このチュートリアルでは、サンプルアプリケーション HelloWorldMessageJNDI が提供されます。このアプリケーションは、作成した物理的送信先と管理対象オブジェクトを使用します。
MyQueueDest という名前のキューの物理的送信先
JNDI の検索名が MyQueueConnectionFactory であるキューの接続ファクトリ管理対象オブジェクト
JNDI の検索名が MyQueue であるキューの管理対象オブジェクト
コードではキューの送信者と受信者が作成され、「Hello World」メッセージが送受信されます。
アプリケーションを実行する前に、ソースファイルの HelloWorldMessageJNDI.java を開き、ソース全体に目を通してください。プログラムは短いながら詳細に説明されているため、仕組みを理解するのはそれほど難しくありません。
使用しているプラットフォームによって、次のいずれかのコマンドを使用し、HelloWorldmessageJNDI アプリケーションが格納されているディレクトリを現在のディレクトリにします。
Solaris の場合:
cd /usr/demo/imq/helloworld/helloworldmessagejndi |
Linux の場合:
cd /opt/sun/mq/examples/helloworld/helloworldmessagejndi |
Windows の場合:
cd IMQ_HOME\\demo\\helloworld\\helloworldmessagejndi |
HelloWorldMessageJNDI.class ファイルが存在していることを確認してください。このアプリケーションを変更している場合は、『Message Queue Developer's Guide for Java Clients』に説明されているクライアントアプリケーションのコンパイルの手順を実行して、再コンパイルする必要があります。
CLASSPATH 変数に HelloWorldMessageJNDI.class ファイルと Message Queue 製品に組み込まれた次の .jar ファイルを含む現在のディレクトリを追加します。
jms.jar imq.jar jndi.jar fscontext.jar |
CLASSPATH 変数の設定方法については、『Message Queue Developer's Guide for Java Clients』を参照してください。
ファイル jndi.jar は JDK 1.4 にバンドルされています。それより前のバージョンの JDK を使用していないかぎり、CLASSPATH にこのファイルを追加する必要はありません。
使用しているプラットフォームによって、次のいずれかのコマンドを実行し、HelloWorldMessageJNDI アプリケーションを実行します。
Solaris または Linux の場合:
% java HelloWorldMessageJNDI file:///tmp |
Windows の場合:
java HelloWorldMessageJNDI |
アプリケーションが問題なく実行されると、次 に示す出力が表示されるはずです。
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