Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

Procedurehttpjms 接続サービスをアクティブにする

  1. ブローカのインスタンス設定ファイルを開きます。

    インスタンス設定ファイルは、その設定ファイルが関連付けられているブローカインスタンスの名前 (instanceName) によって識別されるディレクトリに格納されています (see 付録 A 「プラットフォームごとの Message QueueTM データの場所」を参照)。

    /instances/ instanceName /props/config.properties

  2. httpjms の値を imq.service.activelist プロパティーに追加します。


    imq.service.activelist=jms,admin,httpjms

    ブローカは、起動時に、Web サーバーまたはアプリケーションサーバーとそのホストマシン上で実行している HTTP トンネルサーブレットを探します。リモートトンネルサーブレットにアクセスするには、接続サービスの servletHost および servletPort プロパティーを設定し直します。

    pullPeriod プロパティーを設定し直して、パフォーマンスを向上させることもできます。「手順 2: httpjms 接続サービスを設定する」では、httpjms 接続サービスの設定プロパティーについて説明します。

    プロパティー 

    説明 

    imq.httpjms.http.servletHost

    必要に応じてこの値を変更し、HTTP トンネルサーブレットを実行するホストの名前 (ホスト名または IP アドレス) を指定します。リモートホストか、またはローカルホストの特定のホスト名のどちらかになります。デフォルト値: localhost

    imq.httpjms.http. servletPort

    この値を変更して、ブローカが HTTP トンネルサーブレットにアクセスするために使用するポート番号を指定します。Web サーバー上でデフォルトのポート番号が変更されている場合は、それに合わせてこのプロパティーを変更します。デフォルト値: 7675

    imq.httpjms.http. pullPeriod

    メッセージをブローカから取り出すために各クライアントランタイムが出す HTTP 要求の間隔を秒単位で指定します。このプロパティーはブローカで設定され、クライアントランタイムに伝達される点に注意してください。値がゼロまたは負の場合、クライアントは常に HTTP 要求の 1 つを保留にして、可能なかぎり迅速なメッセージの取り出しに備えます。クライアント数が多いと、この動作によって Web サーバーまたはアプリケーションサーバーのリソースが消耗し、サーバーの応答が遅くなる場合があります。そのような場合には、pullPeriod プロパティーを正の秒数に設定する必要があります。これにより、後続の取り出し要求が出される前の、クライアントの HTTP トランスポートドライバの待機時間が設定されます。値を正の数に設定すると、クライアントにより監視される応答時間を犠牲にして、Web サーバーまたはアプリケーションサーバーのリソースが維持されます。デフォルト値: -1

    imq.httpjms.http. connectionTimeout

    クライアントランタイムが例外をスローする前に HTTP トンネルサーブレットからの応答を待機する時間を秒単位で指定します。このプロパティーはブローカで設定され、クライアントランタイムに伝達される点に注意してください。このプロパティーは、ブローカが HTTP トンネルサーブレットと通信したあと、接続を解放するまでの時間も指定します。ブローカとトンネルサーブレットは、HTTP サーブレットへアクセス中のクライアントが異常終了したかどうかを確認する手段を持っていないため、この場合はタイムアウトが必須となります。デフォルト値: 60