Solaris のシステム管理

UFS ファイルシステムを作成する方法

  1. 「前提条件」の前提条件を満たしているかどうかを確認します。

  2. ファイルシステムを作成します。

    # newfs [-N] [-b size] [-i bytes] /dev/rdsk/device-name
    

    -N

    newfsmkfs に渡すすべてのパラメタを表示する。ファイルシステムは作成されない

    -b size

    ファイルシステムのブロックサイズを設定する。デフォルトは 8192 ブロック 

    -i bytes

    i ノード当たりのバイト数を設定する。デフォルトは 2048 バイト 

    device-name

    新しいファイルシステムを入れるデバイス 


    注意 - 注意 -

    次の手順を実行する前に、スライスに合ったデバイス名を指定したか確認してください。間違ったスライスを指定すると、その内容は新しいファイルの作成時に消去されます。


    システムから確認を促すプロンプトが表示されます。

  3. UFS ファイルシステムが作成されていることを確認するには、fsck コマンドを使用して新しいファイルシステムをチェックします。

    # fsck /dev/rdsk/device-name
    

    device-name

    新しいファイルシステムを入れるデバイス名 

    このユーティリティは、新しいファイルシステムの整合性をチェックして、見つかった問題を出力し、問題を修復する前にプロンプトを表示します。fsck の詳細は、第 31 章「ファイルシステムの完全性チェック」を参照してください。

例 - UFS ファイルシステムを作成する

次の例では、/dev/rdsk/c0t3d0s7 上でファイルシステムを作成します。

# newfs /dev/rdsk/c0t3d0s7
newfs: construct a new file system /dev/rdsk/c0t3d0s7 (y/n)? y
/dev/rdsk/c0t3d0s7:     163944 sectors in 506 cylinders of 9 tracks, 
       36 sectors 83.9MB in 32 cyl groups (16 c/g, 2.65MB/g, 1216 i/g)
super-block backups (for fsck -b #) at:
 32, 5264, 10496, 15728, 20960, 26192, 31424, 36656, 41888,
 47120, 52352, 57584, 62816, 68048, 73280, 78512, 82976, 88208,
 93440, 98672, 103904, 109136, 114368, 119600, 124832, 130064,
 135296, 140528, 145760, 150992, 156224, 161456,

次の手順

ファイルシステムを使用可能にするための操作 

参照先 

mount コマンドを使用してファイルシステムをマウントする

「UFS ファイルシステムをマウントする方法」

/etc/vfstab 内でエントリを作成し、システムのブート時にファイルシステムを自動的にマウントする

/etc/vfstab ファイルにエントリを追加する方法」