Solaris のシステム管理

大規模ファイルを持たないファイルシステムを再マウントする方法

デフォルトの largefiles マウントオプションでファイルシステムをマウントして、大規模ファイルを作成した後には、大規模ファイルを削除して、fsck を実行して状態を「nolargefiles」にリセットするまで、nolargefiles オプションでファイルシステムを再マウントできません。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. ファイルシステム内に大規模ファイルが存在しないことを確認します。

    # cd /file-system
    # find . -xdev -size +2000000 -exec ls -l {} ¥;
    

    file-system

    大規模ファイルをチェックするファイルシステム 

    大規模ファイルが当該ファイルシステム内に存在する場合は、そのファイルを削除するか、他のファイルシステムに移動します。

  3. ファイルシステムのマウントを解除します。

    # umount /file-system
    
  4. ファイルシステムの状態をリセットします。

    # fsck /dev/rdsk/device-name
    
  5. nolargefiles オプションでファイルシステムを再マウントします。

    # mount -o nolargefiles /dev/rdsk/device-name
    

例 - 大規模ファイルを持たないファイルシステムをマウントする

この例では、/datab 中に大規模ファイルが存在しないことをチェックして、/dev/dsk/c0t3d0s7/datab ディレクトリにマウントしています。

# cd /datab
# find . -xdev -size +2000000 -exec ls -l {} ¥;
# find . -xdev -size +2000000 -exec ls -l {} ¥;
# umount /datab 
# fsck /dev/rdsk/c0t3d0s7 /files1
# mount -o nolargefiles /dev/dsk/c0t3d0s7 /files1