Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

手順 2: HTTP トンネルサーブレットの .war ファイルの記述子ファイルを変更する

HTTP トンネルサーブレットの .war ファイルには、Web サーバーまたはアプリケーションサーバーがサーブレットを読み込んで実行するときに必要となる基本的な設定情報が示された配備記述子が含まれています。

imqhttps.war ファイルの配備記述子は、トンネルサーブレットが必要とするキーストアファイルが配置された場所を認識できません。そのため、imqhttps.war ファイルを配備する前に、トンネルサーブレットの配備記述子 (XML ファイル) を編集し、キーストアの場所とパスワードを指定する必要があります。

ProcedureHTTPS トンネルサーブレット .war ファイルを変更する

  1. .war ファイルを一時ディレクトリにコピーします。

    cp /usr/share/lib/imq/imqhttps.war /tmp (Solaris)

    cp /opt/sun/mq/share/lib/imqhttps.war /tmp (Linux)

    cp IMQ_HOME/lib/imqhttps.war /tmp (Windows)

  2. 一時ディレクトリを現在のディレクトリにします。

    $ cd /tmp

  3. .war ファイルの内容を抽出します。

    $ jar xvf imqhttps.war

  4. .war ファイルの配備記述子を一覧表示します。

    $ ls -l WEB-INF/web.xml

  5. web.xml ファイルを編集して、keystoreLocationkeystorePassword という引数に正しい値を設定します。必要に応じて serverPortserverHost の引数も設定します。

  6. .war ファイルの内容を設定し直します。

    $ jar uvf imqhttps.war WEB-INF/web.xml

    これで修正済みの imqhttps.war ファイルを使用して、HTTPS トンネルサーブレットを配備できるようになりました。キーストアパスワードの漏洩が心配な場合は、ファイルシステムアクセス権を使用して、imqhttps.war ファイルへのアクセスを制限できます。