Solaris OS サーバーは、クライアントをサポートできるオペレーティングシステムサービスを提供するサーバーです。ホストマネージャを使用すれば、OS サーバーのサポートを追加するか、スタンドアロンシステムを OS サーバーに変換することができます。
サポートしたいプラットフォームと Solaris リリースごとに、特定の OS サービスを OS サーバーに追加しなければなりません。たとえば、Solaris 2.4 リリースを実行している SPARC Sun4m システムをサポートするには、Sun4m/Solaris 2.4 OS サービスを OS サーバーに追加しなければなりません。また、Solaris 2.4 リリースを実行している SPARC Sun4c システムまたは x86 システムをサポートするには、さらに OS サービスを追加する必要があります。これらのシステムは異なるプラットフォームグループに含まれるためです。
OS サービスを追加するには、適切な Solaris CD イメージを使用できなければなりません。
SunOS 4.x リリースを実行するディスクレスのサポートをホストマネージャを使って追加できますが、SunOS 4.x OS サーバーを追加することはできません。install4x コマンドを使って OS サーバーに OS サービスを追加し、それからホストマネージャを使って SunOS 4.x クライアントのサポートを追加しなければなりません。
OS サービスを OS サーバーに追加するとき、サーバー上で動作している OS のバージョンと、追加しようとしている OS との間に整合性がないというエラーメッセージが表示される場合があります。このメッセージは、インストールしている OS のバージョンが、以前パッチを適用したパッケージを持っていて、追加しようとしている OS サービスが、パッチを適用したパッケージを持っていないときに表示されます (パッチは、パッケージに統合されているためです)。
たとえば、Solaris 2.5.1 を実行しているサーバーがあると仮定します。また、このサーバーに、以前パッチを適用した Solaris 2.5 SPARC Sun4m OS サービスを含む OS サービスもロードして追加していると仮定します。このサーバーに、Solaris 2.5 SPARC Sun4c OS サービスを CD-ROM から追加しようとすると、次のようなエラーメッセージが表示されます。
Error: inconsistent revision, installed package appears to have been patched resulting in it being different than the package on your media. You will need to backout all patches that patch this package before retrying the add OS service option.
OS サービスは、ホストマネージャを使用して、OS サーバーから削除できます。たとえば、Solaris 2.4 リリースを実行している SPARC Sun4m システムをサポートする必要がなくなった場合、ホストマネージャを使用してこれらの OS サービスをサーバーから削除できます。