Solaris のシステム管理

汎用コマンドの構文

ほとんどの汎用コマンドには、次の構文を使用します。

コマンド [-F type] [-V] [generic-options] [-o specific-options] [special|mount-point] [operands] 
表 26-2 汎用コマンドのオプションと引数

オプション/引数 

説明 

-F type

ファイルシステムのタイプ。このオプションを使用しなければ、/etc/vfstab ファイル内で special または mount-point と一致するエントリが検索される。それ以外の場合、デフォルトは、ローカルファイルの場合は /etc/default/fs ファイルから取り出され、リモートファイルシステムの場合は /etc/dfs/fstypes ファイルから取り出される。

-V

補完されたコマンド行を表示する。表示される行には、/etc/vfstab から取り込まれた付加情報が含まれていることがある。このオプションを使用し、コマンド行を検査して正しいかどうかを確認する。コマンドは実行されない。

generic-options

各種ファイルシステムに共通するオプション 

-o specific-options

ファイルシステムのタイプに固有のオプションのリスト。このリストは、-o の次に空白を 1 つ付け、その後に一連の keyword [=value] をコンマで区切って空白を入れずに入力しなければならない。

special|mount-point

ファイルシステムの指定。この名前は、ファイルシステムを保持するスライスのマウントポイントまたは特殊デバイスファイルでなければならない。コマンドによって、特殊ファイルは raw (キャラクタ型) デバイスでなければならない場合と、ブロック型デバイスでなければならない場合がある。ディスクデバイス名の詳細は、404 ページの「デバイス名の命名規則」を参照。この引数は、ファイル /etc/vfstab 内で一致するエントリを検索し、他の情報を取得するためのキーとして使用されることがある。ほとんどの場合、この引数は必須であり、specific-options の次に指定しなければならない。ただし、コマンドを /etc/vfstab ファイルに列挙されたすべてのファイルシステム (タイプ別に区切られることもある) に適応させたい場合は不要である。

operands

ファイルシステムのタイプに固有の引数。詳細は、各コマンド (mkfs_ufs(1M) など) のマニュアルページを参照。