Solaris 2.6 情報ライブラリ (SPARC 版)

Solaris 2.2 リリース

表 2-11 に、Solaris 2.2 で追加された機能を紹介します。また、表 2-12 に Solaris 2.2 の新規日本語機能を紹介します。

表 2-11 Solaris 2.2 の新機能

機能 

説明 

インストール 

ユーザーインストール用インタフェース 

Solaris ソフトウェアのインストールとアップグレードが簡単に実行できるユーザーインタフェースです。 

システム管理 

ボリューム管理 

CD およびフロッピーディスクを自動的にマウントしたりマウント解除したりするためのソフトウェアです。 

OpenWindows 

強化された OpenWindows 環境 

OpenWindows では、イメージツール、プロパティツール、統合された多言語対応機能などについて強化されたほか、多くの点で操作しやすくなっています。 

グラフィックス 

XIL 1.0 画像ライブラリ実行環境 

『XIL 1.0 Imaging Library Software Developer's Kit』によって開発された画像アプリケーションおよびビデオアプリケーションに使用する画像ライブラリの実行環境です。 

XGL 実行環境

異機種ハードウェアプラットフォーム間のアプリケーションの移植性を実現し、グラフィックスアクセラレータを利用してグラフィックアプリケーション性能の最適化を行う 2-D および 3-D の即時モード API です。 

その他 

マルチスレッドライブラリインタフェース 

開発者にマルチスレッドアプリケーションへのアクセスを提供するインタフェースです。 

強化された AnswerBook

AnswerBook の新しいライブラリ形式の管理ユーティリティ ab_admin(1) により、ネットワーク上の AnswerBook へ簡単にアクセスできるようになりました。

表 2-12 Solaris 2.2 の新規日本語機能

機能 

説明 

OS / ネットワーク 

in.comsat 設定ユーティリティ

in.comsat の設定を行うために新たなユーティリティ install_comsat が追加されました。

日本語入力 

辞書登録ツール 

辞書登録ツールは、登録と削除モード、現在利用中の辞書と利用中以外の辞書に対する操作が統合され、1 つの画面になりました。 

xci 

入力サーバー (htt) から変換サーバー cs00 と ATOK7 を利用できるインタフェースモジュール xci がサポートされました。 

日本語入力サーバー 

新しくリソースが追加されました。 

cs00 でのカスタマイズ機能 

ローマ字変換のカスタマイズ機能がサポートされました。