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Sun Java System Portal Server 6 2004Q2 管理ガイド |
第 18 章
サーバーのインスタンスの作成および削除インスタンスは、1 つ以上の IP アドレスにバインドされた、特定のポートで待機するサーバーです。Sun JavaTM System Portal Server の場合、ポートで待機し、単一の JavaTM 仮想マシン (JVMTM) を実行する Web サーバープロセスに、インスタンスが対応します。
サーバーのインスタンスを作成するには
- Portal Server が動作しているサーバーにログインします。
- 次に示す Sun JavaTM System Identity Server のユーティリティディレクトリに移動します。
cd identity-server-install-root/SUNWam/bin
- 次のコマンドを実行します。
./amserver create
- プロンプトが出たら、新規インスタンスの名前を入力します。
- プロンプトが出たら、新規インスタンスの未使用ポートを入力します。
- さらにインスタンスを作成する場合、次のメッセージが表示されたら y と入力して Enter キーを押します。
Do you want to create more server instances? y/[n] y
作成するインスタンスごとに、手順 4 と手順 5 を繰り返します。そうでない場合は、Enter キーを押してサーバーインスタンスを作成します。
- プロンプトが出たら、amadmin パスワードを入力します。
- Web サーバーのインストールディレクトリに移動します。
- ls コマンドを使用して、インスタンスが作成されていることを確認します。
- 新規に作成したインスタンスのディレクトリに移動します。
cd https-new-instance-name
- 新規に作成したインスタンスの start スクリプトを実行します。
./start
- 次に示す Portal Server のユーティリティディレクトリに移動します。
cd portal-server-install-root/SUNWps/bin
- multiserverinstance スクリプトを実行します。
./multiserverinstance
- 手順 4 で入力したインスタンス名を入力します。
- 手順 5 で入力した新規インスタンスのポートを入力します。
- ポートレットがある場合は、それらのポートレットを再配備します。ポートレットの再配備については、本書の第 21 章を参照してください。
- multiservinstance スクリプトが終了したら、Web サーバーインスタンスのディレクトリに移動します。
cd web-server-install-root/https-new-instance-name
- Web サーバーインスタンスを停止します。
./stop
- Web サーバーインスタンスを再起動します。
./start
- ブラウザで新規作成されたインスタンスに移動します。
- ブラウザで次のように入力します。
追加のサーバーインスタンスを作成し、それらのインスタンスを root 以外または未認証のユーザーとして実行する場合は、identity-server-install-root/SUNWam/bin/amserver.instance-nickname で、インスタンスごとに次の行をコメントとして記述します。
サーバーのインスタンスを削除するには
- Portal Server が動作しているサーバーにログインします。
- ディレクトリを portal-server-install-root/SUNWps/bin に変更します。
cd portal-server-install-root/SUNWps/bin
- ポートレットがある場合は、それらのポートレットを削除します。削除方法については、本書の第 21 章「コマンドラインユーティリティ」を参照してください。
- 次のように入力します。
./multiserverinstance delete -instance instance-name
- Sun Java System Identity Server も削除する場合は、ディレクトリを次の Identity Server のユーティリティーディレクトリに変更します。
cd identity-server-install-root/SUNWam/bin
- 次のように入力します。
./amserver delete instance-name