メッセージのサイズはパフォーマンスに影響します。プロデューシングクライアントからブローカへ、さらにブローカからコンシューミングクライアントへは、より多くのデータを渡す必要があり、持続メッセージの場合はサイズの大きいメッセージを格納する必要があるからです。
ただし、複数のサイズの小さいメッセージを 1 つのメッセージにまとめることで、個々のメッセージの転送と処理を最小限に抑え、パフォーマンス全体を向上させることができます。この場合、個々のメッセージの状態に関する情報は失われてしまいます。
AUTO_ACKNOWLEDGE 通知モードを使用して、キュー送信先へ 1K、10K、および 100K バイトのメッセージを送信した場合のスループットを、1 秒あたりの K バイト数で比較したテストにより、持続性のないメッセージングの方が、1K バイトのメッセージで約 50%、10K バイトのメッセージで約 20%、および 100K バイトのメッセージで約 5% 高速であることが分かりました。メッセージのサイズは、持続メッセージと持続性のないメッセージの両方のパフォーマンスに大きく影響します。100K バイトのメッセージは 10K バイトのメッセージよりも 10 倍高速であり、10K バイトのメッセージは 1K バイトのメッセージよりも 5 倍高速です。