Sun Java System Message Queue 3.7 UR1 管理ガイド

ユーザーマネージャーユーティリティー

ユーザーマネージャーユーティリティー (imqusermgr) は、単層型ファイルユーザーリポジトリを設定または編集するために使用します。このユーティリティーは、対象のブローカがインストールされているホストで実行する必要があります。ブローカ固有のユーザーリポジトリがまだ存在しない場合は、最初に、対応するブローカインスタンスを起動してリポジトリを作成する必要があります。また、リポジトリに書き込むための適切なアクセス権が必要になります。つまり、Solaris および Linux プラットフォームでは、root ユーザーか、対象のブローカインスタンスを作成したユーザーである必要があります。

表 13–13 に、imqusermgr コマンドで使用可能なサブコマンドを示します。-i オプションでは常に、コマンドの適用対象となるユーザーリポジトリを持つブローカのインスタンス名を指定します。指定しない場合は、デフォルト名 imqbroker が使用されます。

表 13–13 ユーザーマネージャーのサブコマンド

構文 

説明 

add [-i instanceName]

    -u userName -p password


    [-g group]


ユーザーとパスワードをリポジトリに追加します 

任意指定の -g オプションでは、このユーザーを割り当てるグループを指定します。

    admin


    user


    anonymous


delete [-i instanceName]

    -u userName


ユーザーをリポジトリから削除します 

update [-i instanceName]

    -u userName -p password


    [-a activeState]


update [-i instanceName]

    -u userName -a activeState


    [-p password]


ユーザーのパスワードまたはアクティブ状態 (あるいはその両方) を設定します 

-a オプションでは、ユーザーをアクティブにする (true) か非アクティブにする (false) かのブール値を指定します。デフォルト値: true

list [-i instanceName]

    [-u userName]


ユーザー情報を表示します 

ユーザー名を指定しない場合は、リポジトリ内のすべてのユーザーが一覧表示されます。 

また、表 13–14 に示すオプションは、imqusermgr コマンドのすべてのサブコマンドに適用できます。

表 13–14 一般的なユーザーマネージャーオプション

オプション 

説明 

-f

ユーザーの確認なしでアクションを実行します 

-s

サイレントモード (出力の表示なし) 

-v

バージョン情報を表示します [コマンド行に指定したその他のオプションはすべて無視されます。]

-h

使用方法に関するヘルプを表示します