関連するその他の変更点や機能

次の各項は、関連するその他の変更点や機能を示したものです。

• ftp://ftp.sendmail.org から入手できる sendmail 配布の一部である『RELEASE NOTES』に記述されているように、XUSR SMTP コマンドは廃止されました。メールユーザーエージェントは、最初のユーザーメッセージ送信に RFC 2476 Message Submission を使用すべきです。

• Content-Length: ヘッダーは、Sun 構成ファイルのどのバージョンでも、プログラムにパイプ接続されるメッセージで提供されなくなりました。ただし、このヘッダーは、Sun の構成ファイルのどのバージョンを使用する付加メッセージおよび通常のメールボックス配信でもまだ提供されています。

• sendmail は、ディスク容量が少ない場合でも接続を受け入れるようになりました。そのような場合には ETRN コマンドしか許可しません。

• 別名ファイルのエントリを次行に続けるには、新しい行の直前にバックスラッシュを入れます。

• SMTP によるメッセージの送信に対するタイムアウトが、配信の進捗を 5 分ごとにチェックするように変更されました。この変更により、情報をそれより速く送信できないことが事前にわかるため、タイムアウトになるのを待っているプロセスの数が減ります。

• 次の例に示す構文を使用して、クラスの内容を別のクラスにコピーできるようになりました。

  C{Dest} $={Source}

  上記の例では、クラス $={Source} 内のすべての項目がクラス $={Dest} にコピーされます。

• マップはデフォルトでオプションでしたが、そうではなくなりました。さらに、マップに問題がある場合には、エラーメッセージが出力されるようになりました。

• クラス P ($=P) のホストやドメインに対する正規化は行われなくなりました。

• オプションに関連する値が全くない場合、= 等式はオプションの展開に組み込まれません。

• ルーティング情報を表わすアドレスは削除されます。たとえば、<@a,@b,@c:user@d> は <user@d> にカットされます。