表 16–8に示されている接続ファクトリ属性を使用して、クライアントが特定の JMS メッセージヘッダーフィールドに設定した値を上書きできます。指定した設定は、その接続ファクトリから取得された接続が生成するすべてのメッセージに使用されます。この方法で上書きできるヘッダーフィールドには次のものがあります。
これらのフィールドにはそれぞれ、2 つの属性があります。フィールドが上書き可能であるかどうかを制御するブールの属性と、フィールドの値を指定する属性です。たとえば、優先度のレベルを設定するための属性は、imqOverrideJMSPriority と imqJMSPriority です。さらに、上書きの値を一時送信先に適用するかどうかを制御する imqOverrideJMSHeadersToTemporaryDestinations 属性もあります。
メッセージヘッダーを上書きすると、特定のアプリケーションの要件に支障を及ぼす可能性があるため、これらの属性は、必ずアプリケーションの設計者またはユーザーに相談した上で使用することをお勧めします。