交換用のボードまたはフィラーボード (システムによりダミーボードかロードボードのいずれか適切なボード) が手元にない場合は、DR を使用してボードへの電力供給を止めて、そのボードをそのまま残しておくことができます。
「ボードの取り外し」の手順に従ってボードの取り外し準備をします。
構成解除するボード上のコンポーネントの情報を確認するには、ifconfig、mount、df、swap コマンドのいずれかを使用します。また、表示される情報量は少なくなりますが、prtdiag(1M) コマンドを使用する方法もあります。
装置が使用されていないことを確認します。
取り外しあるいは交換するボードは、以下のいずれかの状態および条件の組み合わせに該当している必要があります。
# cfgadm -v -c unconfigure sysctrl0:slot番号
sysctrl0 の l は英小文字のエル、0 は数字のゼロです。
ここで構成解除操作に失敗した場合は、状態と条件は以前のまま残り、ボードが一部だけ構成解除されているという特殊な状況が発生します。このような場合は再度、構成解除を試みてください。この状況のままでは構成や再構成を行うことはできません。
# cfgadm -v -c disconnect sysctrl0:slot番号
この接続点を、起動時に使用不可の状態に設定する場合は、次のコマンドを使用します。
# cfgadm -o disable-at-boot sysctrl0:slot番号