以前、SunSoft 印刷クライアントソフトウェアは別製品としてリリースされていました。つまり、Solaris Migration CD で利用できる管理製品 Solstice AdminSuite 2.x 群の一部でした。現在 SunSoft 印刷クライアントは、Solaris 2.6 リリースに含まれます。
SunSoft 印刷クライアントソフトウェアは、NIS マップ、NIS+ テーブル、または 1 つのファイルを使用して、Solaris 2.6 リリースにおいてクライアントの集中的な管理を提供します。印刷クライアントソフトウェアには、次の特徴があります。
クライアントシステムの /etc/lp ディレクトリ構造は構成データベースに置き換えられて、次に格納できるようになりました。
ユーザーファイル ($HOME/.printers)
システムファイル (/etc/prints.conf)
NIS マップ (printers.conf.byname)
NIS+ FNS コンテキスト
クライアントソフトウェアは、より効率的な実装を利用して、クライアントのオーバーヘッドを減らし、印刷のステータス要求により速く、より正確な応答を提供します。
printers.conf ファイルを作成するには、 lpset(1M) コマンドを使用します。lpset コマンドを使用する方法については、第 41 章「プリンタの設定手順」を参照してください。
以前の Solaris リリースよりも実質的に小さくなっています (合計で 183 K バイト)。
RFC-1179 で述べられている BSD プロトコルと相互運用できます。これには、SunOS 4.x、Solaris 2.x、HPUX などが含まれます。印刷クライアントソフトウェアパッケージは SUNWpcr と SUNWpcu です。