Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

ブローカの停止

ブローカを停止すると、ブローカの接続サービススレッドが中断されるため、ブローカは接続ポートでの待機を止めます。その結果、ブローカはそれ以上、新しい接続の受け入れ、メッセージの受信、メッセージのディスパッチは行いません。

ただし、ブローカを停止しても admin 接続サービスは中断されないため、ブローカへのメッセージを制限するために必要な管理タスクは実行できます。ブローカを停止しても、cluster 接続サービスは継続されます。ただし、クラスタ内のメッセージ配信は、クラスタ内のブローカによって実行される配信機能によって異なります。そのため、クラスタ内のブローカを停止すると、一部のメッセージトラフィックが遅くなる可能性があります。

次に示すのは、pause bkr サブコマンドの構文です。

imqcmd pause bkr [-b hostName:
portNumber]

このコマンドは、デフォルトのブローカ、または指定したホストとポートのブローカを停止します。

次のコマンドでは、myhost のポート 1588 で実行しているブローカが停止されます。

imqcmd pause bkr -b myhost:1588 -u admin

個々の接続サービス、および個々の物理的送信先も停止できます。詳細は、「接続サービスの停止および再開」 と、「物理的送信先の停止と再開」を参照してください。