周辺装置用電源 (PPS) が故障している場合は、次に進む前に PPS を交換します。これは、取り付けるボードまたは取り外すボードに PPS から予備電流が供給される必要があるためです。
スロットがボードを取り付けられる状態になっていることを確認します。
# cfgadm
状態と条件の組み合わせは、以下のいずれかである必要があります。
受容体の状態-Empty
占有装置の状態-Unconfigured
条件-Unknown
または
受容体の状態-Disconnected
占有装置の状態-Unconfigured
条件-Unknown
スロットにボードを装着して、コンソールに「名前 board inserted into slot3」という確認メッセージがコンソールに表示されることを確認します。
入出力ボードを取り付けると、状態と条件は以下のようになります。
受容体の状態-Disconnected
占有装置の状態-Unconfigured
条件-Unknown
状態と条件がこれ以外の場合はエラーです。
ボードに周辺装置ケーブルとインタフェースモジュールを接続します。
# cfgadm -v -c configure sysctrl0:slot番号
sysctrl0 の l は英小文字のエル、0 は数字のゼロです。
このコマンドによって、受容体が接続、構成されます。cfgadm コマンドを使って確認してみてください。
接続、構成された接合点の状態と条件は以下のようになります。
受容体の状態-Connected
占有装置の状態-Configured
条件-OK
これで、ボード上の使用可能な装置がシステムによって認識され、マウントあるいは構成することによって、実際に使用できるようになります。
ボードとスロットの接続、構成に失敗した場合は (この場合は、状態が configured、ok と示されない)、接続と構成を別々に行います。
# cfgadm -v -c connect sysctrl0:slot番号
15 秒ほど経過してから、メッセージが表示されます。この間、システムはボードをテストしています。
受容体の状態-Connected
占有装置の状態-Unconfigured
条件-OK
これで、システムによってボードが認識されたことになります。ただし、ボード上の使用可能な装置はまだ認識されていません。温度が監視され、電力供給と冷却の状態に従って接合点の状態が判定されます。
# cfgadm -v -c configure sysctrl0:slot番号
受容体の状態-Connected
占有装置の状態-Configured
条件-OK
これで、システムによってボード上の使用可能なすべての装置が認識され、マウントあるいは構成することによって実際に使用できるようになります。
次のコマンドを入力して、ボード上のすべての装置を再構成します。
# drvconfig; devlinks; disks; ports; tapes;
コンソールに、デバイスとそのアドレスの一覧が表示されます。
mount、ifconfig などの適切なコマンドを使用して、ボード上のすべての装置をアクティブにします。