Solaris のシステム管理

例 - /etc/vfstab ファイルにエントリを追加する

#device           device             mount    FS      fsck   mount    mount
#to mount         to fsck            point    type    pass   at boot  options
	#
/dev/dsk/c0t3d0s7 /dev/rdsk/c0t3d0s7 /files1  ufs     2      yes       -
pluto:/export/man   -                /usr/man nfs     -      yes     ro,soft
/                   -                /tmp/newroot lofs -     yes     -          

この例では、デフォルトのマウントオプション (読み取り/書き込み) を使用して、マウントポイントディレクトリ /files1 に接続される UFS ファイルとして、ディスクスライス /dev/dsk/c0t3d0s7 をマウントします。また、「device to fsck」として raw キャラクタ型デバイス /dev/rdsk/c0t3d0s7 を指定します。「fsck pass」の値は 2 なので、ファイルシステムは順不同でチェックされます。

この例では、システム pluto からのディレクトリ /export/man を、NFS ファイルシステムとしてマウントポイント /usr/man にマウントします。NFS ファイルシステムである「device to fsck」や「fsck pass」は指定されていません。この例では、「mount options」は ro (読み取り専用) と soft になっています。信頼性を高めるために、読み取り/書き込み NFS ファイルシステムの場合は hard マウントオプションを指定します。

この例では、ルート (/) ファイルシステムをループバックマウントポイント /tmp/newroot にマウントします。「mount at boot」は yes と指定し、「device to fsck」と「fsck pass」の番号は指定していません。ループバックファイルシステムを構成するファイルシステムを使用したら、必ずループバックファイルシステムをマウントしなければなりません。ループバックエントリは、それが依存するエントリの後に位置するように、/etc/vfstab ファイル内で最後のエントリでなければなりません。