Solaris のシステム管理

x86: PCFS (DOS) ファイルシステムをハードディスクからマウントする方法

次の手順で、PCFS (DOS) ファイルシステムをハードディスクからマウントします。

  1. 「前提条件」の前提条件を満たしているかどうかを確認します。

  2. PCFS ファイルシステムをマウントします。

    # mount -F pcfs [-o rw | ro] /dev/dsk/device-name:logical-drive mount-point
    

    -o rw | ro

    PCFS ファイルシステムを読み取り/書き込みまたは読み取り専用にマウントできるように指定する。このオプションを指定しなければ、デフォルトは読み取り/書き込みになる 

    /dev/dsk/device-name

    ディスク全体のデバイス名 (/dev/dsk/c0t0d0p0 など)

    logical-drive

    DOS の論理ドライブ名 (c から z まで) または 1 から 24 までのドライブ番号を指定する。ドライブ C はドライブ 1 に相当し、ドライバ上の一次 DOS スライスを表す。他のすべてのドライブ名やドライブ番号は、拡張 DOS スライス内の DOS 論理ドライブを表す 

    mount-point

    ファイルシステムをマウントするディレクトリ 

    「device-name」と「logical-drive」 は、コロンで区切らなければならないので注意してください。

例 - PCFS (DOS) ファイルシステムをハードディスクからマウントする

次の例では、一次 DOS スライス内の論理ドライブが /pcfs/c ディレクトリにマウントされます。

# mount -F pcfs /dev/dsk/c0t0d0p0:c /pcfs/c

次の例では、ディスク上の拡張 DOS スライス内の最初の論理ドライブが、/pcfs/d に読み取り専用としてマウントされます。

# mount -F pcfs -o ro /dev/dsk/c0t0d0p0:2 /pcfs/d