メッセージを処理するためにブローカに要求されるメッセージスループットは、ブローカがサポートするメッセージングアプリケーションの使用パターンによって異なります。ただし、ブローカでは、メモリーや CPU サイクルなどのリソースに制限があります。リソースの制限により、ブローカは、過負荷となり、無応答または不安定となるポイントに達してしまうことがあります。
Message Queue メッセージブローカには、メモリーリソースを管理し、ブローカのメモリー不足を防ぐためのメカニズムが組み込まれています。これらのメカニズムに含まれるのは、ブローカまたは個々の物理的送信先が保持できるメッセージ数またはメッセージのバイト数についての設定可能な制限と、物理的送信先の制限に達したときに起動できる一連の動作です。
これらの設定可能なメカニズムを使用して、システムが過負荷にならないように、メッセージの受信と送信のバランスを取ることができますが、これには注意深い監視と調整が必要です。これらのメカニズムは、オーバーヘッドを増加させ、メッセージのスループットを制限することがありますが、それでも動作の完全性を維持します。