Solaris のシステム管理

ファイルシステムのマウントとマウント解除に使用するコマンド

表 28-1 は、ファイルシステムのマウントとマウント解除に使用する /usr/sbin ディレクトリ内のコマンドを示しています。

表 28-1 ファイルシステムのマウントとマウント解除に使用するコマンド

コマンド 

説明 

mount(1M)

ファイルシステムとリモート資源をマウントする 

mountall(1M)

/etc/vfstab ファイル内で指定されたすべてのファイルシステムをマウントする。マルチユーザー実行状態に入ると、mountall コマンドが自動的に実行される

umount(1M)

ファイルシステムとリモート資源をマウント解除する 

umountall(1M)

/etc/vfstab ファイル内で指定されたすべてのファイルシステムをマウント解除する

umount コマンドは、整合性のない読み取りや書き込み用のファイルシステムはマウントされません。mount または mountall コマンドからエラーメッセージが表示される場合は、ファイルシステムをチェックする必要があります。ファイルシステムをチェックする方法については、第 31 章「ファイルシステムの完全性チェック」を参照してください。

umount コマンドでは、使用中のファイルシステムはマウント解除されません。ファイルシステムは、ユーザーがそのディレクトリ内にいる場合や、プログラムがその中のファイルを開いている場合に使用中と見なされます。