Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

ファイルベースのストアの設定

ファイルベースのデータストアは、ブローカインスタンスの作成時に自動的に作成されます。このストアは、ブローカのインスタンスディレクトリに配置されます。正確 な場所については、付録 A 「プラットフォームごとの Message QueueTM データの場所」を参照してください。

デフォルトでは、Message Queue はファイルベースのストアについて、ディスクへの非同期の書き込み操作を実行します。オペレーティングシステムは、このような操作をバッファリングし、パフォーマンスを高めることができます。ただし、不測のシステム障害が書き込み操作の間に発生した場合、メッセージは失われる可能性があります。信頼性を高めるために (パフォーマンスの低下と引き換えに)、データを同時に書き込むように、ブローカプロパティー imq.persist.file.sync を設定できます。このプロパティーの詳細な説明については、「ファイルベースの持続」および 表 14–5 を参照してください。

ブローカインスタンスを起動すると、imqbrokerd コマンドの -reset オプションを使用してファイルシステムストアを消去できます。このオプションおよびサブオプションの詳細は、「ブローカユーティリティー」を参照してください。