JDBC ベースの持続を使用するようにブローカを設定するには、ブローカインスタンス設定ファイルで JDBC 関連のプロパティーを設定し、適切なデータベーススキーマを作成します。Message Queue のデータベースマネージャーユーティリティー (imqdbmgr) は、JDBC ドライバとブローカ設定プロパティーを使用してデータベースを作成し、管理します。さらに、破損したテーブルをデータベースから削除する場合や別のデータベースをデータストアとして使用する場合に、データベースマネージャーを使用することもできます。詳細については、「データベースマネージャーユーティリティー」を参照してください。
Oracle および PointBase データベース製品の設定例を参照できます。これらのファイルの場所は、プラットフォームによって異なり、付録 A 「プラットフォームごとの Message QueueTM データの場所」 の関連する表内の「アプリケーションと設定の例」に記載されています。さらに、PointBase の組み込みバージョン、PointBase サーバーバージョン、および Oracle の例は、インスタンス設定ファイル config.properties 内でコメントアウトされた値として提供されています。
ブローカの設定ファイルに、JDBC 関連のプロパティーを設定します。
関連プロパティーについては、「JDBC ベースの持続」で説明し、表 14–6 に示しています。特に、ブローカの imq.persist.store プロパティーを jdbc に設定する必要があります (「持続のプロパティー」を参照)。
次の場所の JDBC ドライバの .jarファイルにコピーまたはシンボリックリンクを配置します。
Solaris の場合:
/usr/share/lib/imq/ext/ |
Linux の場合:
/opt/sun/mq/share/lib/ |
Windows の場合:
IMQ_VARHOME\\lib\\ext |
たとえば、Solaris システムで PointBase を使用している場合、次のコマンドでドライバの .jar ファイルを適切な場所にコピーします。
% cp j2eeSDKInstallDirectory/pointbase/lib/pointbase.jar /usr/share/lib/imq/ext |
次のコマンドはシンボリックリンクを作成します。
% ln -s j2eeSDKID/lib/pointbase/pointbase.jar /usr/share/lib/imq/ext |
Message Queue の持続に必要なデータベーススキーマを作成します。
組み込みデータベース用の imqdbmgr create all コマンドまたは外部データベース用の imqdbmgr create tbl コマンドを使用します。「データベースマネージャーユーティリティー」を参照してください。
imqdbmgr がある場所にディレクトリを変更します。
Solaris の場合:
cd /usr/bin |
Linux の場合:
cd /opt/sun/mq/bin |
Windows の場合:
cd IMQ_HOME\\bin |
imqdbmgr コマンドを入力します。
imqdbmgr create all
組み込みデータベースを使用している場合、次のディレクトリ内に作成するのが最適です。
… /instances/ instanceName/dbstore/ databaseName
組み込みデータベースは、ユーザー名とパスワードで保護されていない場合、ファイルシステムのアクセス権によって保護される可能性があります。ブローカが確実にデータベースに対して読み取りと書き込みを実行できるようにするため、ブローカを実行するユーザーは、imqdbmgr コマンドを使用して組み込みデータベースを作成したユーザーと同一でなければなりません。