたボードは、すぐに取り外すことも、後で取り外すこともできます。
ボードを取り外していて、交換ボードをすぐに入手できない場合は、空いているスロットに代わりのボードを装着して、冷却用の空気がカードケージ内を正しく流れるようにしてください。Sun Enterprise 3000/3500/4000/4500/5000/5500 システムには、代わりのボードとしてダミーボード (パーツ番号 504-2592) を使用してください。Sun Enterprise 6000/6500 システムには、代わりのボードとしてロードボード (パーツ番号 501-3142) を使用してください。
上記の手順を実行できない場合は、NVRAM 設定の disabled-board-list (『特記事項』を参照) を使用して、無効なボードの一覧にボードを登録することによってシステム構成を回復し、その後でシステムを再起動してください。ボードは後で取り外してください。
サン以外の製造元によるドライバの多くは、標準の Solaris ソフトウェアの modunload インタフェースに正しく対応していません。サン以外の装置の認定検査および取り付けの段階で、ドライバをテストしてください。